8月17日、ドイツの首都ベルリンで「Rave The Planet」が開催されました。この野外テクノパーティーは、1989年に始まった伝説的な「Loveparade(ラブパレード)」の精神を受け継ぐイベントです。大型スピーカーを搭載したフロートが大音量の音楽を流しながら進む中、およそ20万人の参加者たちがスパンコールや羽根のボア、露出度の高い服など、思い思いの装いで行進し、ベルリンの象徴であるブランデンブルク門周辺は音楽とダンスで賑わいました。
「Rave The Planet」は単なる音楽イベントではありません。主催者側は、このイベントを「文化政治的なデモンストレーション」と位置づけ、エレクトロニック音楽やクラブ文化の、社会的、文化的価値を主張しています。今年のモットー「LOVE IS STRONGER」は特に重要な意味を持っており、COVID-19パンデミック、社会の分断、政治的極端主義、戦争など、近年の困難な状況を踏まえ、人種差別、性差別、能力差別、クィアフォビア、反ユダヤ主義、宗教差別、年齢差別など、いかなる差別をも排除した愛と団結の力を強調しています。
「Rave The Planet」は、テクノ音楽、ストリートカルチャー、そして文化的表現が交差する、現代のベルリンを体現するイベントです。音楽の楽しさだけでなく、文化の多様性や表現の自由を祝福する、ベルリンの都市文化を象徴する一大祭典となっています。
今週水曜日からドイツ・フランクフルトで開催するMusikmesse 2018にて、イギリスのシンセメーカーExodus Digital がバーチャルアナログシンセValkyrie(ワルキューレ)を発表します。Valkyrieは、8マルチティンバー、各ボイス10オシレーターまでの使用が可能、2ボイス合体で20オシレーターの使用が可能、各マルチティンバーは9種類のエフェクトモジュールの使用が可能、4アウトプット端子を搭載するなど、かつてのバーチャルアナログブーム最盛期を思わせるボリューム感たっぷりのデスクトプップシンセ。価格、発売日など、詳細はのちほど報告します。
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Native Instruments MASCHINE のバージョン2.7.1がリリースされました。MASCHINE 2ソフトウェア 登録ユーザーはいつものようにNative Accessより無償ダウンロードできます。
前回のアップデート(2.7)で待望のAudioプラグインが導入され、オーディオファイルのプレイが可能になったMASCHINEですが、今バージョン2.7.1ではループモードでオーディオのレコーディングができるようになりました。シーケンサーを止めることなく次々とループレコーディングできるので、ライブをしている人にとっては特に重要な機能です。
レコーディングのスタート位置はパターンに合わせて自動的にクオンタイズされるのでループのサイズはいつも正確です。レコーディングが終了すると自動的にプレイバックが始まります。MASCHINEと繋がっている外部MIDI音源のレコーディングだったり、MASHCINE内で立ち上げているプラグインのサウンドだったり、マイクの入力でもなんでも、軽快にループレコーディングができるようになります。
さらに、もう一つこのAudioプラグインに新しい機能が追加されました。LOOPモードを選択している際に波形をダブルクリックすると、オーディオのプレイバックをオン/オフすることができ、ハードウェアコントローラのSTEPからも同じ操作ができます。つまりこの機能によって、MASCHINEに一曲まるごとのファイルや、Stemsファイルなどを入れていまい、MASCHINEのその他諸々のサウンドと一緒にミックスすることができるようになるわけです。
そのほか2.7.1の追加機能
MASCHINE mk3 アップデート。Ideas Viewの表示が可能になりました。4方向のプッシュエンコーダーでセレクト・ナッジ ・ピッチシフト・ノートレングスの変更などエディットが行えるようになりました。
MASCHINE mk3 とMASCHINE STUDIO でLOGIC PROのミキサー画面にアクセスできるようになりました。パンの設定、ミュート/ソロ、プレイ、ストップ、レコーディング、クオンタイズ、アンドゥ/リドゥー、オートメーションのトグル、タップテンポ、ループトグルなどの操作ができます。
ROLANDは1983年のドラムマシンTR-909のプラグインソフトウェアをリリースしました。本ソフトウェアはRoland Cloudバージョンとしてリリースされたもので、個別には販売されません。Roland Cloudは月額2265円(年間23100円)払うことによってROLANDのプラグインソフトウェアを通常のプラグインと同じように使えるようになるサブスクリプション方式のサービスで、現在カタログにはおよそ30のプラグインが用意されています。先月はTR-808のプラグインソフトウェアが追加されたばかりです。SH-101もある、SH-8もある、JD-1080もある、JUNOもJUPITERもある、かなりの充実度です。
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東京に拠点を置くシンセメーカーBlack Corporationが、8ボイスのポリフォニック・アナログシンセサイザーKijimiを、5月3日からドイツ・ベルリンで開催されるトレードショーSuperbooth 2018で発表するとのことです。Kijimi?日本語に聞こえないでもありませんがいったいどう意味なのでしょうか。
Black Corporationは本年度のNAMMショーにおいてYAMAHAの8ボイスポリフォニックシンセ CS-80のクローン、ラックマウントモジュールDeckard’s Dreemを発表し注目を集めました。今回発表となるKijimiは1970年代後半に製造されたフランス製の超レアなポリシンセRSF Poly Kobol II のクローン。RSF Poly Kobol II の特徴であったモーフィングオシレーターがどのように再現されているのでしょうか。詳細は後ほど。
ちなみに下のビデオはオリジナルRSF Poly Kobol II のデモンストレーションビデオ。とても味わい深いサウンドです。
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KORGのiOSシンセiMono/Polyの無償アップデートバージョン1.1がリリースされました。このバージョンでは超有名ボードゲーム「MONOPOLY」とコラボしたスキンが追加され、メニューに表示されている「モノポリーおじさんのアイコン」を押すとインターフェイスのデザインが一変します。さらに、サイコロを振る(タップする)と新しいサウンドが自動的に生成される「ランダマイズ機能」も追加されました。思いがけないナイスなサウンドに出会えるかも。
iPhone版のスキンは近日中にアップデートされるのこと。4/22まで50%オフセール実施中。
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