2年前のNAMMショーで発表された Teenage Engineering のOplab。長ーいこと待たされましたがいよいよ本格出荷が開始されるようです。価格は€279。ジャパンフレンドリーなTeenage Engineering。全5編に渡るOplabの紹介ビデオでは鈴木ユリ氏が日本語(英語字幕付き)で解説を行っています。
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Native Instruments は iOS DJ アプリ Traktor DJ for iPad とTraktor DJ for iPhoneの無償アップデートバージョン1.4 をリリースしました。
このバージョンでは3種類の新しいエフェクター(Reverse、Iceverb、Transpose)が追加。Notification Center にe-mailアドレスを入力することでアンロックすることができます。
また今回のバージョンよりTraktor DJはMixcloud (クラウド型音楽サービス)と統合し、Traktor DJ で作ったミックスを直接Mixcloudにアップロードすることが可能になっています。
このコラボレーションを記念して、Native Instrumentsは現在DJ MIXコンペティションを開催中。ゲスト審査員にはアシッドハウス界のドンA Guy Called Gerald が迎えられ、栄えある勝者には「スペインイビザ島でのVIPな週末旅行」がプレゼントされるそうです。詳しくはNI ホームページからどうぞ。
その他、プレイリストやサブフォルダーの編集機能の改善もされています。
Traktor DJ で遊びながらナイスなゴールデンウィークをお過ごしください!
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Ableton Live を操作するためのコントローラというと、やはり今のところはAbleton PUSH が抜きん出ている様子ではりますが、実はAbleton PUSHが発売されるもっと前(2010年〜)から同じような発想のコントロール方法を考えていた人たちがいたのです。
MIDI リモートスクリプト
通常MIDIコントローラをコンピューターにつなげた場合、たとえ ばこのツマミはどのディバイスに対してどういう動き方をするかなど設定をしなくてはなりません。しかしユーザーがこの厄介な設定をしなくてもいいように各 コントローラメーカーはMIDIリモートスクリプトというファイルを付属し、これをDAWソフトウェアにインストールすることによって、買ったその日から コントローラを使えるような配慮がされています。
例えば、Novation のLaunchPad(上の画像)ですが、NovationのMIDIリモートスクリプトには、ミキサーの操作やクリップのローンチなど、Ableton Liveをごく普通にコントロールするためのスクリプトが用意されています。
NativeKontrol
NativeKONTROL はAbleton Live のためのMIDIリモートスクリプトを販売しているインディーメーカーで、これまでにサポートしてきたMIDIコントローラは以下の通り。新しいMIDIリモートスクリプトを使うことによって、これまでと違う方法でコントローラを使うことが出来るようになるのです。
- AKAI APC20, APC40, MPC32, MPK61, MPK88, MPK mini
- Behringer BCR2000
- Korg nanoKONTROL, nanoKONTROL2, nanoPAD, padKONTRO
- Livid instruments Block, Code, Ohm 64, Ohm RGB
- Native Instruments Maschine Mk2
- Novation LaunchPad Classic/S/mini
NativeKONTROL LPC-Live
LPC-Live MIDIリモートスクリプトをインストールすると、LaunchPadの機能は大きく広がります。部屋の片隅で眠っていたLaunchPad ( 初代のLaunchPadもサポート)が息を吹き返すかのよう。
LPC-Live には7つのモードがあります。
- TRACK(ミキサーコンコントロール:各トラックのボリューム・パン・センドレベルA~F)
- DEVICE(ディバイスコントロール:エフェクターやプラグインシンセのパラメーターコントロール)
- CLIP(MIDIクリップとオーディオクリップのループ方法を操作)
- DRUM(DrumTrack専用のコントロール、ドラムシーケンサー)
- SCALE(様々なスケールを使いパッド演奏を行うことができる)
- LEARN(4声までの和音を記憶させ演奏を行うことができる)
- MONOSEQ(ステップシーケンサー)
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クラブ系人気webサイト「RA」にブルガリア出身のハウスアーティストKink が特集されています。この特集ではKinkがおよそ10分に及ぶライブセッションを披露。数々のコンピューターベースのコントローラにターンテーブルDJテクニックを掛け合わせたスタイル、そしてその堂々のライブパフォーマンスに圧巻。チョップするかのように16ステップでドラムパッドを叩く姿はまるで魚職人かのよう。コンピュータを使うライブが多い今日この頃であってもKinkのライブには体育会的なマッチョさも感じる。このスピードとパワーが多くのテクノオーディエンスを虜にする理由なのだろう。
昨日、Monotomysがリリースした「B-Step Sequencer for iPad」。
これまで「B-step Sequencer」は OS X、Windows、Lenuxをプラットフォームとしたスタンドアローン/VSTのソフトウェアだったのですが、昨日、B-Step iPadバージョンがリリースされ、そして今年中旬までにはAndroidバージョンとraspberry pi バージョンのリリースも予定しているそうです。
「B-step Sequencer」はひとつのステップに4つの音を並べコード再生をすることができ、伝統的なシーケンサーとはやや違ったアングルを持つユニークなシーケンサーです。
NovationのLaunchPadがコントローラとしてサポートされており、それも2台までのLaunchPadや、その他のMIDIコントローラからのMIDI CC のレシーブも可能。ライブパフォーマンスでも活躍できそうなセッティングを作ることができるようです。LaunchPadとステップシーケンサーのコンビネーションはピッタリです。
個人的なところでは、ネットワークMIDIを使った時にどの程度のテンポの揺れが生じてしまうのか?またiPadをMIDI クロックマスターとして使っていいのか? この辺りに注目して試してみようと思っています。
B-step Sequencer for OS X、Windows、Lenuxにはデモバージョンあり。
B-step Sequencer foriOS はApp Store にて¥1,700
現在アメリカのアッシュビルで開催中のMoogfest 2014。ここで昨日発表されたのが「エマーソン・モジュラーシステム」。
「エマーソン・モジュラーシステム」は50年前にモーグ博士が開発製作を行った「Moog モジュラーシステム」の復刻。Moogモジュラーのスペシャリスト達の手によって 、新旧さまざまなパーツを基に、3年の歳月が費やし忠実な再現が行われたそうです。
しかし驚いたことにこのモンスター、1台限定、博物館用に作ったのだと思いきや、数台の販売をするそうなのです。
ちなみに当時の標準的なシステムの価格は6,000ドル(1ドル=360円で216万円)程度であったそうです。。。
そのようなわけでこの「エマーソン・モジュラーシステム」。もちろん一般的でな楽器ではないにしろ、できれば若い世代のアーティストがこのような楽器をさわる機会が多くなればと願うところです。