スコットランド・グラスゴー出身のプログラマー・作曲家・ギーク・テルミンヒーロこと Greig Stewartによる NESショルダーキーボードを使った演奏。曲は米人気ドラマ「ゲームオブスローンズのテーマ曲(8ビットバージョン)」
Greig Stewartが作ったショルダーキーボード「NESKeytar」は任天堂のゲームマシンNES(任天堂エンターテイメントシステム_初代ファミコンの海外向けバージョン)が使われており、本体には「ギターヒーロー」のギターコントローラ、おもちゃ鍵盤、そして二つのゲームコントローラが取り付けられている。
音源はNECのオリジナルチップ RP2A03 chipが使われ、Pure Data (pd)という言語で書かれたソフトウェアは Raspberry Pi によって動作、アルペジエーターとドラムシーケンサー機能が装備してある。後ろから飛び出すレーザー光線はMIDIコントロールされているというのも驚きだ。
しかも、これだけ改造してあっても元の通りのゲームマシンとしても動作するそうだ。
それではビデオの方をどうぞ。
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世界最古の電子楽器とされるテルミン。世界最古の電子楽器がキーボードのようなインタフェイスではなくジェスチャーを使う楽器だったなんてなんだか不思議な話です。目を使わなくても手の動きだけで音楽を奏でることができるなんて、今の時代だからこそロマンスを感じるわけです。
とはいえ、相当なトレーニングを積まないと音楽らしき音楽を奏でることの出来ないテルミン。しかし、Moog によって開発された新しいテルミン Thermini にはチューナーが内蔵してあったり、オートピッチのようなピッチ修正機能もついているということで、いくぶん演奏の方は楽になるのでしょう。
音色の方はiOS Animoog のエンジンが積まれており、これまでのテルミンよりも音色幅が大きく広がります。また、ピンポンディレイも内蔵しているのでサウンドに潤いを加え、気持ちのいい演奏ができそうです。MIDI in CV out付き、内蔵スピーカーも付いたモダンテルミン。
さて、新しく公開されたThermini のデモンストレーションビデオですが、「キルビル」のようなDorit ChryslerさんがTherminiの可能性について語ります。ドローン、そして時には切れのあるパフォーマンスを、見せてくれます。見所は2:10あたり。
フランジャーと言えば今となってはどのDAWソフトウェアにも付属している定番エフェクターのひとつ。「シュワシュワシュワー」とした(英語ではswooshという言葉を使うらしいのですが)、ジェット音のようなうねりを持つサウンドを作ることができるエフェクターです。 刺激的なサウンドをすぐにつくることができるので遊んで楽しいエフェクターではあるのですが、伝統的なサウンドが故にいざ使うとなるとちょっと勇気のいるエフェクターです。
そんな「シュワシュワ」だけでない、これまでと違ったフランジャーサウンドをつくることのできるプラグインエフェクター FLOW が Sinevibes よりリリースされたばかりです。
デモバージョンが用意されているので早速試してみました。デモバージョンでは数秒置きにノイズが入ります。また、残念ながらFLOW はマック AU プラグインのみの対応です。
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バルト海に面するヨーロッパ北東部に位置するラトビア共和国。一度だけ訪れたことがあるのですが、とにかくめちゃ寒むです。それはさておき、ラトビアに拠点を置くErica Synths というメーカーがリリースしたデスクトップ型のフィルターエフェクターACIDBOX。この ACIDBOX は80年代のソビエトが生産したもっとも有名なシンセサイザーPolivoks のフィルター部をエミュレートしたものだそうです。ちなみに、、ソビエト時代のPolivoksとはこんなシンセサイザーだったようです。
赤いボタンをタップすることによってLFOの速度を調節することができたり、CVコントロールが可能とのこと。ごっついノブがいい感じです。下のデモンストレーションビデオではKORG MonotribeのサウンドがACIDBOXに通されフィルターがかけられています。AKAI MPCからはドラムサウンド、そしてMIDIクロック信号がMonotribe に送られ、MonotribeからLFO CV がACIDBOXに送られている様子です。
価格ユーロ222
via Sequencer.de