ハイグレードなサウンドクオリティを誇るEVENTIDE、いつの時代も私の中では別格の扱いなのですが、そのEVENTIDEが新旧17種類のプラグインをバンドルしたAnthology Xを発表しました。スタジオで見たことのある数々の名機をついに自宅でさわることができてしまいます。価格が$699、フォーマットはVST、AU、AAXで、MacとWindowsの64bitと32bit共に対応しています。登録にはiLokアカウントが必要ですが、ドングルは必要ないとのことです。もっと嬉しいのはデモバージョンが用意されていることです。あまりの豪華さにどこから手を付けていいのかわかりませんが、やはりまずはハーモナイザーでしょうか。詳しくは公式HPよりどうぞ。
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QuNeoやQunexusなど、ユニークなコントローラの開発で注目のKeith McMillen Instrumentsが新しいキーボードコントローラK-Board Pro 4をまもなく発表、そのプレビュービデオをいち早く公開しています。
K-Board Pro 4 の鍵盤はQuNexusと同じようなゴム製のパッドで、各鍵盤を3種類の方法(上下・右左・縦)でタッチすことによって音色を操作できます。例えば、鍵盤を左右に揺らすとビビラート、鍵盤を上下に動かすと音質をかえることができたり、鍵盤を指の圧力で押し込むことによって音量や明るさなどを操作できるようになります。(詳しくは下のビデオをどうぞ)
先日はROLI社がSeaboard Riseを発表するなど、欧米では3次元でコントロールするキーボードの新作が目立ってきています。Seaboardの場合は鍵盤全体が一枚のゴムで覆われていることと、指感触がフニャフニャしていてあまり鍵盤らしくないという感想が多いようですが、K-Board Pro 4の場合は通常のキーボードと同じレイアウト(4オクターブ)なので、プロフェッショナルなキーボード奏者でも真剣に3次元のコントロールに取り組めるのではないでしょうか。
私自身QuNexusを使っていますが、問題は設定がやや面倒であること。もう一つの問題は、鍵盤(パッド)がゴム製ということで、3ヶ月ほど放っておいてしまうと埃が表面に付き、白い鍵盤が黄ばんできてしまうという悲しい状況に見舞われることです。Native Instruments製のコントローラも同様ですが、QuNexusの場合これが特に顕著です。K-Board Pro 4はどのようなさわり心地になっているのかチェックしてみたいです。
ビデオを見りと80年代のフュージョンブームの再来?ともいえるようなモジュレーションの多いサウンドが目立ちます。とはいえ21世紀のキーボードはピッチベンドもモジュレーションホイールもありません。果たしてこの手の3次元キーボードは定着していくのでしょうか?
K-Board Pro 4の価格は$495
iPadでAbleton LiveをコントロールするアプリTouchAbleが5周年を迎えました。5年前というとiPadが発売されたばかりの頃、タッチスクリーンでどこまで音楽制作ができるのか、Wifiによってどこまでのことがコントロールできるのか半信半疑だったことを思い出します。しかしTouchAbleチームの果敢なチャレンジは続き、今や大手ハードウェアメーカーと並べても遜色のないコントローラにまで進化しました。私自身、TouchAbleを使いたかったからiPadを購入したといっても過言ではなく、ここからネットワーク(Wifi)について学んだり、Ableton Liveの奥の奥について学んだことが多くあります。
来月には13インチの大型iPadが発売されるわけですが、そうなればTouchAbleへの期待もさらに高まります。現段階ではTouchAbleはアレンジウィンドウにアクセスすることができないので、そのあたりに一つの課題が見えて来ます。でも私が特にTouchAbleに望んでいることは、作りかけた音楽を完成させてくれる賢いアレンジ機能です。
TouchAbleの5周年を記念した特別セール開催中。まだ持ってない人はこの機会にぜひ!!
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パイオニアが新しいメディアプレイヤーXDJ-700を発表しました。XDJ-700は一見CDJのように見えますが、USBを通してスマートフォンやコンピューターのデジタルファイルのみを再生するプレイヤーです。パイオニアのDJソフトウェアRekordboxにも完全対応、対応フォーマットはAAC、AIFF、MP3、WAV、iOSバージョンのrekordbox(MP3とAACのみ)です。
XDJ-700の価格は$699、去年リリースされたXDJ-1000と比べてサイズも価格もスリム化されています。注目は本体のスクリーンが7インチのフルカラータッチ式スクリーンが採用されていることです。またスタンドは取り外し可能で、狭いスペースでの設置も考慮されています。ベッドルームDJに大きくアピールする製品です。発売は12月から。
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Native InstrumentsはKOMPLETE KONTROL の新バージョン1.5 のリリースを予告しました。リリースは10月28日。
KOMPLETE KONTROLはNIのコントロールキーボードS-シリーズに付属するソフトウェアで、KOMPLETE (NIの膨大な量のソフトウェアやライブラリー)を一括して管理できるソフトウェアです。ソフトウェアとキーボードは常にリンクし、キーボードから直接プリセットのブラウジングを行うことができます。またソフトウェアのパラメーターがキーボードのコントローラノブに自動的に表示されるので、面倒な設定なしに音色コントロールを行えたり、キーボードのユニークな機能(タッチストリップやアルペジエーター、スケール、コード機能)を使う演奏が可能です。
以上がこれまでのKOMPLETE KONTROLの主な機能なのですが、問題はNI製のプラグインしか管理することができなかったことです。このキーボードを使っている人ならわかってくれると思いますが、とにかく便利なので、どうしてもNIのプラグインばかり使ってしまう傾向が強くなります。逆にサードパーティ製プラグインを開くととても不便に感じてしまい、スタジオの中心的存在であるMIDIキーボードとしてはあまりフェアではなかったような気がします。AKAI Professional がADVANCE シリーズというコントローラキーボードでVSTプラグインとの統合をすでに実現していることもあり、後手に回ったNative Instrumentsがどのような融合を実現するのかが期待されていたところです。
そしていよいよ今月末にリリースされるKOMPLETE KONTROL 1.5ですが、昨日これに伴う3つのニュースが発表されました。
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Fugue Machineはバッハに代表されるようなバロックや、セリエル、ミニマルなどの作曲技法から着想を得て作られたシーケンサーです。そうはいっても操作はいたって簡単。メロディーを打ち込み、再生を開始。4つの再生ヘッドのスピードを変えたり、再生方向を変えたり、ピッチを変えたりするだけで、 バッハのような音楽を作ることができてしまうのです。
開発はArpeggionomeでおなじみのアメリカのミュージシャン/ディベロッパーAlexandernaut。公式HPによると、Fugue Machineは「世界初のマルチ再生ヘッド式ピアノ・ロール」とのこと。まずはイントロビデオからご覧ください。
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