アメリカ・テネシー州ナッシュビルからやって来る新型マルチ・インストゥルメント・コントローラArtiphone のInstrument1。ずいぶん前から様々なサイトで話題になってきたコントローラですが、完成まであと少し、クラウドファンディングにておそらく最後の資金調達が始まっています。
例えば、ギターならば弦をかき鳴らす、ピアノならば鍵盤を抑える、バイオリンなら弓で引く、パーカッションなら表面を叩くわけですが、ではこれをひとつのインストゥルメントにまとめたらどんな形になるのか??という発想から生まれたのがこのArtiphone のInstrument1です。
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ピアノをコントローラとして使い、PlayStation2の人気ゲーム「ストリートファイター」を操作するというユニークなプロジェクト「Sound Fighter」。これはフランス・パリのDDB (Paris for the Maison de la Radio)によるプロジェクトで、Raspberry Pi・Arduino Uno・カスタムPCBを使い、2台のピアノ演奏がゲームコントロールとして伝達される仕組みになっている。
ビデオを見てみると、迫真に迫る戦いというよりは、昔のモノクロ喜劇映画を見ているかのような気分になる。もし凄腕のゲーマーがこのピアノコントローラを手にしたら、現代音楽並みの演奏になったりもするのだろうか?
via Synthetopia
ここ数年、小型マシンが妙に可愛いものだからついついいろいろと買ってしまうのですが(Volca、Teenageengineering、Gakken、iPad、iPhone、Nintendo)そんな小型マシン達を一つにまとめてくれる小型ミキサー「gMix」がクラウドファンディングにてスタートアップしています。
gMixはいわゆるパッシブミキサーと呼ばれるもので、バッテリーなしで動作するところが大きなチャームポイント。インプットがステレオミニジャック4系統というところもフレンドリーです。アウトプットはヘッドフォンジャックを使う設計になっているそうです。頑丈そうなアルミケース、ボリュームノブが付いているのもナイス。
どのくらい音量が出るのか、ノイズはどのくらい乗ってしまうのか、という心配は多少あるにせよ、ミニミニファンにとっては要チェックかもしれません。クラウドファンディングではすでに目標金額に達している模様ですが、もし5000ドル(オーストラリア)到達した場合にはミュートボタンも付く予定だそうです。
昨年末あたりからBehringerは「アナログシンセサイザーの開発に着手」しているとの噂がありましたが、そのリークビデオらしきものが昨日から公開されています。名前はMIDAS/Behringer シンセサイザーとなっています。しかしまだリークのリーク、白衣に身を包む(?!)開発者がオフィスを忙しく動き回り、裸のサーキットボードがほんの少し映されるだけで、なにも明かされないビデオです。この手のティザービデオも最近ではもうお約束といった感じではありますが、MusikMesse は4月15日から、その頃までには詳しい情報を得られるでしょう。アナログフィーバーをさらに加熱してくれるシンセであることを願います。
Native Instruments POLYPLEX は8つのスロットにドラムサンプルを並べ、DAWソフトウェアからドラムパターンを打ち込んでいくことができるドラムサンプラーなのだが、このソフトウェアのすごいところは、1つのスロットの中に4つのサンプルを置くことができ、MIDIノートをひとつたたけば、4つのサンプルが同時に音を出すことができる。そして各サンプルの設定も細かく行うことができ、例えばサンプル1の音はディケイの長い音キック、サンプル2の音はピッチの高い音キック、サンプル3の音はサウンドエフェクトにする、サンプル4の音にはキックの逆再生の音にする、、、など、かなり細かいドラムサウンドの音創りを行うことができる。
付属するサンプルの数もかなりの量で、しかもサウンドクオリティもかなり高い。4つのサンプルを派手にエディットしても、ゴミのような音になることはまずなく、迫力ある音が不思議と作れてしまうのだ。
もう一つ、このPOLYPLEXの大きな特徴をあげるなら、各スロットや各パラメーターに『サイコロ』が用意されており、この『サイコロ』を振ればランダムにサンプルを選択できたり、パラメーターをランダムに設定することができる。キットを丸ごと全取っ替えしてしまう『サイコロ』もある。乱暴な言い方をしてしまうと、「適当に・・」音が作られるということなのだが、気に入った音が見つからず悩んでいる時にはこの『サイコロ』を振ってみると、予測外のいい結果になったりもする。いや、いかんいかん、元の設定に戻ろうという時のためのUNDOボタンもちゃんと用意されている。
POLYPLEX バージョン1.1
このPOLYPLEX が最新バージョン1.1をリリースした。バージョン1.1の大きな特徴は、NI のMASCHINEとの統合が行われたことだ。NIといえばこれまでもBatteryやDrum Lab などドラムサンプラー・ソフトウェアをいくつかリリースしているのだが、NIの看板ドラムマシンであるMASCHINEとは上手い統合ができずにいた。MASCHINEユーザーで、しかもKOMPLETE 10 のユーザーであるならば、同じメーカーのドラムマシンをひとつでまとめて操作したいと思う気持ちは当然のことだろう。
その点、POLYPLEXの最新バージョンは、MASCHINEのワークフローと見事に統合し、MASCHINEからでも不憫な思いすることなしにPOLYPLEX を操作することができるようになっている。
MASCHINE × POLYPLEX キット
まず、POLYPLEX のキットをMASCHINEのSOUNDに読み込んでみた。
これまでのPOLYPLEX のバージョンでは、MASCHINEからはマスターのパラメーターのみしか操作することができなかったのだが、今バージョンからはPOLYPLEXの8つのスロットすべてにアクセスすることができる。下の画像を見てもらえばわかるように、各サウンドのボリューム・バランス・チューン・ディケイ・インサートA・B・SEND1・SEND2これら8つのパラメーターを操作することができる。MASCHINEコントローラのノブを回しながら、オートメーション録音することも可能だ。
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先日行われたアカデミー賞で助演男優賞他3部門での受賞を果たした映画「セッション」(英題「Whiplash」)。プロのジャズ・ドラマーを目指すいたいけな青年と音楽学校の鬼教師の確執を描く青春ドラマで、その鬼気迫る演技が話題となりアカデミー受賞に至ったようだ。
さすがスピーディなアメリカ。この映画のトレーラーをパロディ化したYouTubeビデオ「DJ Wh1PLA$H」がこの数日、英語サイトで話題になっている。
パロディービデオでは、Steve Aoki に憧れる青年が主人公となり、DJスクール「Skrillex Academy」における鬼教師との確執、恋愛、DJ友達たちとのもがき合いが描かれている。
「音楽なんか心配するな、誰かのサンプルを盗んでくりゃいいんだ」と鬼教師に戟を飛ばされながら、血の滲むトレーニングを積む主人公。音楽に専心するために恋人との距離を置くことも決意する主人公だが、実はその彼女もPu$$ycatという名前のDJであることを発覚したり、DJ友達からは「俺のSoundCloud見ておけ」と体育会的なプレッシャーをかけられたりもする。
実際、DJ激戦地に身を置くとこのようなドラマを目にすることも稀ではないが故に(!!)つい見入ってしまう。とはいえ、競争無くして成長ないことも確かなことではある。
下のビデオがパロディ版。そしてその下がオリジナル版。
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