Native Instruments の iOS アプリ Traktor DJ がアップデートバージョン1.5.1 をリリースしました。このアップデートではTraktor DJ を使ったパフォーマンスがこれまでよりももっと楽しくなるリアルタイムエフェクターSuper Slicer 機能を搭載。
バージョン1.5.1 の新機能は以下の通り。
- Super Slicer
- プレイしたトラックを記憶するHistory Playlist
- Beat Grid の改善: 波形を「ピンチしてズーム」することができるようになったり、「マグネティックスナッピング」機能によってグリッドの設定がより楽になりました
- ブラウザのバグ修正
- 最新世代デバイスでのパフォーマンス向上
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Elektron のアナログドラムマシンAnalog Rytm と統合するiPad アプリ「STROM」が間もなくリリースされるようです。そのプレビュービデオが公開になったばかりです。
このStromはサンプルエディターのようなもので、エディットしたりスライスしたサンプルデータを素早くAnalog Rytm にトランスファーすることが可能になるようです。ビデオを見たところではかなりアーティスティックな音作りもできるようで、Analog Rytm のサンプラー機能を増強するアプリといえそうです。またパフォーマンスのためのツールとしても使うことができ、トラックのパラメーターをiPadから操作するようなことも可能となるようです。
特にAnalog Rytm のスクリーンは非常に小さいものなので、iPadのタッチスクリーンを使って操作することができるようになるのはユーザーにとっては嬉しい話です。でもコンピュータースクリーンを見たくないという理由でAnalog Rytm を選んだユーザーにとってはちょっと耳の痛い話かも。
価格、発売時期未定
DJ Tech Tools と Red Bull Music Academy によって開発されたマルチパーソンDJコントローラ Orbit。大型の円形テーブルには12個のタッチホイールとフィードバック用の1000個のLEDライトが付いており、最大12人でDJプレイを楽しむことができるコントローラのようです。
Ableton Live に仕込まれたトラックは12個のパートからできており、一人一人が各パート(インストゥルメント)を操作することができるコントローラになっているようです。ジョグホイールを回すことによって各インストゥルメントのパターンを変えることができ、例えばハイハットを担当している人がホイールを回すことによってハイハットのパターンを8分の刻みから16の刻みに変えるなど、ごく単純な操作ではあるわけですが、これを12人という大人数で行なうことによって、音楽知識がない人であっても、みんなでトラックを構築していくという楽しみを味わうことができるわけです。
Orbit はスペインのイビザ島で開催中のリッチーホウティン主催のパーティ「Enter」の会場内に設置中とのこと。
12人で音楽を作るというアイデアには興味深いものがあります。 いや、ぜひチャレンジしてみたいです。

AKAI プロフェッショナルは新しいDJコントローラAFXとAMXのリリースを発表しました。人気DJソフトウェアSerato専用となるモジュラータイプのコンパクトコントローラ。
Serato専用のコントローラカタログを見てみるとまずその種類の多さに驚くわけですが、どういうわけかほとんどのものがジョグホイールを備える大型コントローラです。このサイズのコントローラを持ち歩くことやクラブやバーで置き場所を確保することは本当に大変なことだと感じるのですが、そういった意味でこのスリムなAKAIのコントローラはすべてのSeratoユーザーにとって手に取り易いものに違いありません。
AFX はNI Traktor Kontrol F1 とNI Kontrol X1 の中間といった感じで、パッドやタッチストリップを使い、エフェクターやスライスを操作することのできる、デジタルDJパフォーマンスに焦点を当てたコントローラとなっているようです。
AMX はオーディオインターフェイス内蔵の2チャンネルミキサーで、NI TRaktor Kontrol Z1 のような作りになっていますが、インプット端子を備えていたり、トランスポートコントロールを備えているなどの違いを見ることもできます。
AFX
- タッチストリップ
- 4デッキコントロール
- 9 タッチアクティベートノブ
- 8 ベロシティ対応+RGBバックライトパッド
- パッドモード切り替え(トリガー・ホットキュー・ループ・スライス)
- USB パワード
- US$199
- 24-bit/96kHz オーディオインターフェイス
- 2 フォノ/ラインインプット, ステレオヘッドフォンアウトプット
- 9 タッチアクティベートノブ
- Serato DJソフトウェアのフルライセンス
- クロスフェーダー
- US$249
iOSアプリ「Gliderverb」は、リバーブエフェクターのパラメーターをいじりながら音楽演奏をすることができるもので、たとえば、ルームサイズの値を大きくしたり小さくしたりすることによって残響音を大きくしたり小さくしたり、残響音の周波数をいじることでピッチを変化させるなど、リバーブエフェクターの新しい使い方を模索することができるユニークなアプリです。サウンドの方もとてもスムーズで、この茹だるような暑さのなか、ほんのり涼しい気分に浸ることができます。
オーディオファイルを読み込み、パラメーターをいじるだけでも様々な音像をつくることができるのですが、インパルスシンセ内蔵のパッドをアクティベート(¥700)することで、水のしずくのような美しい音を奏でることもできます。
iOS ディバイスを傾けたりすることによってパラメーターを動かすこともできますし、また、外部MIDIコントローラを使って動かすこともできます。もちろんAudioBusとIAA にも対応。フリーのアプリなのでぜひ試してみてください。
Ableton Live 専用ディバイス「Gliderverb」(無償)もあり。
App store にてフリー