昨日、Monotomysがリリースした「B-Step Sequencer for iPad」。

これまで「B-step Sequencer」は OS X、Windows、Lenuxをプラットフォームとしたスタンドアローン/VSTのソフトウェアだったのですが、昨日、B-Step iPadバージョンがリリースされ、そして今年中旬までにはAndroidバージョンとraspberry pi バージョンのリリースも予定しているそうです。

「B-step Sequencer」はひとつのステップに4つの音を並べコード再生をすることができ、伝統的なシーケンサーとはやや違ったアングルを持つユニークなシーケンサーです。

NovationのLaunchPadがコントローラとしてサポートされており、それも2台までのLaunchPadや、その他のMIDIコントローラからのMIDI CC のレシーブも可能。ライブパフォーマンスでも活躍できそうなセッティングを作ることができるようです。LaunchPadとステップシーケンサーのコンビネーションはピッタリです。

 

 

個人的なところでは、ネットワークMIDIを使った時にどの程度のテンポの揺れが生じてしまうのか?またiPadをMIDI クロックマスターとして使っていいのか? この辺りに注目して試してみようと思っています。

 

 

B-step Sequencer for OS X、Windows、Lenuxにはデモバージョンあり。

B-step Sequencer foriOS はApp Store にて¥1,700

 

 

 

 

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現在アメリカのアッシュビルで開催中のMoogfest 2014。ここで昨日発表されたのが「エマーソン・モジュラーシステム」。

「エマーソン・モジュラーシステム」は50年前にモーグ博士が開発製作を行った「Moog モジュラーシステム」の復刻。Moogモジュラーのスペシャリスト達の手によって 、新旧さまざまなパーツを基に、3年の歳月が費やし忠実な再現が行われたそうです。

しかし驚いたことにこのモンスター、1台限定、博物館用に作ったのだと思いきや、数台の販売をするそうなのです。

ちなみに当時の標準的なシステムの価格は6,000ドル(1ドル=360円で216万円)程度であったそうです。。。

そのようなわけでこの「エマーソン・モジュラーシステム」。もちろん一般的でな楽器ではないにしろ、できれば若い世代のアーティストがこのような楽器をさわる機会が多くなればと願うところです。

Moog

 

 

 

 

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最近、楽器屋を覗いてみて驚いたことはMIDIキーボードの種類の多さ。ラップトップやタブレットを使って音楽作りをする人が増えていることもあり、持ち運びにも便利、電源供給もUSBから行えるコンパクトミニMIDIキーボードの数が多くなって来ているようです。

さて、このたびAKAIがリリースするMPK mini mk2ですが、AKAIのスペシャリティーであるMPCのドラムパッドがついているところが一つの魅力であることは間違いないでしょう。プラス、8つのロータリーノブが付いたコンパクトMIDIキーボードなのです。

 

 

MPK mini mk2 は5年程前にリリースされたMPK miniの新しいバージョンです。パッと見て一番大きく変わった部分は左上にある赤いサムスティック。4方向にクリクリと動かすことができるもので、ピッチベンドとモジュレーションの操作することができます。ミニキーボードとはいってもピッチベンドが付いていないキーボードはものは寂しいもの。この小型スティックはなかなかナイスなアイデアです。

もう一つの新機能、ノートリピート機能が付いているのも乙。アルペジエーターはmk1にも付いていたものですが、これもなかなか重宝します。

USBのジャックが小型のものからフルサイズジャックに変わっているのも良いところです。小型ジャックは結構簡単に外れやすいのです。また、万が一ケーブルをなくしてしまった場合でも、すぐに代わりを見つけることができます。

このMPK mini mk2 にはエディター、そして音楽ソフトウェアが付属するのも特徴。

  • Akai Pro MPC Essentials これは結構うれしいかも!
  • SONiVOX Wobble by AIR Music Tech
  • Hybrid 3 by AIR Music Tech

 

同じ25鍵ミニキーボードであるNovation Launchkey Mini やarturia Mini Labと違い、iPadとの接続は不可能なのは残念なところです。

 

 

MPK mk2 スペック

  • Number of Keys: 25 velocity-sensitive
  • Pads: 8 pressure- and velocity-sensitive, light-up MPC-style pads x 2 banks
  • Knobs: 8 assignable controller pots
  • Computer interface: USB-MIDI communications to Mac/PC
  • Programs: 4
  • Octaves: 10 with Octave Up and Down
  • Arpeggiator: Yes
  • Additional Controls: Pitchbend/Mod Joystick, Note Repeat button, Full Level button, Tap Tempo button
  • Additional Inputs: (1) 1/4″ (6.35mm) TS input for sustain pedal
  • Power: USB power via full-size USB jack; no power adapter required
  • Dimensions: 12.5″ x 7.13″ x 1.75″
  • Weight: 1.65 lbs
  • 価格?
  • 発売日?

 

AKAI

 

 

 

 

 

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Alexander Zolotov氏による最新アプリ「PhonoPaper」がリリースされました。

まず、スマートフォンのマイクロフォンで録音を開始します。(しゃべり声だけでなく簡単な楽器の演奏でも良いのですが)

録音した音声を画像イメージに変換します。

この画像をプリントアウトします。

今度はスマートフォンのカメラを使ってプリントアウトした画像を読み取ります。(バーコードのような感じですね)

すると録音した音声を再生することができてしまう!! のです。

まずは下のビデオを見てみてください。「PhonoPaper」はiOS ユニバーサル+アンドロイド対応のアプリ。しかもフリー!

 

 

 

App Store

GooglePlay

 

 

 

 

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Native Instruments のMaschine。昨年末にMaschine Studioという大型ハードウェアコントローラがリリースされ、これに伴いMaschine ソフトウェアもバージョン2.0 に大きくアップグレードしました。このアップグレードしたソフトウェアがマルチコアプロセッサに対応したことにより、Maschineの動きが劇的に向上したのは記憶に新しいところ。CPUにかかる負担は激減、ライブセットを組む際の悩みの種がかなり解消されました。

さて、そんなMaschineソフトウェアのバージョン2.1が先週リリースされたばかり。

このバージョン2.1 のハイライトとなるのは、Maschineドラムシンセに新しいキックサウンドが加わったことです。そして同じくドラムシンセの「シェイカー」に自動演奏機能が付いたことですが、これらのことに関してはNIのホームページを参考してみてください。

http://www.native-instruments.com/jp/maschine-groove-production/new-in-maschine/?content=2694

 

Maschine 2.1 は劇的なアップデートといった感じではないのですが、Maschineを使い込んでいる人にとっては便利と思われる機能が数多く搭載されています。今日はそのうちの幾つかを紹介してみたいと思います。

 

 

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1905年に、ドイツの物理学者H・ルーベンスは、サウンドウェーブの視覚化をつくるために、ガスで炎を上げるチューブを発明しました。時を超え、デンマークのとあるチームが開発したルーベンスチューブには合計で2,500の穴があいており、音に合わせ2,500の炎が上がるという驚きのチューブ。音が大きければ大きい程大きな炎が上がります。ビデオの見所は2:37から。