1979〜1980年にカルト的に人気を誇った、アメリカElectro-Harmonixのアナログ・ドラムモジュールSuper Space DrumとCrash Padが復刻されることになりました。フットペダル型エフェクターの筐体の中には、当時の回路が忠実に再現されています。まずはイントロダクションビデオをとうぞ。
超80s サウンド!おじさん的には昔々流行ったCCBなんかを思い出してしまいますが、このゴッツイドラムパッドのスタンドがなんともカッコいいです。ステップシーケンサーやエフェクターを一緒に使う操作も楽しそうです。ドラムマシン1台ではなく、小型モジュールを何台も組み合わせてキットを作るというのも、なかなか素敵なアイデアです。
Super Space Drumは、深みのあるキックからハイトーンのタムやSci-fiサウンドを得意としています。音を出すには、搭載するトリガーボターンを押すか、外部ドラムパッドを接続してゲート信号を送ることになります。MIDIは付いていません。
Crash Padはパーカッション系サウンドやスネア、シンバル、ハイハットを得意とする他に、オシレータースウィープのようなサウンドを作ることができます。また、外部から入力したサウンドにレゾナントフィルターをかけて出力することも可能となっています。エクスプレッションペダルやCV信号の入力も可能で、リアルタイムでフィルターを操作することができます。
価格の記載はまだありません。
下のビデオは1980年のオリジナルSuper Space Drumのデモビデオです。コースターのようなパッドがなんともイカしてます。
Pioneer CDJのフラッグシップモデルがリニューアルされ、CDJ-2000NXS2としてデビューします。
特に音質の向上が大きくアピールされており、内蔵サウンドカードは96khzにまで対応、高品質オーディオフォーマットFLACの再生にも対応します。また、新しいCDJはタッチスクリーンを搭載、MIDIインプットに対応していることも大きな特徴です。
ここ数年のCDJ関連製品はCDの再生機能が省かれることも多くなってきましたが、CDJ-2000NXS2はCDやDVDの再生も可能です。対応するオーディオメディアは、iOSデバイス、アンドロイドデバイス、SDカード、コンピューター(Mac/Windows)オプティカルドライブ (CD, CD-R/RW, DVD±R/RW/R-DL)となっています。
DJが必要としているほとんどすべての機能を搭載しているといても過言ではない、そんな堂々としてスペックを誇るCDJ-2000NXS2は、2016年2月からの発売、価格は$2299となっています。
CDJ-2000NXS2の主な特徴
- 96kHz/24 bit サウンドカード内蔵、32-bit D/Aコンバーター(ハイエンドDJプレイヤーにふさわしいベストな音質)
- FLACとALACフォーマット対応
- フルカラーのタッチスクリーン(キーボードが表示されトラックの検索が可能、マルチカラーの波形、波形ズーム)
- 4つのホットキューボタン×2バンク
- MIDIコントロール、(DDJ-SP1コントローラから4台のCDJ-200NXS2の操作が可能に)
- フラクショナル・クオンタイズ (1/8、1/4、1/2のクオンタイズレベルの設定可能)
- Pro DJ link
- Beat Gridの機能向上
- フェーズメーターの表示性能向上
- rekordbox djのHIDコントロール対応
もうすぐNAMMということで様々なリーク情報が出回り始めています。まずはコルグから。ファン念願のアナログ・ポロフォニックシンセサイザーが投入されるようです。名前はMinilogue(ミニローグ)、4ボイスのアナログシンセで、ユニゾンモードやポリモードのほか、8ボイスで発音することも可能のようです。フロントパネルには41のコントロールノブを装備、その他小型オシロスコープや、16ステップのシーケンサーも装備しています。シーケンサーは4つまでのパラメーター・オートメーション入力が可能とのことです。
miniと言うくらいですからミニ鍵盤搭載なのでしょうか?それともMiniMoogへのオマージュなのでしょうか?スェーデンにminilogueというナイスなテクノデュオがいたことも思い出します。果たして価格は?!
NAMMは今月21日から始まります。公式発表が出次第、また詳しくお伝えします。
via Matrixsynth
昨年末、Abletonはデバイス間のタイミングをワイヤレス・ネットワークを介して同期するテクノロジーLinkを発表しました。複数のAbleton Liveの同期だけではなく、Link対応のiOSアプリ間での同期も行うことができる技術です。Ableton Liveに搭載するLinkはまだベータバージョンの段階で、一般に公開されていませんが、Link対応のiOSアプリはすでにいくつかリリースされています。私もいくつか試していますが、正直言って大満足です。驚かされるのはそのタイミング精度の良さ、そして設定に全く手間がかからないことです。
これで Ableton LiveとiOSアプリの同期問題はほぼ解決です。ではハードウェアも使ってセッションしたい場合はどうしたらよのでしょうか?
新しくリリースされたLINK TO MIDIは、ハードウェア機材にAbleton Link機能を加える無償iOSアプリです。iPhone/iPadをMIDIクロックに対応するハードウェア機材に接続することによって、ハードウェアもLinkセッションに参加できるようになります。
接続には適切なMIDIインターフェイス(カメラコネクションキット、iRig、iConnectivityなど)が必要となります。まずはAira TR-8を使ったデモンストレーションビデオをどうぞ。
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Syntedonというディベロッパーが、Webブラウザー(Chrome)からAira TR-8やNordLead 2Xを操作できる MIDIエディターを公開しました。ブラウザーChromeで立ち上げたエディターはコンピューターと接続してあるMIDIインターフェイスと通信し、エディター側とハードウェア両方向からの操作が可能になります。
TR-8にしてもNordLeadにしても、十分なつまみが付いているハードウェアなので何故コントローラが必要なのか?と気がしないでもありませんが、言いたいことは、最近ではWebブラウザー(Chrome)をベースにして独自のエディターやMIDIアプリを作ることが可能になってきたということで、ChromeがWEB MIDI APIを採用してからこの動きはさらに顕著になってきました。
ユーザー側としては特別なソフトウェアを購入することなく、インターネットとブラウザー(Chrome)さえあれば無償で使うことができるのは画期的といえます。アンドロイド・スマートフォンからの利用もこの先できるようになるとのことです。
MIDIが古くなった、とささやかれることが多い今日この頃ですが、WEBベースのMIDIが、何か新しい展開を作ることもなきにしもあらずという気がするのは私だけでしょうか?
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昨年9月に行われた家電見本市IFAにおいて電撃的にアナウンスされたテクニクスのターンテーブル開発再開ですが、その詳細が本日発表となりました。
テクニクスの新しいターンテーブルの名前はSL-1200G。今年の冬のリリースが予定されています。公式HPには「ダイレクトドライブターンテーブルを再定義する」といった趣旨のステートメントが書かれています。
デザインはこれまでのSLシリーズとほとんど同じように見受けられますが、駆動モーター「Twin-Rotor Surface-Facing Direct Drive Motor」や、より繊細になったトーンアーム、そして黄銅製のターンテーブルが新しく採用され、音質の向上が強調されています。ピッチ調整は±8%もしくは16%。回転数は33.3、45、78 RPMに対応しています。
また、SL-1200Gのリリースよりも少し早い時期には(2016年夏)、テクニクスの50周年を記念した1200台の限定モデルSL-1200GAE もリリースされます。機能の違いについては定かではありませんが、プレートにシリアルナンバーが記されるとのことです。
価格の発表はまだありません。