ローランドがリリースするセッションミキサーHS-5。最大5人までがヘッドフォンを使ってセッションやアンサンブルをすることができるミキサーで、それぞれの演奏者はそれぞれのミックスバランスを設定することができ、かつ、アンプモデリングやリバーブなどのエフェクターを加えるえることも可能。
ここまではJamhubとにたような感じではありますが、HS-5 の場合はUSBメモリースティックにセッションをステレオ録音することができたり、PCと接続をすればそれぞれの演奏をマルチチャンネルで録音もできてしまいます。演奏者のセッティングを保存しておくこともできたり、メトロノームが付いているのもプラス。
バンドメンバーみんなで鉄板焼きをつつくような、そんなローランドのデジタルセッションミキサー。
⬇️オフィシャル・イントロ・ビデオ
発売日、価格未定
TraktorやSerato を使ってDJをする人は数年前に比べると確実に増えているようですが、iPad(iPhoneでもいいのですが)を使ってDJをする人はまだそんなに多くないようです。よく言われていることは、iPadでDJ をしてもDJをしているようには見えない、、メールでも読んでるんじゃないかって風にも見えてしまうのだとか。とはいっても10年前くらいににはコンピューターでDJ をしていても仕事でもしてるんじゃないのか、、なんて言われたこともあったわけで、要するに、クラブやバーのような音楽を聞いて楽しくワイワイしたい場所で、見慣れないスタイルでDJをすることは人々に違和感を与えてしまうものなのかもしれません。じゃあ、MIDIコントローラを使えばいいんじゃない?それもひとつの解決策に違いないはず。
iOS アプリ「DJ Player」はiPhoneでもiPadでも使えるDJアプリで、Native InstrumentsのTraktor DJ やallgoriddim djay2 などに比べるとちょっと地味な存在ではあります。とはいっても、非常に使い易さを追求しているアプリで、純粋に音楽をプレイしたいという人には特におすすめできるアプリです。
DJ Playerは着々とバージョンアップを重ね、リリースになったばかりのバージョン7.5 ではMIDI機能を大刷新、USB MIDIクラスコンプライアント対応のものであればどのMIDIコントローラからでもMIDIマッピングをすることができ、DJコントローラとして使うことができるようになっています。マッピングはちっと苦手という人は、次に挙げてあるコントローラならば接続するだけでもすぐにプレイすることが可能です。
DJ Player プラグ&プレイ対応コントローラ
- Numark: MixTrack Pro, MixTrack Pro II, iDJ Pro, N4, iDJ Live, Mixtrack Edge
- Pioneer DDJ-SB
- Vestax: VCI-400, Spin2
- Allen & Heath XONE:K2
- Stanton DJC-4
- Reloop Terminal Mix 2
- Hercules: Air, Air+, Instinct, RMX2
- iCON idj
- ION iDJ2GO
MIDIクロックを使った同期演奏
このDJ Player がTraktorやdjay2 よりも機能的に先に進んでいるのがMIDIクロック機能。DJ PlayerからはMIDIクロックを送信することができるので、iOSデバイス内のアプリとテンポ同期することができたり、コンピューターとWifi接続をしてDAWソフトウェアとテンポ同期するなんてことも可能です。もっと安定した同期を取りたい場合にはUSBケーブルを使ってコンピューターとiOSデバイスを接続することも可能。そうなった場合、あくまでもDJ Player はマスターとなるので、Ableton LiveにしてもNI Maschine にしてもMIDIクロックを受信するスレーブとなるわけです。
ここまでやったらiPad でDJをしていてももう誰も文句は言えないでしょう。
App Store にて¥フリーですが、内課金制による機能アンロックあり。
Hanson Interactive がリリースした新しいiPad 専用のビートメイキングアプリGumdrops。合計64トラックそして各トラックには32ステップのシーケンサーが 備わっています。
これまでのビートメイキングマシンというと、ひとつのインストゥルメントを呼び出し(たとえばハイハットを選択するなど)パターンをプログラムしていくのが普通で、ハイハットとスネアのパターンを同時に変えるような操作をすることができませんでした。このGumdropsの場合だと、両手を使って、左手はハイハットの操作、右手はスネアの操作をするようなことも可能になり、もっとドラムらしく、もっとエモーショナルなドラムマシンプレイを楽しめます。
上の画像を見て分かるように、インターフェイスには64個のスイッチが並べられており、これらのスイッチを押すと、中で設定してあるシーケンサーが動く仕組みになっています。下の画像はシーケンサーを開いたときの画像。シーケンサーはベロシティにも対応しています。
Gumdropsは一通りの機能にも対応しています。MIDIクロックは送信のみ可能。
- Inter-App Audio
- Audiobus
- AudioCopy/Paste
- MIDI Clock
- WIST
- SoundCloud
App Store にて¥500
テクノアーティスト「マシュー・ディアー」とアメリカ大手電子機器メーカー「ゼネラル・エレクトリック」によるコラボレーション「Drop Science」。
ゼネラル・エレクトリックが有する飛行機や機関車のエンジン・タービン・医療機器など、世界でもっともパワフルな機械から発せられる数々の音がサンプリング編集され、マシューディアーの手によって一つのテクノ音楽に再構築されている。
トラックで使われているサンプルのいくつか⬇️
そして完成したトラックがこちら⬇️
以前、オンラインで遊べるOtomata というシーケンサーを紹介したことがあるのですが、そのOtotamaにインスパイアされて製作されたというPush Pong とLive Pongは Ableton認定トレーナーMark Towers氏によって製作されたMax for Live 専用のデバイス。Push Pong の方はAbletonコントローラPush のパッドを使って操作するシーケンサーで、Live Pong の方はAbleton Live のスクリーンに表示されるグリッドを使って操作するシーケンサーです。
仕組みはとても簡単で、Liveをプレイし始めるとセルが上下左右に動き始め、セルが端にぶつかると音がなります。セルは8個まで同時に動かすことができ、それぞれのセルが様々な動きをすることで時にはミニマルな、時には複雑難解なリズムを作り出し、昔のゲームマシンをボーッと見ているような妙な浮遊感を感じます。ドラム音源に挿入するのも面白いですし、きれいなギター音源なんかに挿入しても面白いパターンを作ることができます。
Max for Live デバイスライブラリーよりフリーでダウンロード可能。もちろん使用するにはAbleton Live Suite が必要になります。