ルーベンスチューブを6本使ったYuri Suzuki氏とMathew Kneebone氏によるコラボレーションは、ディズニーランドで有名な「バロック・ホウダウン」に合わせて火柱が立ち上がる、シュールな作品。

ルーベンスチューブとは、1905年にドイツの物理学者H・ルーベンスが発明した、音の定常波(定在波)の概念をガスの炎で示す方法。音波と音圧の関係を目で確かめることのできる原始的なオシロスコープのようなもののようです。

 

Yuri Suzuki氏はこのブログでも何回か紹介させてもらっているのですが、かつては「明和電気」のアシスタントとして活躍、現在ロンドン、ストックホルムを拠点にするアーティスト。音・デザイン・アートを素材とする彼の作品にはいつも大変興味深いものがあります。「サウンドタクシー」や「漆インターフェイス」もそのうちの幾つか。

 

 

ルービックキューブのような形をした手のひらのサイズのコンパクトなコントローラMusixCube。音楽クリエーターが少しでもコンピュータから離れて音楽制作を行えることを意図して作られたそうです。表面はタッチ・プレッシャーセンシティブに対応した40枚の有機エレクトロルミネッセンス(OLED)製パッド。このパッドを押さえたり、本体を傾けたり回転させることでサンプルのトリガーやエフェクターのコントロールができるようです。なんといっても光るCubeがカッコいい。商品化しないものでしょうか。

デザイン  Hauke Scholz

via Yanko


チューリッヒ国際ラジオフェスティバルのプロモーションでつくられたというGhettoblaster。電気は通っていない紙の模型のようなのですが、こんな巨大ラジカセを使ってパーティを開いたらきっと楽しいでしょうね。

The Paper stuff by Bartek Elsner

 


Make the city sound better? (街の音をよくする?)ロンドン在住の日本人アーティストYuri Suzuki氏とヘッドフォンディベロッパーAiAiAiによって制作されたSound Taxiは、イギリスで有名なブラックキャブ(黒タクシー)にマイクロフォンがとりつけてあり、ブレーキ、サイレン、工事現場、これらすべての都市の騒音を録音します。MAXを使って書かれた特別なソフトウェアがこれらの騒音の周波数を解析し、グラフィックEQのように25の周波数帯域に分割され、AbletonLiveの異なる音を制御しながら音楽を作っていきます。例えば、低いエンジンの音はベースサウンドをトリガーしたり、高いサイレンの音はハイハットをトリガーすることができるのでしょう。生成された音楽はタクシーにとりつけられてある大小67個のスピーカーから流されるという作品。

9月中旬、ロンドンの市内を実際に走ったというSound Taxi。そのときに生成された音楽がYuri Suzuki氏のサイトにアップロードされています。パトカーらしき音がなまなましく聞こえたり、映画のワンシーンを想像するようなサウンドに聞こえます。おそらく音的には東京の街並の方が雑多な感じで面白いような気がしますが、、このタクシーを目にしたロンドンの人たちはさぞビックリしたことでしょう。

 

via Verge


先日行われたKorgの新作発表会。今回はMonotron関連の新作発表はなし、ということで、世界のテクノマニアはやや落胆気味の様子。それよりももっと彼らの心がときめいたのは、あるハッカーによって投稿されたYouTubeビデオ KORG MS-20 ControllerとRaspberry-Piシンセサイザーだったようです。

Raspberry-Piは先日もお伝えした通り、わずか3000円で手に入る小型コンピュータボード。そしてMS-20 Controllerは数年前にプラグインシンセ Korg Legacy CollectionのUSBコントローラとして発売されていたもの。ビデオではこのコントローラを使いRaspberrz-Piをコントロールしています。MS-20のクローンシンセとして作られているわけではありませんが、サーキットベンディング的な手作り感とアナログフィルターのノブ操作が、テクノマニアが今もっと好きなものであることは間違いないようです。

個人的にはすっかり見落としていたこのMS-20コントローラなのですが、今ではiPadアプリiMS-20のコントローラとしても使用することができ、使い道は他にもまだいろいろ考えられるような気がします。なんといってもUSBコントローラにしてこのノブの大きさはかなり魅力的。残念ながらこのコントローラはすでに販売終了になっています。すでに持っている人はラッキー、今からオークションサイトで探してみるのも全くアリなのかもしれません。

via CDM

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ウェブブラウザーChrome、Chromium、Safari 6 を使ってエクスペリメンタルなデジタルノイズサウンドを作ることができる リアルタイム・ベクトル・シンセ Timbersynth。Web Audio APIを使った音声処理がされています。

画面に表示されるドットをクリックしたり、スクロールすると音がなり、R キーを押すとランダムに音が変わります。個人的には   邪悪な鉄腕アトム といったイメージの音に聞こえましたが、皆さんはどう思いますか?こちらのリンクより試してみてください。

いっかい Webブラウザーを使ってオンラインセッションができる Plink

いっかい しゃべるシンセ JS1K Speech Synthesizer

いっかい ウェブブラウザーで遊べるモジュラーシンセサイザー Patchwork

いっかい Webブラウザー上で音楽製作その2 Audio Sauna

いっかい Webブラウザー上で音楽製作 Soundation Studio

via Create Digital Music

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