ターンテーブリストの鬼才、DJキューバートのニューアルバム「Extraterrestria/GalaXXXian」のアルバムジャケットの中にはペーパーボードにプリントされたBluetooth DJ コントローラが同封し、DJキューバートのニューアルバムを聞きながら、同時にDJプレイも楽しめてしまうそうです。コントローラには2デッキターンテーブル、フェーダー、エフェクタースイッチなども付いています。
下のビデオでは、コントローラとiPhoneアプリ(Algoriddimの DJay)をBluetoothで接続し、DJキューバートのトラックを操作しているようです。
Bluetooth over MIDI はiOS8 とMac OS X ヨセミテに搭載された新機能。そしてこの薄型MIDIコントローラはイギリス・ケンブリッジNOVALIAによる技術によるものです。
Via Robyn Thinks
カラオケに行って友達が(上手に)バックコーラスを入れてくれるとなかなか気分が良いものです。もしも予算があるのならば、ライブパフォーマンスでバックアップシンガーを雇ってみたい人も多いはず。でもポーランド・ワルシャワのデザイナーチームpanGeneratorが作った「ECHOOOOOOOO」を使ったらダフトパンクも超える新時代のコーラスを作ることができるかも。
「ECHOOOOOOOO」は人間の声の抑揚に合わせて8つのスピーカーがディレイやエコーやピッチシフトなどのエフェクトサウンドを作り出すもので、しかもダンス付き。ダンスはまるでピクサー・アニメを見ているかのようですが、事前にプログラミングされた動きとは違い、声の周波数と振幅によってリアルタイムで動く仕組みとなっているそうです。
そろそろ、カラオケルームにもこんな革新的スピーカーシステムが導入されても良い頃なのでは?
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皆さんはもうNative Instrumentsからのハッピーホリデーギフト「REPLIKA」をダウンロードしましたか?
REPLIKAは3種類のディレイアルゴリズムを搭載。Modernはクリーンなディレイエフェクト、Vintage Digitalはローファイなレトロディレイサウンド、Diffusionはリバーブのような広大なスペースを作るエフェクトです。
これら3種類のディレイが、フェイザーまたはレゾナントフィルターと組み合わされることで、クリエイティブでディープなディレイワールドが作り出されていくのですが、音がとにかく良いです。
インターフェイスもごくシンプル、操作に迷うことなく音だけに集中することができるのも良いです。嬉しいプレゼントとはこのような物のことを言うのでしょう。
Macバージョンでの使用の際は、64-bit対応のホストアプリケーションのみでの動作になるので注意が必要です。
キャンペーン終了後(12/31)には49ユーロでの販売になるので、もちろんこの期間にダウンロードしておきましょう。そのほか、10種類のTraktor Remix Set、NIオンラインショップで使用可能な25,00 €E-バウチャーもホリデーギフトとして用意されています。
ドイツ・ベルリンのソフトウェアメーカーU-he は新しいプラグインシンセHive のプレビューバージョンを無償公開しています。Hiveはダンスミュージックの製作にフォーカスしたシンセサイザーです。
これまでどちらかというと堅気でギークなイメージの強いプラグインシンセをリリースしてきたU-he ですが、「楽しいシンセサイザー」をテーマにして作られているHiveはダンスミュージック制作に必要とされるスイートスポットを簡単に見つけることができる作りとなっています。4つのオシレーター、そして各オシレーターのユニゾンモードでは1〜16までのボイス数を選択することができ、かなり重厚なサウンドを作ることも可能になっています。また、CPUへの負担が少ないのも大きな特徴といえるでしょう。
HiveプレビューバージョンははKVRフォーラムより無償ダウンロード可能。このプレビューバージョンは2015年1月31日までの使用が可能になっています。なお、製品版は$149での販売が予定されています。
- Features preview:
- Very low CPU usage
- switch Hive’s engine to different basic characters, on the fly
(buzzword translation would be: Multi Synth Engine Technology™) - 1 to 16x unison for each of the 4 oscillators for “super” sounds
- 2 main oscillators, 2 sub-oscillators
- 2 multimode filters
- Step sequencer & arpeggiator
- 12 slot modulation matrix with 2 targets per slot, 4 envelopes (ADSR), 2 LFOs
- 7 built in effects
- Single screen interface
コルグがArp Odysseyの復刻開発をしているとのニュースが流れたのは今年の2月のこと。その後発売の延期が発表されたことにより、より一層の期待が高まって来ている伝説のアナログシンセの復刻ですが、本日、コルグはそのArp Odysseyのティザーサイトの公開を開始しました。サイトには“Be prepared for a new evolution 1-22-15″ とのメッセージが書き込まれています。
この1-22-15が意味することは、2015年1月22日から始まるNAMMショー2015にてコルグArp Odysseyが一般公開されることのようです。スペックや価格などの記載はまだありません。
面白いのは、先週、ドイツの楽器メーカーBehringer も「Arp Odysseyの復刻」を匂わす書き込みをFaceBookにて行っていることです。この書き込みでは、本家ARP Odyssey MK I, MK II , MK III を再現するための3つのフィルター・モードの搭載、Midi/USBによる完全制御、価格はおよそ$500、などといった特徴をほのめかしています。発売時期に関する書き込みは行われていません。
この2社が果たしてどのようなコンセプトでArp Odysseyの復刻をしているのか気になるところです。早くもNAMM2015が待ち遠しくなってきました。
目を閉じてみて、ふと思い出す街の音。日本の大都市から連想する音と言えばパチンコ屋、電車の発車メロディ、居酒屋の呼び込み、ちょっと最近までのことであったら選挙カーなど。世界的に見たのならば日本はかなりのノイズ天国とも言えるのかもしれない。いや、もう少しリラックスしたところで考えてみることにしたい。例えば、夏の時季に聞くセミの声、寺の鐘、海岸沿いで聞くカモメの声。(いや、もっとあるはずだ)
「Sound City Project」ではユーザーがWebサイト上で世界のある特定の都市を選択すると、あたかもそこにいるかのような街の自然な音を聞くことができる。簡単に言うのなら、Googleストリートビューの音バージョンといったところかもしれない。
レコーディングには「サウンドヘッド」と呼ばれる3Dプリンターで作られたカスタムビルドのマイクロフォン(画像上)が使用されているのだが、この耳の形をしたマイクロフォンが人頭および肩までふくめた周辺物(360℃)で生じる音の変化をキャプチャーしているのだそうだ。4つのマイクロフォンが等間隔に置かれることにより、4チャンネル分の録音が行われることになるわけだが、これによって、例えばユーザーが地図上で北側を見ているとすると、左の耳は西側からの音が聞こえ、右の耳は東側からの音が聞こえるようになる。同じように、地図上で西側を見ているとすると、左の耳からは南側からの音が聞こえ、右の耳からは北側からの音が聞こえるといったようなバーチャルな音経験を豊かにする取り計らいも行われているそうだ。
「Sound City Project」はこれまでに6都市(ニューヨーク、サンフランシスコ、ベルゲン、フロム、オスロー、ストックホルム)64箇所でのレコーディングを行ってきた。残念ながらまだ日本のサウンドは録音されていない。しかし今後「Sound City Project」はコラボレーション、ライブストリーミングのような形でのプロジェクト発展、また、ユーザーが「サウンドヘッドキット」をダウンロードしモバイルツールを使ったサウンドキャプチャーを行えるようになることも考えているそうだ。
この記事を書きながらランダムに街の音を聞いているのだが、ごく自然に耳に入ってくる騒音が妙に心地良い。それだけでなく、将来、地図を開けばその場所場所の音が聞こえるようになったらきっと素敵なことに違いない。