acidmachine

 

ローランドのTB-303を模倣したマシーンやソフトウェアは世の中に数多くあれど、ウェブブラウザーで303を再現しようとした人はいなかったはず。ディベロッパーErrozeroが開発したAcic Machineは「まだ開発中」との事なのだが、それでも303のアシッドテイストは十分に味わえる。

PropellerheadのReBirthを知っている人ならAcid Machineのコンセプトをすぐに理解することができるだろう。ウェブブラウザーでAcid Machineを開くと2台のTB-303と1台のTR-909が再現される。303のプログラミングが苦手な人は、私もその一人なのだが、まずRandamizeボタンを押してみよう。303のパターンが自動的に作られ、これを聞いているだけでもあっという間に時間が過ぎてしまう。

Acid MachineはウェブブラウザーChromeでの使用が勧められているが、FireFoxでも動作するようだ。私が試したところ、Safariでは動かなかった。

これなら昼休み中でもアシッドハウスを作れてしまう。

Acid Machine

 

 

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soundfighter

 

ピアノをコントローラとして使い、PlayStation2の人気ゲーム「ストリートファイター」を操作するというユニークなプロジェクト「Sound Fighter」。これはフランス・パリのDDB (Paris for the Maison de la Radio)によるプロジェクトで、Raspberry Pi・Arduino Uno・カスタムPCBを使い、2台のピアノ演奏がゲームコントロールとして伝達される仕組みになっている。

ビデオを見てみると、迫真に迫る戦いというよりは、昔のモノクロ喜劇映画を見ているかのような気分になる。もし凄腕のゲーマーがこのピアノコントローラを手にしたら、現代音楽並みの演奏になったりもするのだろうか?

 

 

Piano Fighter

via Synthetopia

 

 

 

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shordich2

 

1969年に制作されたイギリスBBCテレビによる「Shoreditch 実験音楽教室」。小学生の子供たちがコンテンポラリー音楽の演奏や、テープレコーダーや電子機材を使った音楽について学んでいく様子が収録されている。

shordich1

 

ビデオ前半ではBrian Dennis が教師として登場し、生徒によるデモンストレーション演奏の指揮を執る。ビデオ後半では、生徒と教師が、電子機材を使った時に音はどのように変化していくのかといった趣旨のディスカッションが行われる。ビデオの最後では、生徒が演じ、生徒がサウンドエフェクトを担当するショートドラマが映される。(子供とは思えないダークさが印象的)

もしも私が子供の頃にこのような教室に通っていたなら、今の私の頭に中に描かれる音楽はきっと違っていたにちがいない。

それはそうと、最近の小学校の音楽の授業はどんな様子なのだろうか。今でも音楽教室には古ぼけたバッハやモーツアルトの肖像画がたくさん飾ってあるのだろうか。

 

 

via Dangerous Minds

 

 

 

nonlinerlabs

 

Native Instrumentsの創始者の一人、REAKTORの開発者としても知られるStephan Schmit氏が新たなメーカーNonLiner Labsを立ち上げ、新しいハードウェアシンセサイザーの開発をしているというニュースは以前からお伝えしていますが、その開発経過報告ビデオがNonLiner Labs のブログに掲載されています。

開発中のハードウェアシンセサイザーにはキーボードコントローラそのものにもDSP プロセッサーが搭載され、4つのマクロコントローラには80!のパラメータをアサインすることが可能で、リボンコントローラ・ピッチベンド・ペダルコントローラ・タッチスクリーンを使うことによって制御することが可能のようです。また、WiFiシグナルを使うことにょってコンピューター、スマートフォン、タブレットを同時に使い、リンク制御も可能となっているようです。

 

nonliner2

 

様々なシンセエンジンの入れ替えが可能になるキーボードコントローラではあるようですが、ファーストモデルの音源部にはNI KOMPLETE10 にも内包しているReaktor KONTOURがベースとなるようです。Reaktor 6 のリリースもそろそろか?と噂される中、まだまだ凄い報告に期待できそうです。

 

 

NONLiner Labs

 

 


pianobed

Piano for the bedridden/Great-Brittain, 1935. Link

 

super-gorone-desk-laptop-frame-bed-computer-thanko-1

Super Gorone Desk  Link

 

日曜日、こんな姿勢で音楽を作ってみるのも悪くなさそう。リラックス系ミュージシャンの方にオススメです。

 

サンコーレアモノショップ

 

format

 

最近の音楽アルバムは、CDやデジタルフォーマットだけでなくアナログレコードでのリリースもわずかながら増えてきていますが、来月イギリスのミュージシャン/プロデューサーTrevor Jacksonがリリースするニューアルバム「FORMAT」はなんと12種類のフォーマットで収録されているそうなのです。つまりアルバム全12曲のそれぞれの曲がアナログレコード(12インチ・10インチ・7インチ)、CD、mini CD、オープンリールテープ、USB、カセット、VHSテープ、Miniディスク、DAT、8トラックカセットのメディア・フォーマットで収録され、ひとつのパッケージとしてまとめられています。

このアイデアがリスナーにとって実用的かどうかはさておき、MP3 ファイルダウンロードのように無味乾燥な形で音楽が流通している今の時代だからこそ、過去何十年に渡って私たちが愛してきた音楽フィジカルメディアについて振り返り、これからのあり方を考える良い機会なのかもしれません。

 

“Every copy of a physical recording is different, a real object that has its own little story – a one of a kind, personalised by the effort you put in to purchase it, each time you touch it, and the unique ritual that goes along with playing it.” Trevor Jackson

 

 

 

アルバム「FORMAT」にはTrevor Jacksonのこれまでの未発表曲がリエディット・リマスターされ収録。アルバムの制作・流通はペットショップボーイズやマッシブアタックを手がけてきたThe Vinyl Factoryが担当しているとのことです。価格に関する掲載はまだありません。

大概の人は8トラックカセットデッキやDATプレイヤーを持っていないことでしょう。でも安心。3月にはごく普通にデジタル・アナログレコードフォーマットでのリリースも決定しているようです。

 

via Engadget