先週Steinbergが発表したCubase iC Air。これはSteinberg Cubase 7 もしくはCubase 7 artist をハンドジェスチャーでコントロールできるようになるアドオン・ソフトで、Steinbergの英語もしくはドイツ語サイトより無償ダウンロードすることができるものです(日本語サイトにはない!)。ハンドジェスチャーを読み取るにはThe Leap Motion ControllerもしくはIntel perceptual technology SDK 2013を実装したデプス・カメラが必要で、今のところこれをサポートするカメラは Creative LabsのCreative Senz3Dだけのようです。
以上これだけのものを用意すればCubase ユーザーは「オーケストラの指揮者」のようなコントロールをすることができるようになるとのことですが、Cubase+Leap Motion/IntelのコラボレーションCubase iC Air とは果たしてどのようなものなのでしょうか?
Cubase iC Air ビデオデモ
ソフトウェアをインストールした後、Cubase 7でディバイス設定を行うとCubase iC Airは画面に表示され、さっそく手の動きがビジュアル付きでフィードバックされます。
Cubase iC Airにはプリセットコマンドが用意されており、ジェスチャーだけで[スタート・ストップ・早送り・巻き戻し・トラックリストの選択・トランスポートシャトル・シーケンサーのズームイン/アウト]の操作を行うことができるようになります。
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11月23日、ドイツベルリンで行われたスウェーデンのシンセサイザーメーカーElektron開催のローンチパーティNight on Machines。ここでElektronが発表したのは37鍵盤付きの4ボイス・アナログシンセサイザー「Analog Four Keys」でした。
- アフタータッチ対応37 鍵セミウェイトキーボード
- アサイナブル・ジョイスティック
- Elektron ステップシーケンサー
- FX セクション
- エクステンシブ・モジュレーション・セクション
- マルチティンバー、ポリフォニック、ユニゾンモード
- 新しいフィルターモード extreme resonance
これまでにないキーボードパフォーマンスの可能性を持ったAnalog Four Keys。この一台だけで、コンピューターなくして音楽制作できるという話も過言ではなさそうです。デモンストレーションで特に感激したのは、キーボードをスプリットして演奏することができるマルチティンバーモードやジョイスティックを使ったトリッキーなエフェクターアクション。Elektronのアナログサウンドだからこそ感激もひと際。
価格、発売時期等、詳細は11月26日Elektron公式サイトにて発表
Ableton LiveをiPadからコントロールすることができるアプリ「TouchAble」が大きくバージョンアップし、「TouchAble 2」として間もなくリリース開始となります。グラミー受賞アーティスト(たとえば、ハービーハンコック)からベッドルームプロデューサーまで、世界中のアーティストがステージで、スタジオで、ツアーの移動中に利用している人気コントローラアプリです。再設計された「TouchAble 2」は安定性とパフォーマンス性を重視され、Ableton Live 9 と一体化する数々の新機能が加えられています。
すでに多くの競合iPadコントローラ(Lemur Live Control 2やConductr)がアプリ市場に並んでいるわけですが、今のところ「TouchAble 2」が一番多くの機能を持ち、Ableton Liveの必要な機能ほとんどをタッチすることのできるコントローラアプリです。TouchAbleが唯一触れていないのが「Liveのアレンジビュー」ではありますが、それでもハードウェアコントローラAbleton PUSHより機能が豊富といえます。
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ドイツのシンセサイザーメーカーWaldorfがリリースしたデスクトップ型のアナログシンセサイザーPulse 2。このPulse 2 のアナウンスがあったのは2012年のNAMMショーでのことでしたが、その後コンパクトアナログシンセサイザーRocketやiOSアプリNAVE のリリースが続き、18ヶ月経った後遂に出荷開始となりました。
初代Pulseは90年代にヒットしたシンセサイザーで、私は当時サンレコの広告やレビューを指をくわえながら見ていた記憶があるのですが、ここドイツではやはりWaldorfファンは多く、今でもスタジオで見かけることの多いシンセサイザーの一つです。
まずPulse 2の主要機能ですが、初代Pulseから引き継がれた3オシレーター+ノイズジェネレーター+マルチモードフィルター+アルペジエーターはそのままに、USB MIDI、LEDスクリーン、8スロットのモジュレーションマトリックス、オーバードライブ回路、新しいフィルターモードなど現代的な機能が追加されています。また、Paraphonicモードは8ボイスまでのコードをならすことのできる機能で、Rocketにも搭載されている機能です。
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