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シンセサイザー音楽の巨匠ヴァンゲリスが1998年に録音した未発表プライベートサウンドトラック「The Tegos Tapes」がSoundCloudに公開され話題になっています。事の始まりは、ギリシャ人の神経外科医Dr. Tegosが監修した「医学生のための神経外科手術教習ビデオ」のサウンドトラックとして、その友人であるヴァンゲリスが依頼を受け制作したもので、録音時間はVHSビデオ3巻に及ぶ全12時間という驚きの長さだったそうです。その後、ヴァンゲリスの熱意あるファンの手によってこの幻となりつつあった音源が発掘され、現在エディット済みの音源が34種類公開されるに至っています。「ブレードランナー」的なダークアンビエントな世界が繰り広げられます。

 

 

 

現在ではDVD化もされているこの「医学生のための神経外科手術教習ビデオ」。Dr. Tegosのホームページではそのプレビュービデオを見ることができ、購入も可能だそうです。医学生の方で興味のある方はぜひ。

 

via DJ Food

 

 


Seze Devres Photography NYC www.sdphotography.net

 

2週間後に始まる楽器見本市「NAMMショー2015」に向け、新製品のニュースが多くなってきました。今年はさらにユーロラック・モジュール人気が高まることが予想されていますが、まずは、ニューヨークのモジュラーシンセ・メーカーVERBOS Electronics がお披露目するCVキーボードです。

シンセ界の老舗メーカーBuchla の開発協力としても知られるMark Verbos氏によるデザインということもあり、Buchla Music Easelと同様のプレート・キーボードが採用されているようです。サイズは84hp、3オクターブのキーボードはプレッシャーセンシティブ、キーの上を指で上下することでピッチベンド的な効果も作ることもできるようです。iPadアプリを使えば同じようなことはできるにせよ、やはりこのようなハードウェアを見てしまうと「格の違い」みたいなものを感じてしまいます。

 

static.squarespace.com

 

In the great tradition of West Coast synthesis, the Verbos Electronics Touchplate Keyboard is a gold plated controller with 3 independent sections for sending control voltage signals. First is a 32 key volt/oct trimmed piano arrangement with 3 octave selects. It has an output for pitch CV, pressure (actually a measurement of the surface area of the finger touching the key), gate and 10ms trigger. Second is a pressure sensitive up/down bender that can be used to bend the VCO or anything that needs bending. Finally, an 8 key tunable keyboard with CV pressure and gate outputs. The Keyboard can be powered from normal Euro power or an external 9-15 volt positive tip DC supply, for use with un-power skiffs.

VERBOS Electronics

 

 

 


printedmidi

 

ターンテーブリストの鬼才、DJキューバートのニューアルバム「Extraterrestria/GalaXXXian」のアルバムジャケットの中にはペーパーボードにプリントされたBluetooth DJ コントローラが同封し、DJキューバートのニューアルバムを聞きながら、同時にDJプレイも楽しめてしまうそうです。コントローラには2デッキターンテーブル、フェーダー、エフェクタースイッチなども付いています。

下のビデオでは、コントローラとiPhoneアプリ(Algoriddimの DJay)をBluetoothで接続し、DJキューバートのトラックを操作しているようです。

Bluetooth over MIDI はiOS8 とMac OS X ヨセミテに搭載された新機能。そしてこの薄型MIDIコントローラはイギリス・ケンブリッジNOVALIAによる技術によるものです。

 

 

Via Robyn Thinks

 

 

 

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カラオケに行って友達が(上手に)バックコーラスを入れてくれるとなかなか気分が良いものです。もしも予算があるのならば、ライブパフォーマンスでバックアップシンガーを雇ってみたい人も多いはず。でもポーランド・ワルシャワのデザイナーチームpanGeneratorが作った「ECHOOOOOOOO」を使ったらダフトパンクも超える新時代のコーラスを作ることができるかも。

「ECHOOOOOOOO」は人間の声の抑揚に合わせて8つのスピーカーがディレイやエコーやピッチシフトなどのエフェクトサウンドを作り出すもので、しかもダンス付き。ダンスはまるでピクサー・アニメを見ているかのようですが、事前にプログラミングされた動きとは違い、声の周波数と振幅によってリアルタイムで動く仕組みとなっているそうです。

そろそろ、カラオケルームにもこんな革新的スピーカーシステムが導入されても良い頃なのでは?

 

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replika

 

皆さんはもうNative Instrumentsからのハッピーホリデーギフト「REPLIKA」をダウンロードしましたか?

REPLIKAは3種類のディレイアルゴリズムを搭載。Modernはクリーンなディレイエフェクト、Vintage Digitalはローファイなレトロディレイサウンド、Diffusionはリバーブのような広大なスペースを作るエフェクトです。

これら3種類のディレイが、フェイザーまたはレゾナントフィルターと組み合わされることで、クリエイティブでディープなディレイワールドが作り出されていくのですが、音がとにかく良いです。

インターフェイスもごくシンプル、操作に迷うことなく音だけに集中することができるのも良いです。嬉しいプレゼントとはこのような物のことを言うのでしょう。

Macバージョンでの使用の際は、64-bit対応のホストアプリケーションのみでの動作になるので注意が必要です。

キャンペーン終了後(12/31)には49ユーロでの販売になるので、もちろんこの期間にダウンロードしておきましょう。そのほか、10種類のTraktor Remix Set、NIオンラインショップで使用可能な25,00 €E-バウチャーもホリデーギフトとして用意されています。

 

Native Instruments

 

 

 

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uhehive

 

ドイツ・ベルリンのソフトウェアメーカーU-he は新しいプラグインシンセHive のプレビューバージョンを無償公開しています。Hiveはダンスミュージックの製作にフォーカスしたシンセサイザーです。

これまでどちらかというと堅気でギークなイメージの強いプラグインシンセをリリースしてきたU-he ですが、「楽しいシンセサイザー」をテーマにして作られているHiveはダンスミュージック制作に必要とされるスイートスポットを簡単に見つけることができる作りとなっています。4つのオシレーター、そして各オシレーターのユニゾンモードでは1〜16までのボイス数を選択することができ、かなり重厚なサウンドを作ることも可能になっています。また、CPUへの負担が少ないのも大きな特徴といえるでしょう。

HiveプレビューバージョンははKVRフォーラムより無償ダウンロード可能。このプレビューバージョンは2015年1月31日までの使用が可能になっています。なお、製品版は$149での販売が予定されています。

 

  • Features preview:
  • Very low CPU usage
  • switch Hive’s engine to different basic characters, on the fly
    (buzzword translation would be: Multi Synth Engine Technology™)
  • 1 to 16x unison for each of the 4 oscillators for “super” sounds
  • 2 main oscillators, 2 sub-oscillators
  • 2 multimode filters
  • Step sequencer & arpeggiator
  • 12 slot modulation matrix with 2 targets per slot, 4 envelopes (ADSR), 2 LFOs
  • 7 built in effects
  • Single screen interface

 

U-he

 

 

 

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