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AKAI Professional は新しいアナログシンセサイザーTimbre Wolf とアナログドラムマシンTom Cat を発表しました。

Timbre Wolf  はAKAI Pro 製の25鍵盤を採用したアナログ4ボイスのポリフォニックシンセサイザー。4×モノシンセ・4ボイスユニゾンシンセ・4ポリフォニックとボイス設定を変えることができるようです。また、32ステップのシーケンサーも内蔵しており、各ボイスに対してシーケンスを使うことができるようです。見るからに使いやすそう、そしてこのサイズも魅力的です。価格$499

 

 

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AKAI Professional は昨年末にRhythm Wolf という同じサイズのアナログドラムマシンをリリースしたばかりですが、今度はシルバーと黄色を基調としたTom Cat という名前のアナログドラムマシンをリリースするようです。Tom Cat は5つのドラムインストゥルメント(キック・スネア・クラップ・ディスコタム!)を内蔵し、ノブを使いピッチ・エンベロープ・ボリュームを操作することができるようです。MPCタイプのパッドを叩きながら演奏するもよし、32ステップのシーケンサーを使ってパターンを作っていくこともできます。また、スウィング値を設定するノブ、テンポを設定するノブ、パターン選択のノブも付いています。面白いのは、”Maul” というサウンドをダーティーにするエフェクトも備わっているようです。たしかRhythm Wolf には”Howl”という狼にちなんだネーミングのエフェクトが付いていましたが、今回のテーマはトムキャット(雄猫)のようです。価格$199

Future Music MagazineによるNAMM2015ビデオがあがっているので、こちらの方でサウンドの方を確認してみてください。

 

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Novation といえばLaunchPad。Ableton Liveのためのコントローラとして初めてリリースされたのが2009年のこと。楽器とは思えないルックスで、当時はこれでいったい何をすることができるのだろうかと思ったものですが、その後、様々なDJやミュージシャンがこれまでにはなかった様々な使い方をすることによって、コンピューターを使うライブパフォーマンスのスタイルを一新。メジャー、アンダーグラウンドを問わず、このコントローラによって様々な音楽が作られています。まだLaunchpadについてよく知らない人はLaunchPad 5周年を記念したアニバサリーサイトで過去の名作ビデオを見てみてください。

そんなLaunchPadのプロバージョンであるLaunchPad Pro が本日発表となりました。

 

 

  • フルカラーのRGB LEDパッド パッドの色はこれまでよりも美しくなりました。さらにAbleton Liveと接続した時にはLiveのクリップの色と同じ色が表示されるようになりました。パッドの叩き心地はどのようなものでしょうか?
  • プレッシャー、ベロシティ対応 ユーザーが待ち望んでいた機能がついに搭載。8×8のパッドを使った演奏表現はさらに豊かになることでしょう。パッドをどのような強さで叩くかによってMIDIデータの送信をおこなうことができます。
  • 増強されたボタン類 LaunchPad Pro は16個のボタンが付け加えられました。これによってAbleton Liveのミキサーへのアクセス、プレイバックコントロールを楽に行うことができるようになります。UNDOボタンも付いているようです。
  • MIDI アウトプット 本体の背面にMIDI端子が装備されました。これによってLaunchPadから直接ハードウェアインストゥルメントに接続を行え、演奏を行うことができるようになります。
  • パスパワー駆動 多くの機能が増えましたが、それでもバスパワーで動いてくれるのはありがたい話ですが、iOSデバイスと接続した際には電源アダプター(オプション)が必要になるようです。

 

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また、LaunchPad Pro のプレイモードでも幾つかの改良点がみられます。

  • セッションモード これはこれまでのLaunchPadと同様、Ableton Live のクリップをトリガーしていくモードです
  • ノートモード パッドをキーボードのようにして演奏することができるモードですが、LaunchPad Pro ではAbleton Live のドラムデバイスとインストゥルメントデバイスを自動的に見分け、パッドの配列やカラー、振る舞いを変えることができるようになります。Ableton PUSHのように、スケールのルートが別の色で表示されるなど、視覚的にも分かりやすいものとなるようです。
  • デバイスモード エフェクターやインストゥルメントのパラメーター類を操作するためのモードですが、LaunchPad Pro のパッドがベロシティに対応したことにより、パッドを強く叩けばパラメーターを素早く動かすことができるようになるなど、これまでよりも表現が豊かになることでしょう。
  • ユーザーモード 実はLaunchPadの一番面白いところなのですが、ユーザーのアイデア次第でレイアウトを自由にデザインすることができるモードです。

 

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LaunchPad Pro は2015年春発売、価格は$299.99

 

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まだ、詳細は発表されていませんが、NAMM 2015 のローランドブースにはAIRA System-1 の新しいプラグアウト/プラグインシンセサイザーPromars が展示されているようです。なーんだー、またモノシンセかあ、、とも思いますが、ポリフォニックシンセのファンはJD-Xa やJD-Xiに注目しましょう。

PROMARSはローランドがリリースした1979年のアナログモノシンセサイザーで、2VCO、1VCF、1VCA、2EG、1LFO、音色はJUPITER4ゆずりの太い音だったそうです。この地味な機種を再びAIRAで復刻することに関してはとってもフレッシュな驚きです。

 

 

 

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AIRA MX-1 は簡単にいってしまえば、【デジタルミキサー・MIDIインターフェイス・オーディオインターフェイス】が合体したコンピューターインターフェイスのような物のようです。
これまでのAIRAシリーズとUSB接続をすることによって、MIDI・AUDIO信号のやりとり、当然テンポの同期も可能になりますし、コンピューターなしでAiraの演奏が可能になるところが一番の魅力でしょう。ライブパフォーマンスに大活躍しそうなニューAIRAです。
これまでのAiraシリーズの固定サンプル・レート96kHz(これがメチャメチャ厄介だったのですが)を48khz/44khzに揃えることができるようにもなることも大きな魅力の一つです。
いろいろと複雑なのですが、 MX−1には3つのモードがあります。
MIXER MODE

アナログ/デジタル入力、AIRA製品、パソコンの出力など、多彩な音楽ソースをミキシング。AIRA LINKにAIRA製品が接続されてない場合は、USBチャンネル1~4へパソコンの再生音を入力してミキシングすることもできます。

CONTROL SURFACE MODE
パソコンと同期し、DAW用のMIDIコントローラーとして活躍します。

EXTERNAL MIXING MODE
全入力をそれぞれ最大96kHz/24bitのクオリティーでPC/MacのDAWに直接送信でき、上質のオーディオ・インター
フェースとして機能します。さらにDAWから18チャンネルをマルチ・アウトとしてMX-1の各チャンネルに出力することでエフェクターなどMX-1のフル機能を活用することができます。

 

MX-1 には4つのAIRA専用のUSB 端子(Air Link) が装備され、ひとつのポートに限ってはバスパワーが供給されるそうです。Aira以外のUSB機器はここでは接続不可になっています。

コンピューターとの接続は専用USB端子が一つ用意されており、18チャンネル 分のシグナルの送受信を行うことができるようです。

入力ソースはAIRA だけに限らず、アナログ6チャンネル、デジタル1チャンネル(ステレオ)、PC1チャンネル(ステレオ)、合計18チャンネル入力が可能になり、持ち前のハードウェア・ソフトウェアインストゥルメントを接続することも可能。センドイン/アウト端子を使えば、ハードウェアエフェクターを接続することもできるわけです。

下の接続例を見た方がイメージしやすいですね。

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MX-1 には多くのエフェクターを内臓しているのも特色です。BEAT FXはテンポに同期するエフェクターで、3種類(フィルター・サイドチェーン・スライサー)すべての入力チャンネルに適用可能で、ステップシーケンサーによる操作が可能になっています。

大型専用ノブによるコントロールが可能なMaster FX は6種類(ディレイ・フィルター・スタッター・フランジャー・ピットクラッシャー・ロール)装備しています。これまでのAIRAシリーズ同様の、それよりももっと過激なエフェクトなのでしょう。

ミキサーの部分を見てみると、各チャンネルにはTONE/FILTER FXを調節できるノブ、ミュートスイッチ、キューモニタリングを可能にするスイッチ、ヘッドフォン端子が備わっています。DJミキサー的なこれらのスイッチはライブ最中にかなり重宝するでしょう。

そして、デジタルミキサーの一番の利点ともいうべきシーン・メモリー機能。チャンネル・セッティング、エフェクトなどの設定を64個までメモリーすることができるので、やはりこれもライブセッティングには欠かせない機能となるに違いないでしょう。

 

一番心配なことは、エフェクター類で、ビットクラッシャー・スライサー・ロール,,,すでに大概のDJ系のコントローラには搭載されているエフェクター名ばかりが並んでおり、新鮮味を感じないところです。とはいえ、これだけ多くの機能、そしてスイッチ・フェダーが付いているとなると、やはり「ライブやりたい熱」が高まってきます!

ライブパフォーマンスに最適なデジタルミキサー、AIRAのセンター格に違いないでしょう。

 

 

3月上旬発売、 599ドル?

(おっと、MusikMesse前ですか。。)

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コルグの新しいDJコントローラKAOSS DJ はSeratoとタッグを組んだようです。

KAOSS DJ にはカオスパッドが搭載し、多彩なエフェクターコントロールを可能にするDJコントローラです。エフェクトプログラムは合計で120!も搭載しているそうで、選ぶだけでも大変なこととなりそうですが、他社のDJコントローラーよりもさらに過激なエフェクトプレイを堪能できそうです。オーディオインターフェイスも内臓しているので、コンピューターとのUSB接続だけでDJ プレイが可能になるわけです。Serato ユーザーの新しい味方となるでしょう。この薄型のデザインも他社のコントローラとは違ってリラックスして見えますよね?

スタンドアローンの2チャンネルのミキサーとして使うことも可能で、その際はKAOSSエフェクターも使えるようになるそうです。ターンテーブルやCDを接続してDJを楽しむことはもちろんですが、例えばシンセサイザーの類を接続したらどんなことなるのでしょうか?MIDI 端子が付いていれば、今なお数多いKAOSS PAD3 ユーザーのハートも掴めたのに。

KAOSS DJは2月下旬発売、価格は¥30.000前後となるそうです。

 

 コントローラの縁がキラキラ光るのはもしかしたら音量レベルメーターなのでしょうか?

タッチパッドに光が灯らないのは残念。

 

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噂は本当でした。コルグはステップシーケンサーSQ-1のリリースを今月末から開始することを発表しました。

1978年の「MS-20」には、そのパートナーとしてステップ・シーケンサー「SQ-10」の存在がありました。30年以上の時が経ち、MS-20が「MS-20 mini」として復活したのにパートナーがいない!

でもやっと、パートナーSQ-10が「SQ-1」となって蘇ったようです。

 

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SQ-1は2系統の8ステップ・シーケンサーを搭載しており、計16ステップのシーケンサーとして動作させたり、ランダムに動作させたり、A、Bそれぞれ異なるパラメーターをコントロールしながら並列で動作させるなど、様々なモードを切り替えることによって多彩なシーケンスパターンを作り出せることができるようになるようです。

接続端子には2チャンネルのCV/GATE OUTに加え、標準的なMIDI OUT(ミニステレオ・フォーンジャック?)、USB MIDI、volcaシリーズやmonotribeに採用されているSYNC IN/OUT、そしてlittleBits Synth Kit 用の OUTも搭載。

つまり、ここ最近のコルグアナログシンセとはすべて仲良く接続することができるわけです。

昔のコルグのシンセサイザーのCV規格は、他社のCV規格と異なっていました。

その点、SQ-1ではV/Octという規格にも対応し、接続先の機器の特性に合わせてCV出力の電圧レベルや、GATE出力の極性も設定でき、他社のシンセサイザーもコントロールすることができるようになっています。

 

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VOLCA でもおなじみの「アクティブ・ステップ」(シーケンスの途中のステップを飛ばして再生する機能)、「ステップ・ジャンプ」(押しているステップだけを瞬時に再生する機能)も搭載。「スライド」(ステップ間がつながったような効果を作る機能)も搭載しています。1978年のシーケンサーとは違う、現代のフィーリングに合ったプレイアビリティに溢れた楽しいシーケンサーであるに違いないでしょう。

コンピューターの画面を見ることなしに、耳をたくさん使って音楽を作ることができるのは素敵なことです。キーボードやギターのような楽器で音楽を作るのとは違い、シーケンサーならではの、テクノ感あふれるユニークなフレーズを作ることができるのもステップシーケンサーの魅力です。

待ちに待っていたコルグのステップシーケンサーSQ-1。これは絶対に試してみたいマシンです。

単3形乾電池2本のほか、USBバス・パワーでも駆動(電源バッテリーを使えないのはどういうわけか)

価格は¥10.000前後(オープン)とのことです。

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