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ドイツ・ベルリンで開催したSuperbooth 16 にて、ポーランドのメーカーPolyendはドラムロボットPRECを展示しました。PRECはMIDIに対応するドラム演奏装置で、DAWやハードウェアシーケンサーで作ったシーケンスパターンを本物のアコースティックドラムに演奏させることができます。

PRECは実際にドラムに取り付ける3本のアームと、MIDIデータを転送するコンバーターがセットになった製品です。

アームは35cmほどの長さ、その先には野球ボールほどの大きさの球が付いています。球の中心からは木製の栓のようなものが飛び出し、この部分がドラムを叩く仕組みになっています。アームの重さは意外に重いので、これをしっかりと装着するための装置は別途必要になります。球とドラムの表面の間隔は6mm。この間隔がきちんとしないと演奏もうまくいかないようです。

 

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現在、ドイツ・ベルリンで開催中のシンセサイザーのエキシビジョンSuperbooth 16。フランクフルトのMusikMesseとは違ってシンセサイザーだけにフォーカスしたイベントであることや、メッセほどの超ド級サイズの敷地ではないので、コーヒーをすすっていると横にDave Smith氏のようなシンセ界の大物がいたりすることもあります。

昨日ブースを見て歩いていてふと目にしたのが、かのLinn DrumやAKAI MPC 60を開発したRoger Linn氏。Linn氏は自身が2014年にリリースしたパフォーマンスコントローラLinnStrumentを肩にかけ、一人メロウな演奏をしていました。たまたま周りには誰もいなかったこともあり、ここぞとばかり、さっそくLinnStrumentsを試させてもらいました。

 

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現在ドイツ・ベルリンで開催中のエキシビジョンSuperbooth 16にて、Native Instrumentsの創始者の一人、また、NI REAKTORの発案/開発者として知られるStephan Schmidt氏が率いるNonliner Labが次世代シンセサイザーC15を初披露しました。C15はキーボーディストのためのプレイアビリティーと、サウンドデザイナーのための詳細なサウンドエディットを追求したというデジタルFMシンセサイザーです。

 

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これまでローランドのJX-3やAlpha Juno のハードウェアプログラマーをリリースしてきたDTRONICSが、今度はヤマハのDXシリーズ全モデルに対応するハードウェアプログラマーDT-7をリリースします。

ヤマハDx-7はシンセサイザーの歴史の中で最も成功を収めたシンセサイザーですが、それと同時に最も操作が面倒なシンセサイザーでもあります。リリースからおよそ30年の時を経て、今、すべてのパラメーターをシフトキーなしでノブ操作できるようになります。

価格1249ユーロ、販売時期は間もなく。コルグのVolca-FM じゃ小さすぎるのよという人はDTRONICSのホームページをチェックしてみてください。

 

DTRONICS

 

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昨日行われたアップルの新製品発表会にて、iPad Pro の9.7インチスクリーンバージョンが発表されました。技術的には12.9インチバージョンのiPad Pro とほぼ同じで、アップルペンシルもキーボードも使うことができます。同じサイズのiPad Air 2 と比べた時の大きな違いは256GBのストレージを持つバージョンがエントリーしたことです。DJアプリでたくさんの楽曲を持ち歩きたい人や、サンプル音源をたくさん持ち歩きたい人にとっては魅力的に違いありません。またiPad 9.7 ProはA9Xチップを搭載し、現段階では最強のipadシンセサイザーとなります。しかも最近の音楽アプリは64ビット対応のものが増えてきているので、iPad 3、iPad 4のユーザーにとっては今が乗り換え時と言っていいかもしれません。iPad Proには本体の4隅にスピーカーを装備しているのですが、これもProバージョンの魅力の一つです。

iPad Pro

 

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昨日の発表会である意味一番感激したニュースは、iPad Proシリーズに新しいアクセサリーUSB カメラアダプタが加わったことです。

USB端子を装備しないiPadにとってこのUSBカメラアダプタはとても利用価値のあるもので、これによってMIDIコントローラーやAUDIO周辺機器を接続できるようになります。しかも電源入力端子が付いているので、周辺機器を接続している最中でもバッテリーが無くなる心配がありません。すべてのMIDI・AUDIO周辺機器が使えるというわけではありませんが、iPad音楽制作環境の前進となることでしょう。

Lightning USB 3カメラアダプタ 価格¥4,500

 

 

 

 

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いつもならこの時期はMusikMesseについてあれこれと話題が昇る頃なのですが、今年は少しばかり様子が違います。というのも今年はドイツ・ベルリンでは3月31日から4月2日までSuperbooth16というシンセサイザーのエキシビションが開催されるのです。展示参加メーカーは100以上、その他メーカーによるプレゼンテーションやDIYワークショップ、コンサート、ライブイベントも催され、最大級のシンセサイザーイベントとなる模様です。

Superbooth16はモジュラーシンセファンならばきっとご存知のベルリンのシンセショップ/ディストリビューターSchneidersLadenが主催するイベントです。例年ならフランクフルトのMusikMesseで、この一団がヨーロッパ産のモジュラーやアナログ系シンセなど大小様々なユニークな製品を展示するのですが、今年はMusikmesseから独立。そして記念すべき第一回目のイベントがベルリンで開催されます。

Superbooth16が開催されるFunkhausは旧東ドイツ国営放送局の跡地で、現在は音楽教育機関やレコーディングスタジオ等で使われるなど、ベルリン新しい音楽文化の拠点となりつつ場所です。特に大きく目を引くのが50年代、60年代のレトロ感溢れる敷地内の建物なのですが、それだけではなく、元国営放送局というだけにスタジオやコンサートホールの音の響きが桁外れに素晴らしいのです。イベント当日は夜通しパーティー/コンサートも行われ、ベルリンらしい長い夜を堪能できるに違いありません。

 

 

SchneidersLadenというとアナログ、モジュラーシンセの代名詞とも言える/ショップディストリビューターなのですが、Superbooth16はデジタル・ソフトウェア系メーカーも多く参加します。特にMusikMesseにはしばらく参加していなかったNative InstrumentsやAbleton、その他ローランド、ヤマハ、コルグ、moog、DaveSmithといった大手メーカー、またはモジュラーシンセのブティックメーカーも多数参加。シンセサイザーの祭典と言えるイベントとなりそうです。

 

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