仏のシンセメーカーArturiaは、32鍵のMIDIキーボードKeyStepを発表しました。KeyStepは大評判となったシーケンサーコントローラBeatStepと同様、MIDIやCVを使い、ソフトウェアシンセやハードウェアシンセ、iOS、モジュラーシンセなど様々な音源を操作できます。ステップシーケンサーがポリフォニックに対応していることが大きな特徴で、これによって各ステップには8つまでのノートを書くことができます。また、アルペジエーター、一つの鍵盤を抑えるだけで和音を演奏できるコードモードなど、便利な演奏機能を搭載。フットペダル用のインプット端子は、ノートのHOLD機能としてだけではなく、アルベジエーターの起動スイッチとして使うことができます。
- キーボード Arturia社製の32鍵のスリムキーボードを採用、ベロシティとアフタータッチに対応
- タッチストリップ型のピッチベンドとモジュレーション
- ペダルスイッチ用インプット端子は、HOLD機能だけではなく、アルペジエーターの起動も可能
- ステップシーケンサー 64ステップ、各ステップは8ボイスまで使うことが可能、リアルタイムモード、もしくはステップモードでのシーケンサー書き込みが可能
- コードモード 一つの鍵盤で和音演奏が可能
- アルペジエーター 8つのアルペジオ・パターンを搭載
昨年リリースされ大評判を読んだ、スウェーデンのシンセメーカーTeenage Engineeringのポケットオペレーターに、新シリーズPO-20が加わりました。新しいシリーズは、PO-20 アーケード(アーケードシンセサイザー)、PO-24 オフィス(ノイズパーカッション)、PO-28 ロボット(ライブ・シンセサイザー)の全3種類です。
PO-20シリーズはこれまでのPO-10シリーズと互換性を持ち、シンクケーブルを使った同期演奏が可能になります。電卓のようなフォームもこれまでと同様です。価格もこれまでと一緒69ユーロです。80年代のゲームウォッチを思い起こさせるキャラクターも相変わらずカワユイです。
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日本の音響機器メーカーZOOMは、これまでのイメージを覆すような、新発想のインストゥルメントARQを発表しました。ARQ はAero Rhythm Trakの略だそうです。空中リズムトラック?とでも訳すのでしょうか。
ARQは、ドラムマシン、シーケンサー、ルーパー、MIDIコントローラの機能を合体した製品です。本体はBase Stationと呼ばれる音源と、Ring Controllerと呼ばれるコントローラの二つのコンポーネントからできており、Ring Controllerだけを取り外し、タンバリン(フリスビー?)のように演奏をすることもできます。
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仏ソフトウェア/ハードウェアシンセメーカーArturiaは、新しいアナログシンセサイザーMatrixBruteを発表しました。Arturia社はこれまでMiniBrute、MicroBruteといった小型で手頃な価格のアナログシンセをリリースしてきましたが、本日発表されたMatrixBruteは「未だかつてないパワフルなアナログシンセサイザー」と謳われています。
MatrixBruteはモノフォニック/デュオフォニックのセミモジュラー・シンセです。パッチを使う配線方式は採用されておらず、16×16のモジュレーションマトリックスを使い、モジュレーションソースとデスティネーションを組み合わせていきます。その甲斐もあり、通常のモジュラーシンセとは違い、256種類のパッチをセーブセーブしておくことができます。また、16×16のモジュレーションマトリックスは、64ステップのシーケンサーとしても使うことができます。
49鍵のキーボードを採用。エフェクター類(コーラス、ディレイ、フランジャー)はアナログアナログです。12CVインプットと12CVアウトプット端子を装備し、他のモジュラー機器とのルーティングも可能になります。
MatrixBruteは2016年春からの出荷が予定されています。価格の方はまだ発表されていませんが、これはかなりの額となるでしょう。Moog Votagerあたりを狙い撃ちでしょうかね。
今日はGarageBand、Logic Pro Xのアップデートだけでなく、アップルの全く新しい音楽アプリMusic Memosもリリースされました。Music Memos は作曲支援ソフト、マイクロフォンを使い音楽的なアイデアをスケッチしておくことができるシンプルなアプリです。とは言ってもよくある「ボイスメモ」的なアプリとは違います。Music Memosはこのボイスレコーダーの機能に音楽的機能(チューナー、コード表示、伴奏機能など)が備わり、さらにGarageBandやiCloud Driveとの連携が加わったアプリと言えます。アップルの環境で音楽制作をしているミュージシャンにとってはかなり重宝しそうです。しかも無償。使用感は後ほどレポートします!
• どんな曲のアイデアもシンプルなインターフェイスを使って簡単に録音できます。
• 録音した曲のアイデアを、仮想のドラマーとベースプレイヤーの演奏付きですぐに聴くことができます。まるで同じ部屋に生バンドがいるかのように、あなたの曲に合わせて演奏します。
• シンプルで直感的なコントロールを使ってドラムやベースのグルーブとサウンドを調節すれば、あなたの曲のアイデアを様々なトーンで聴いてみることができます。
• あなたのギターを内蔵の楽器チューナーでチューニングできます。曲のアイデアをライブラリにまとめられます
• 曲のアイデアに名前をつけたり、不要な録音を削除することができます。
• 曲のアイデアにタグをつけられるので、あとで見つけやすくなります。ヴァース、コーラス、メロー、エネルギッシュなどのキーワードを使うことも、オリジナルのタグを追加することもできます。
• 曲のアイデアに1〜5個の星でレートを付けられるので、気に入っているアイデアを見つけやすくなります。
• iCloud Driveに対応しているので、曲のアイデアのライブラリはいつも安全に保存され、あなたのすべてのiOSデバイスからアクセスできます。曲のアイデアを表示、編集、記録できます
• あなたが演奏したメロディを自動的に分析して、小節と予測されるコード名を表示します。
• 曲のどの部分でも、コード名を変更したり、さらに詳しい情報を追加することができます。
• コードやリズムをどのように編集しても、ドラムとベースの演奏が瞬時にそれに合わせます。
• 録音したサウンドの始めの部分と終わりの部分から、不要な部分をトリミングできます。
• コメント、歌詞のアイデア、ほかのギターチューニング、カポの位置を記録できます。あなたの新しい曲を共有できます
• iCloud Driveを使えば、あなたのすべてのiOSデバイスから曲のアイデアにアクセスできます。
• 曲のアイデアをEメールで送って、友だちと共有したり、ほかのミュージシャンとコラボレーションすることができます。
• あなたのアイデアをiOSのためのGarageBandですばやく開いて、音源をさらに追加したり、曲作りを続けることができます。
• 曲のアイデアをMacに書き出せるので、GarageBandやLogic Pro Xを使って完全なマルチトラックで音楽制作を行うこともできます。
• SoundCloud、YouTube、Apple Music Connect*に投稿できます。
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多くの新機能を備えたGarage Band for iOSのニューバージョン2.1がリリースされました。目玉となる新機能は、音源ループやDJスタイルのエフェクトをリアルタイムでトリガーしながら曲を構築できるLive Loops(画像上)です。これまでのようにタイムラインに沿ったシーケンスだけではなく、パターンベースでの曲作りが可能になります。
さらに、デスクトップバージョンのGragebandやLogic Pro Xにはすでに搭載されているバーチャルDrummer機能や、オートメーション機能が追加、iPhone 6sの3D Touch技術を使うアフタータッチ機能にも対応しています。また、iOS 9の新機能である「AU(Audio Unit)プラグインの読み込み」にもやっと対応しました。
GarageBand 2.1の主な新機能
- バーチャルなセッションドラマーを曲に追加
- シンプルEQ、Compressor、コントロール記録を使ってミキシング
- 音量のオートメーション操作
- Touch Instruments のコントロールを記録
- マルチトラック録音 (iPhone 5s、ipad Air、iPad mini2以降のデバイス、他社製のオーディオインターフェイスの使用で32トラックの同時録音)
- Live Loopsを使ってDJスタイルで音楽を作成(iPhone 5、5c、iPad 4G以降のデバイスに対応)
- ベースプレイヤーのための新しいAmp
- 1000以上の新しいサウンドとループ
- iCloud Driveへのプロジェクトセーブ、ロード
- 3Dタッチ(iPhone 6s、6s Plusのみ対応、ポリフォニックアフタータッチの演奏)
- AU(Audio Unitプラグイン対応)
- Appleの新アプリ、Music Memosとの連携
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