スウェーデンのシンセメーカーTeenage EngineeringはポケットサイズのシンセPocket Operatorの新シリーズPO-32 Tonicのリリースをアナウンスしました。Pocket Operator は一枚の基盤の上にスイッチやディスプレイを配置したミニシンセサイザーで、これまでドラムマシーン、ベース、リードシンセサイザー、ノイズ・パーカッションなど6種類のOperatorがリリースされてきましたが、特にそのユニークなサウンド、機能、ルックスで注目を集めています。
新機種となるPO-32 Tonicは16種類のサウンドを使ってパターンを打ち込むことができるドラムマシンです。目玉機能は同じくスウェーデンのソフトウェアメーカーsonic charge社のVST/AUソフトウェアmicrotonicとのリンク機能で、ソフトウェア内でサウンドのエディットを行うことができたり、内蔵マイクロフォンを経由してサウンドやパターン等のデータを転送できるようになることです。
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Bitwig Studioの大型アップグレードバージョン、Bitwig Studio 2が2017年2月28日にリリースされます。価格は$399/€379。アップグレード価格は$169/$159。2016年12月10日以降に購入したBitwig Studio 1 は無償アップデート可能となっています。
モジュレーション・パラダイス
Bitwigの特徴というとモジュレーションの自由度の高さにありますが、Btwig Studio 2はこのコンセプトが大幅に強化され、モジュレーションの自由度はさらに広がります。簡単に言うのなら、プラグイン(インストゥルメント、エフェクト、サードパーティ製)やシステム内のすべてのパラメーターに対してモジュレーションソースを付け加えることができるようになり、サウンドデザインの可能性が大きくアップします。Ableton LiveとMax for Liveのような関係といえばわかりやすいのかもしれませんが、Bitwig 2 の場合はすべてネイティブ環境で処理できることに大きなアドバンテージを持ち、操作はシンプルで、Maxほどのプログラミングスキルも必要としないとのこと。Ableton Liveとの差別化が大きく図られています。
モジュレーションソースとして24種類のモジュレーターを搭載。ビートシンクLFO、オーディオサイドチェーン、ステップシーケンサーやX-Yパッドを使ってパラメータをモジュレートするツールなど種類は様々です。これらをプラグインのモジュレーター・スロットにドラッグするだけで、デバイスをカスタマイズできるわけです。モジュラーシンセほど複雑ではないところが特徴と言えそうです。
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コルグは、名誉ある賞を数多く受賞してきた音楽制作ソフトGadget のMacバージョンのリリースを発表しました。Gadgetはガジェットと呼ばれる30個以上のシンセサイザーやドラムマシンを組み合わせ、エレクトロニック・ミュージックを制作できるソフトです。オリジナルのiPadバージョンは2014年にリリースされ、その後2016年にはiPhoneやiPad Proにも対応。今回のMacバージョンのリリースによってその活躍の場所はさらに広がります。
Gadget for Mac にはiOS バージョンに搭載されている30以上の全ガジェットを搭載、「Gadget Plug-in Collection」としてAU、VST、AAXフォーマットに対応します。また新規ガジェットが2種追加されますが、今の段階で明らかにされていることは「オーディオに対応した2つの新規ガジェット」、「16個のパッドを搭載した、強力なドラム・ガジェット」ということです。Gadget マックバージョンの詳細は、NAMM 2017日が開催される1月19日に発表されます。
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Denon DJは新しいシリーズPrimeを発表しました。このシリーズにはターンテーブル、メディアプレイヤー、ミキサー、DJ音楽管理ソフトウェア「Engine Prime」が含まれ、来週から開催される家電市NAMM 2017で公開されます。
その中でも最も目を引くのがCDJ のようなメディアプレイヤーSC5000ですが、特にすごいのはデュアルレイヤーという機能で、SC50001台で2つのトラックを同時に再生でき、さらにはレアパネルにRCAのアウト端子が2系統備わっています。ビートグリッドやトラックキーの分析を本体だけで行えるのもCDJ業界では初のことだそうです。また7インチのマルチタッチスクリーンを搭載し、トラックの検索、キューポイントのトリガー、ビートエフェクトをタッチ操作できるようになります。タッチスクリーンのクオリティがどの程度か気になるところです。また、ジョグホイールの真ん中には再生中トラックのアートワークが表示されます。
価格の方は $1,899。pioneerの上位機種CDJ-2000NXS2より300ドルほど低い価格設定です。
- 7-inch HD ディスプレイ 、マルチタッチジェスチャー可能
- 24-bit/96kHz デジタルオーディオアウトプット
- デュアルレイヤープレイバック、各オーディオアウト端子を装備
- 非圧縮オーディオフォーマットの再生(FLAC, ALAC, WAV)
- 8 マルチファンクション・トリガーパッド( キュー、ループ、スライス、ロール)
- 8-インチ頑丈なメタル製ジョグホイール、中央にはHD ディスプレイを搭載
- ジョグホイールの周りのRGBカラーのカスタマイズ可能
- (3) USB 、 (1) SDインプット、ともに音楽再生用
- LANアウト、4台までのプレイヤーとリンク可能
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いよいよAKAI MPC 復活の時が来たようです。本日AKAI ProfessionalはMPCの新機種は2種類を発表。10.1インチのマルチタッチスクリーン付きの大型機種 MPC Xと、7インチタッチスクリーンと充電式バッテリを備える中型機種 MPC Liveです。両機種ともにスタンドアローンモードとしてコンピュータなしで動作することが可能なのと、これまでと同じようにコンピューターとハードウェアを接続してハイブリッドタイプのマシンとして使うことができるのが特徴です。スタンドアローンマシンになって嬉しいことはライブにおいて煩わしいセッティングをしなくて済む事や、コンピュータをステージに持ち込まなくてもいいことでしょう。音楽制作の現場でもコンピュータで音楽を作りたくない人やスクリーンを見たくないという人も大勢います。ところが、全ての人がコンピュータを取っ払いたいと思っているわけではありません。コンピュータには様々なプラグインがインストールされているはずですし、大型のアレンジになった場合にはDAWを使ったほうがパワフルだったり、コンピュータのスクリーンを見て作業した方が便利と言えます。つまり新しいMPC はハードウェアインストゥルメントとしての資質と、コンピューターと連携するハイブリッドマシンとしての資質を備え、状況に応じで使い分けのできる新しいタイプのドラムマシン(サンプルグルーブマシン)と言えます。
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iOS専用、TB-303のエミュレーションアプリTroublemake がリリースされました。ディベロッパーであるBram BosはこれまでRuismaker(ドラムマシン)、Ruismaker FM(パーカッション)、Phasemaker(FM シンセ)といったシリーズをリリースしてきましたが、特にiOSの音楽制作において注目されているAudio Unit(AU v3) にいち早く対応していることで注目を集めています。今回りリースになったTroublemakerもAUに対応、GarageBand、Cubasis、Modstep、AUMなどのホストアプリからはAUプラグインとして立ち上げ、複数のトラックで利用したり、より細かなエディット操作ができるようになります。
Troublemakerはスタンドアローンで起動した場合はTroublemakerの内蔵シーケンサーを利用できます。303というとシーケンサーの打ち込みが面倒なことで有名ですが、iPadバージョンの303ならばタッチスクリーンを使えるので打ち込みも楽々。こんなに簡単にスライドやピッチを打ち込める303なんてこれまでにはなかったかも。ランダムボタンを押すとパターンが自動的に生成されるのも便利です。サウンドの方はめちゃクリスピーです。
TroublemakerはAbleton LinkやAudioBus、MIDI、MIDI CC、Bluetooth MIDIなど様々な同期、インプットに対応。スタンドアローンのシーケンスをMIDIファイル、Wav ファイルで書き出すこともできます。下のビデオは数週間前に公開されたティザービデオです。
価格1200円
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