世界最古の電子楽器とされるテルミン。世界最古の電子楽器がキーボードのようなインタフェイスではなくジェスチャーを使う楽器だったなんてなんだか不思議な話です。目を使わなくても手の動きだけで音楽を奏でることができるなんて、今の時代だからこそロマンスを感じるわけです。
とはいえ、相当なトレーニングを積まないと音楽らしき音楽を奏でることの出来ないテルミン。しかし、Moog によって開発された新しいテルミン Thermini にはチューナーが内蔵してあったり、オートピッチのようなピッチ修正機能もついているということで、いくぶん演奏の方は楽になるのでしょう。
音色の方はiOS Animoog のエンジンが積まれており、これまでのテルミンよりも音色幅が大きく広がります。また、ピンポンディレイも内蔵しているのでサウンドに潤いを加え、気持ちのいい演奏ができそうです。MIDI in CV out付き、内蔵スピーカーも付いたモダンテルミン。
さて、新しく公開されたThermini のデモンストレーションビデオですが、「キルビル」のようなDorit ChryslerさんがTherminiの可能性について語ります。ドローン、そして時には切れのあるパフォーマンスを、見せてくれます。見所は2:10あたり。
フランジャーと言えば今となってはどのDAWソフトウェアにも付属している定番エフェクターのひとつ。「シュワシュワシュワー」とした(英語ではswooshという言葉を使うらしいのですが)、ジェット音のようなうねりを持つサウンドを作ることができるエフェクターです。 刺激的なサウンドをすぐにつくることができるので遊んで楽しいエフェクターではあるのですが、伝統的なサウンドが故にいざ使うとなるとちょっと勇気のいるエフェクターです。
そんな「シュワシュワ」だけでない、これまでと違ったフランジャーサウンドをつくることのできるプラグインエフェクター FLOW が Sinevibes よりリリースされたばかりです。
デモバージョンが用意されているので早速試してみました。デモバージョンでは数秒置きにノイズが入ります。また、残念ながらFLOW はマック AU プラグインのみの対応です。
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バルト海に面するヨーロッパ北東部に位置するラトビア共和国。一度だけ訪れたことがあるのですが、とにかくめちゃ寒むです。それはさておき、ラトビアに拠点を置くErica Synths というメーカーがリリースしたデスクトップ型のフィルターエフェクターACIDBOX。この ACIDBOX は80年代のソビエトが生産したもっとも有名なシンセサイザーPolivoks のフィルター部をエミュレートしたものだそうです。ちなみに、、ソビエト時代のPolivoksとはこんなシンセサイザーだったようです。
赤いボタンをタップすることによってLFOの速度を調節することができたり、CVコントロールが可能とのこと。ごっついノブがいい感じです。下のデモンストレーションビデオではKORG MonotribeのサウンドがACIDBOXに通されフィルターがかけられています。AKAI MPCからはドラムサウンド、そしてMIDIクロック信号がMonotribe に送られ、MonotribeからLFO CV がACIDBOXに送られている様子です。
価格ユーロ222
via Sequencer.de
ピアノやギターを弾けなくてもiPadのスクリーンをタッチすることで音楽を演奏することが出来てしまうワンダフルなアプリGestrument。このGestrument次期バージョンはMicrosoft Kinect 360 カメラ に対応するようで、開発者らによるリサーチビデオが公開になっています。ビデオではジャグラー使ったり、新体操のようなジェスチャーを行いながらアプリをコントロールしている様子が映されています。Kinectカメラと音楽プログラムの融合は近い将来でもっとも楽しみにしていることの一つです。
App Storeにて¥800