オランダの人気プラグインソフトウェアディベロッパーRob Papen のFaceBookページより。現在、Rob Papen氏は同社のプラグインシンセ(BLUE-II, Predator, SubBoomBass, Blade)  のためのハードウェアコントローラの製作を計画中とのこと。上の画像はまだレンダリングの段階です。

「PR-Control」は横幅43 cm×縦幅23 cm、ツマミとツマミの間には十分なスペースがとられ、洗練されたデザインが目を引きます。馴染み深いシンセパラメーターが並ぶ中で、あれ?と思うのは本体右側にある「X-Control」と「Y-Control」。もしかするとこの部分はX-Yパッドもしくはスティック型のコントローラになるかもしれないとのことですが、ツマミ式のXYコントロールも趣があるように見受けられます。

LCDスクリーンは搭載されていませんが、大概のユーザーはコンピューターを見る事なしにプラグインシンセを操作することはないだろうということ、そして本体の価格を極力抑えようとしていることも強調しています。

かつてコルグもLegacy Collection Ms-20 専用のコントローラをリリースしていましたが、確かに、ソフトウェアシンセをハードウェアシンセのように使うことができるのは魅力的です。しかしある程度MIDI CCやNPRNsの知識さえあれば、大概のMIDI コントローラでソフトウェアを操作することは可能なわけです。果たしてRob Papen製のMIDI コントローラはユーザーの虜となるのか気になるところです。

どちらにしてもまずは価格。そして優れたテンプレートの付属、Rob Papenの4種類のソフトウェアシンセとどこまで統合できるのかがキーとなるのでしょう。Rob Papenユーザーは要注目ですね。

Rob Papen Facebook

 

 

 


AKAI Professional の FaceBook ページによると、Retronymsとの共同開発、ビートメイキングアプリiMPCのプロバージョンとなる iMPC pro が現在開発中されているとのこと。この春中旬にはリリースが予定されています。64トラックの再生が可能になる、プロ仕様のポータブルMPCが期待できそうです。

さて、本日公開されたばかりの「iMPC Proプレビュービデオその1」ですが、ここでは「The Flux Link」という機能の紹介がされています。いわゆるグリッチサウンドやビートドロップを作るエフェクターのようですが、スクリーンの左上半分を使ったパッド操作はとても使いやすそうに見えます。インターフェイスもスッキリしていますね。

 

 

オリジナルiMPCにはなかったタイムストレッチやビートスライス機能は?詳細は間もなく発表になるようです。リリースまでの間は、機能紹介ビデオが毎週公開されるそうです。

AKAI Professional Facebook

 

 

 

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2009年にAbleton Live専用のコントローラとして衝撃的なデビューを飾ったAKAI APC 40。今となっては同様の機能を持つコントローラが多く発売され、やや色褪せて来てしまった感のあるAPC 40 ではありますが、今でもAbleton Liveユーザーにとっての重要な機材の一つとなっています。

その後継機となるAPC 40 mk2 が今月ドイツフランクフルトで開催されるMusikmesse 2014 で発表されるようです。APC 40 mk2 は5×8のRGB LEDクリップローンチパッド、8×ロータリーノブ、8×チャンネルフェーダー、クロスフェーダー、センドバスに素早いアクセスが可能なセンドスイッチを装備。見たところでは旧型APC 40と同等のレイアウトに感じますが、機能面でどのような改良がされているのか気になるところです。

加えて、25鍵盤+マトリックス・ローンチパッド付きのAPC Key 25、そして8×8のマトリックスローンチパッド+8フェダー付きのAPC Mini も同時に発表されるようです。

 

APC 40 mk2

• 5×8 RGB LED clip matrix – launches clips with visual feedback

• 8 channel faders, 1 master fader, and 8 device controls – map to Ableton Live directly

• Intuitive layout – revised knob layout with in-line controls for smarter workflow

• A/B crossfader – can be assigned on the fly for dynamic mixing

• Send button – press and hold Send and use the Track Selects to choose one of 8 sends

• Music production content – Toolroom artist launch packs, Prime Loops sample packs, Hybrid 3 by AIR Music Technology & SONiVOX Twist

 

APC Key 25

 

APC Mini

価格は

APC40 mkII: 439€
APC Key25: 159 €
APC mini: 119 €

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ドイツフランクフルトで行われるMusikMesse 2014の開催も近くなり、新製品情報が多くなってきました。

まずはAKAIがこの夏にアナログドラムマシンをリリースするというニュース。AKAI Rhythm WOLFはアナログのドラムサウンド(キック、スネア、ハイハット、オープンハイハット、メタリックパーカッション)とベースシンセサイザーの合体型マシンで、本体には32ステップのシーケンサーに加え、AKAIオリジナルのMPCスタイルの6つのパッドが搭載されています。同期の方はUSB MIDI、MIDI IN/OUTに加えゲートトリガー端子も装備しています。Rhythm WOLFはこの夏発売、価格は189 Euro

 

  • 5-voice analog drum machine and synth-authentic analog design that references classic rhythm machines and synthesizers
  • Legendary analog drum sounds: kick, snare, open and closed hi-hat, and metallic percussion
  • Synth bass module: selectable square or sawtooth wave
  • Onboard 32-step sequencer
  • Six genuine MPC pads for sequencing and finger drumming
  • “Howl” knob: custom distortion circuit for additional sound design
  • MIDI connectivity: USB-MIDI and MIDI In/Out
  • Gate Trigger: for triggering via modular synths, vintage sequencers, or external sound
    sources
  • Independent audio outputs: dedicated outputs for the drum machine and synth bass module for more precise mixing
  • Dedicated outputs for the drum machine and synth-bass

 

 

AKAI

 

 

 


タブレットと音楽制作の相性は思った以上に素晴らしいものでした。今や数えきれないくらいの音楽アプリがリリースされ、楽器屋を覗いてみても関連機材を頻繁に目にします。特に、タブレットをDAWソフトウェアのリモートコントローラとして使うことや、外出先でもスマートフォンにメロディーやリズムパターンのデッサンを書き込むことができるようになったのも素晴らしいことです。数十年前では考えられなかった機能を数百円で手に入れられるということを考えてみても、これからの世代のミュージシャンはここがスタートポイントともなるのでしょう。

しかし現在のタブレットの欠点といえば平面なスクリーンに表示されるバーチャル鍵盤やバーチャルノブを操作しなくてはならないところ。指の大きさや、指使いの繊細さは個人差はあるものの、もっと直感的な操作をしたいというのが大概のミュージシャンの本音なのではないでしょうか。やはりそこで必要なのはタブレットやスマートフォンに対応するコントローラでしょう。

たとえばNative Instruments はTraktor DJ とそのコントローラKontrol Z1 、NovationはLaunchpad App/Launch Key AppとそのコントローラLaunchkeyをリリースしており、すでにこのブログでもレビューしているように、アプリとコントローラを合体させることで一つの立派な楽器として成り立つ素晴らしい完成度 と個人的には感じています。

(さて、前置きが長くなりましたが)今日、紹介したいのはmikrosonicというメーカーがリリースしたRD4 Grooveboxというアプリ。シンセ・ベース・ドラムマシン×2 これらの音源を組み合わせながら音楽を構築していくことができるアプリで、PropellerHeadのReBirthと似たようなアイデアのアプリです。インターフェイスがとてもシンプルなので操作も簡単。ちょっとさわり始めるとあっという間に時間が経ってしまいます。

このアプリの素晴らしいところはMIDIコントローラに対応しているというところで、Novation LaunchKey MINI には完全対応。iPadにLaunchKey Miniを接続し(カメラコネクションキット要)RD4を立ち上げると、設定などは一切なしで操作を始めることができます。

LaunchKey Miniのツマミを使ってミキサーフェーダーの操作やシンセパラメータを操作することができたり、 Launchkeyのパッドをステップシーケンサーとして使いドラムパターンやベースラインを作ることもでき、特にこのステップシーケンサーがかなり良いのです。RD4 の楽しさが倍増します。

下のYouTubeビデオでそのアクションを見てみて。

 

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Ableton Live公式トレーナーであるRishabh Rajanによって制作された「J-POP Culture」は彼のお気に入りのアーティストである中田ヤスタカの楽曲をマッシュアップ。制作にはAbleton Liveが使用され、ビデオではアコースティックギターをフューチャー、そしてAbletonコントローラPUSHとモーションコントローラLEAPを使った演奏が行われています。

使用されている中田氏の楽曲は17曲。え?17曲も使ってるんだと思わせる、とても統一感のあるクールな仕上がりになっています。使用楽曲は以下の通り。Rishabh Rajanさん、、どうやらかなりマニアックな人のようです。

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