WretchUp1

 

ドイツのテクノデュオ、マウスオンマーズが手がけたアプリWretchUp がリリースされました。WretchUp はボイスチェンジャー・エフェクター。厳密に言うとピッチシフターとディレイが合わさったようなエフェクターで、iPhoneやiPad のマイクロフォンに向かって歌ったり叫んだりした声がアナーキーに加工され、スピーカーからならされます。大声を出しながらパラメーター(ディレイタイム・フィードバック・フィルター・フリークエンシー)を上げ下げするのが一番楽しい使い方かもしれません。または録音した音を再生しながら、スピードノブをグルグル回してみるのも楽しいです。もちろん声以外、リズムループやシンセサウンドに使ってみるのも楽しいです。

WretchUp2

 

iPhoneでもiPadでも使えるユニバーサル仕様ではありますが、「iPhone片手持ち」で使った方がライブでの見栄えは良いかもしれません。

実験的、電子的、ドイツ的ユーモアあふれる、やんちゃなニューアプリ。

 

 

App store にて¥400

MOM Instruments

 

 

 

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ikeabekant

 

机の前に座ってDJの練習をすることはあまり好ましいことではありません。机の前に座って長時間音楽作りをすることも体にとって思わしいことではありません。たまには立ちながら作業することによって、腰痛にもいいはずですが、脳にも良い刺激が伝わり、新しいインスピレーションが湧いてくるかもしれません。

家具販売店 IKEA が新しく発売したBEKANT ergonomi はスイッチ一つで高さを調節することができるオフィス用デスク。元々は長時間オフィスワークをする人のために作られたものではあるようですが、もちろんミュージシャンがライブパフォーマンスの予行練習として使うことや、クラブでのDJプレイをイメージして使うこともアリでしょう。

このタイプのデスク、IKEA JAPANのカタログには掲載されていないようです。ちなみにアメリカでの価格は$599 となっています。

 

 

 

レコード収集になやんでいるDJの方はこちらもどうぞ。IKEA によるホームスタジオ改装術その1

 

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Yosemite-press-realease-image-1

 

先週からアップルの新しいオペレーションシステム OS X yosemite がリリースとなり、現在Mac App Store からの無償ダウンロードが可能になっています。

毎回のことではありますが、まずは使っているソフトウェアの対応状況を確認してからOSをアップデートするように心がけてください。比較的DAWソフトウェアは対応状況を収集し易いのですが、プラグインソフトウェアになると情報を収集しにくいところもあります。個人的にはもう1ヶ月くらい待とうかなといった様子です。

主なメーカーの対応状況を記しておきます。

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Native Instruments の新しいプラグインシンセサイザーKONTOURが発売されたばかりです。KONTOURはNI の創始者の一人、REAKTORの開発者としても知られるStephan Schmit氏による発案/開発されたシンセサイザーです。NI のシンセで言うのなら、FM8→Prism のシンセエンジンにさらに磨きをかけた FM音源系のシンセサイザーです。

 

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modulares_interface_15

 

iPadやiPhoneのタッチスクリーンは確かに便利なものですが、ここぞという時の音楽的表現には物足りないものがあります。以前、このブログでもTuna Knobsという吸盤付きのノブを紹介したことがありましたが、インターラクションデザイナーFlorian Bornのアイデアはもっと大胆でクール。

アルミ製のフレームと3種類(ノブ・スライダー・スイッチ)のコントローラモジュールでiPad を覆うことによって、iPadをフィジカルインターフェイスに変えてしまうModulares Interface B.A。タッチスクリーンに「触れる」感覚を与えることがコンセプトとして作られたことが強調されています。

確かに、これならiPadを大胆にコントロールできそう。でもここまでしてiPadを使う意味があるのだろうか、、と、ぼそり。

 

modulares_interface_01-800x500

 

製品化についての情報はいまのところないようです。

 

Modulares Interface B.A

via Synthetopia

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最近はやたらめったら「光」が多く使われたコントローラが多いのですが、その点、ドイツのメーカーFaderfoxのコントローラは言ってみるなら質実剛健。頑丈な作り、無駄な機能の少ないコントローラです。目的にあった機能だけを狭い机の上に置くことのできる小さなサイズも良いです。私自身6年前くらいに DJコントローラ(DJ2)を買ったのですが、それ以来のファンです。そんなFaderfoxのミクロモジュールコントローラシリーズの第4世代となるSC4PC4の出荷が開始され始めました。

 

SC4

 SC4 は8つのプッシュ式エンコーダーノブが備わったMIDIコントローラ、ノブの淵にはLEDライトが備わり、設定値を確認することができます。30までのユーザープリセットを本体に保存することが可能になっているほか、sysexダンプを使ったデータバックアップが可能になっています。

Ableton Live 用のスクリプトも用意されており、難しいセッティングなしに接続、すぐに使用することができます。SC4を2台使い、16トラック分のコントロールをすることも可能です。

面白いのは、8トラックのモノフォニックシーケンサーが備わっているとところで、MIDIノート・オクターブ・リピート・MIDI CC・アクセント・レングス・スキップなどの情報を入力しながらシーケンスパターンを操作していくことができます。公式サイトによると、このシーケンサーはローランドのM185 (System100M用のシーケンサーモジュール)に似ているだそうです。

SC4 はUSB接続・通常のMIDIケーブルでの接続に対応、またiPadとの接続(カメラコネクションキット要)も可能になっています。メインパワーのみでの動作も可能なので、コンピューターなしでも、ハードウェア機器(Elektronを使っている人は嬉しいはず!)と接続することもできます。

249 Euro

PC4

こちらの方は、24個のノブと2つのスイッチが付いたコントローラで、MIDI CC・ピッチベンド・プログラムチェンジなど、あらゆるMIDIパラメーターをアサインすることができるスタンダードなコントローラ。ユーザープリセットを本体に16種類保存することができるほか、sysexダンプを使ったデータバックアップが可能になっています。コンピューターソフトウェアで複雑なセッティングをしている際に起こりがちな、設定値が突然変わってしまうような状況に対応する「switchable snap function」という機能も搭載。

PC4 も同じく、USB接続・通常のMIDIケーブルでの接続に対応、またiPadとの接続(カメラコネクションキット要)も可能になっています。

音楽ソフトウェアだけでなく、ビデオソフトウェアの操作にも使えそうです。

199 Euro

詳しくは公式サイトよりどうぞ。