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コントローラアプリLemurの開発で知られるLiineが、エレクトロニック音楽を簡単に作ることができるアプリSkramをリリースしました。Skramは4つの音源(3×シンセ、1×ドラムマシン)と、Widgetと呼ばれる3種類のシンプルなジェネレーター/シーケンサーを使って音楽を作ることができます。

様々な種類の音源を使うというアイデア自体はコルグのGadgetと似ていますが、 Skramはタイムラインのシーケンサーを使わず、4つの音源それぞれでパターンを作り、ライブパフォーマンスの感覚で音楽演奏/制作を行えます。

 

 

 

 

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オーストリアのRebeat Digitalというメーカーが、レコード盤の製造に大きな革命を起こすHD Vinylという技術の開発に成功したとのこと。欧州特許庁の特許情報から明らかになりました。

このHD vinylによってレコード盤の収録時間や周波数帯域が向上、つまり、これまでのレコードよりも高い音質でもっとたくさんの曲を収録できることになります。またHD vinylは3Dトポグラフィーマップとレーザーインスクリプションを合体した技術で、レコード製造に必要な時間を大幅に縮小できることも大きな特徴です。

レコード盤自体の見た目はこれまでのレコードと同じ、しかももっと素晴らしいことは、これまのターンテーブルで再生することも可能なことです。

Rebeat Digitalは現在、この新しい技術を始動するための投資を募っており、3年以内の市場参入を目指しています。

ここ数年のアナログレコードの人気復活や新技術を導入したターンテーブル発売のニュースをよく目にしますが、レコード盤自体の製造方法に関しては1960年代の頃とほとんど変わっていなかったんですね。HD Vinylによって、アナログレコード業界はさらに活性化することとなりそうです。

 

Rebeat Digital

via Digital Music news

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Googleが公開したChrome Music Labは、webブラウザーChromeから利用できる音楽アプリのコレクションです。Chrome Music Labには全12種類のアプリが用意されており、シーケンサーやアルペジオ、ハーモニクス、コードなどの基本を楽しみながら学ぶことができます。

テクノロジーを使う音楽教育を目的としたアプリがほとんどですが、中にはGoogle Chromeの新しい技術Web Audio APIが使われているアプリもあります。コンピューター内臓のマイクロフォンを使ってレコーディングを行えるVoice Spinnerやオーディオデータをスペクトログラム解析するSpectgramは、スマートフォンのアプリストアではよく見かける類のものですが、普段使っているWebブラウザーの上で機能しているのかと思うとかなり驚かされます。

Chromeはどこまで進化していくのでしょうか。

 

Chrome Music Lab

 

 

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ただの909のサンプルサウンドならば全く珍しいものではありませんが、オランダのプロデューサーLegowelt(Danny Wolfers)が無償公開しているSMACKOS AMIGA 909は、Amiga ゲームマシン909サンプルフロッピーディスクをもとに作られたAbleton Live専用のドラムマシンです。8つのマクロノブを回していくと、昔テレビのドキュメンタリーで見た「ラブパレード」のような、20年前のテクノパーティーがフラッシュバックしてしまうかのような、そんなサウンドに変身します。

ダウンロードはLegowelt HPよりどうぞ。メールアドレスの記入も必要としないとっても太っ腹なサービスです。

 

 

 

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ハードウェアインストゥルメントを自分でデザインできる時代がやって来ています。Augmented Instruments Laboratory, C4DM社によるBELAは、クラウドファンディングKickstarterにてプロジェクトが開始されたばかりですが、目標金額の£5.000を既に突破しています。

Belaは、ユーザーが独自に電子楽器をデザインすることができるプラットフォームで、ユーザーはコンピューターソフトウェアでデザインしたシンセやエフェクター等をBelaにアップロードすることによって、ハードウェア楽器として利用できるようになるものです。

 

 

Belaは、BeagleBone Blackが基となり、USB端子、SDカードスロット、イーサネット端子、スピーカーアンプ付きステレオオーディオi/o、8チャンネルの16ビットアナログi/o、16GPIOを装備するなど、楽器製作用プロットフォームに改良されています。以前にもAXOLOTIという同じコンセプトの製品を紹介しましたが、Belaの場合はデジタル楽器の開発にとって大きな悩みであるレイテンシー(遅延)問題を1ms以下に抑えたことが大きな特徴で、リアルタイムのパフォーマンスに対応できる楽器の製作が可能になります。

レイテンシーは、アナログ信号とデジタル信号との変換処理に置いて発生する問題で、あまりにレイテンシーが大きくなると、機器を操作した際に感じる「遅れ」が生じ、操作に違和感を感じさせるものです。Belaによる比較データによると、iPhone6+のレイテンシー値が9ms、Mac OS環境でのMIDIのレイテンシー値が5.0msとなり、Belaが高性能なコンピューターよりも優れていることが示されています。

 

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世界のiOSのディベロッパーの中には「もう神様なんじゃないか?」って思えるくらい、たった一人で物凄いアプリを開発している人がいるのですが、スウェーデンのKymaticaはそのうちの一人で、これまでSECTORという円型のサンプルドラムマシンや、アプリとアプリのオーディオシェアを可能にするユーティリティーアプリAudioShareを開発してきた人です。そんなSymaticaが本日、新しいアプリAUMをリリースしました。

AUMは、オーディオミキサーとして、レコーダーとして、様々なiOS音楽アプリをつなぐハブとして使うことができるユニバーサルなアプリです。(iOS 8.0が動作するiPad、iPhone、iPod Touchに対応)

まず上の画像をみてください。かなり未来的でクールなインターフェイスですよね。通常のミキサーとして見ていただければ良いのですが、各チャンネルに様々なiOS アプリが立ち上がっています。

まず左の1chと2chにはArturia のiSEMが2系統。一方のiSEMにはAUFXというリバーブ、そしてもう一方のiSEMにはMoogのFiltatronというエフェクターがかかっています。AUM内臓のキーボードを開けば、難しい設定なしで二つのiSEMを同時に演奏することができます。出力先はBUS 1にルーティングしてあるので、真ん中のフェーダーを動かせば二つの音のボリュームを同時に操作できます。

右側の4chと5chには、コルグのドラムマシンiElectribeとKymaticaSECTORが立ち上がっていて、内臓エフェクター(サチュレーターとリミッター)をかけています。AUMはシグナルプロセッサーが充実しているのも一つの特徴です。さらにAbleton LinkやMIDI Clockにも対応しているので、これらドラムマシンとの同期もバッチリです。

アウトプットのスロットに内臓レコーダーをルーティングすれば、セッションをレコーディングすることもできますし、レコーディングしたファイルを再生しながら、さらにセッションを続けることもできます。また、CubasisやGrageBandやAuriaのようなDAWアプリを出力先に指定すれば、AUMで作った音をレコーディングすることもできますし、iOS対応のオーディオインターフェイスを接続すれば、ハードウェアシンセの音を取り込んだり、コンピューターのDAWとのやりとりも可能になります。

ある程度ミキシングやエンジニア的な知識が必要になるアプリではありますが、ルーティングの工夫をしながら、iOSアプリをいくつも使って緻密な音作りができるアプリです。昔、4チャンネルのマルチトラックレコーダーに向かってあれこれと音造りに頑張っていた頃を思い出します。でも時代はiPad ProとiPhone 6Sです。とにかく動きがパワフルでしなやかなのも、インターフェイスがめちゃ美しいのも大きな魅力です。デバイスの中で眠っているアプリをもう一度叩き起こして、素敵な音作りを楽しんでみてはどうでしょうか。

まずは、オフィシャルプレビュービデオをご覧ください。(ちょっと地味なビデオなんですけどね。)

 

 

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