1970年代のアメリカのサンレコ系音楽雑誌「Synapse」が完全スキャンされ、アップロード、公開されているという、とても嬉しーいニュース。1976年から1979年までの全12号の表紙を飾るのはブライアンイーノ、DIVO、冨田勲、シュトックハウゼン、ヤンハンマー、モーグなどなど。シンセ好きのひとならば広告を見ているだけでも十分楽しめる、これぞお宝発見。

ではこちらからどうぞ。

 

 

ビンテージ・レコーディング機材マニアにはたまらないショートビデオ。アビー・ロード・スタジオのショートツアー。1950年代クリフリチャーズのセッ ションに使われたモノテープマシン、1960年代の4チャンネルレコーダー、Neumanのマイクロフォン、リボンマイクロフォン、ビートルズが多く使用 したハモンドオルガン、ブライアンウィルソンが使用したグランドピアノなどなど。大きなノブやスイッチ、今ではあまり見られないデザインが面白いですね。

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浅草電子楽器製作所(ASADEN)制作のオンドマルトノと小型版のオンドマルトノ用スピーカーを並べたスナップショット

 

知る人ぞ知る古典電子楽器オンド・マルトノを再現したiPadアプリPetites Ondes(プティット・ オンド)。今日はそのディベロッパーSuzaki Masao氏へのインタビューをお伝えしようと思う。

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オンド・マルトノ(第7世代モデル) 左側が椅子と鍵盤(楽器本体)その右が各スピーカー(wikiより)

 

最古の電子楽器の一つといわれるオンド・マルトノ。テレビドラマ「刑事コロンボ」のテーマ曲に使われていた楽器といえば思い出す方々もいるのでは?検索を重ねて行くうちにオンド・マルトノという楽器の不思議、さらにその楽器をエミュレートしたというiPadアプリPetites Ondesの存在を知ることになった。そしてそのアプリのディベロッパーは日本人だというのも正直驚かされた。今日はその楽器オンド・マルトノについて、Petites OndesのディベロッパーSuzaki Masao氏へのインタビューを交えてお届けしようと思う。

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タージマハル旅行団 (Taj Mahal Travelers) は1969年に結成された日本人のバンド。世界的な芸術集団フルクサスのメンバーであった小杉武久を中心としたそのバンドは、バイオリン、ダブルベース、チューバ、トランペット、マンドリンなどの伝統的な楽器を用いるのだが、演奏方法は非伝統的、そしてディレーなどの電子エフェクターを使用し、演奏はすべて即興で行われたそう。当時の様子を知るとあるブロガーの記事によると、「印象に残っているのは、途中に休み(誰か1人、ピアノだったり、パーカッションだったり、が必ず演奏していたが)を入れたときのパフォーマンスで、トイレに行ったり、弁当を広げて食ったりしていたのだ」という。

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Maxという音楽ソフトウェアをご存知だろうか? ユーザーがコンピューター上で独自のシンセサイザーやエフェクターを作ることができるもので、今でも多くのミュージシャンやビジュアルアーティスト等によって使用されているコアなソフトウェア。そんなMaxの名前の由来となったのがマックスマシューズという人。1950年代にコンピューターを楽器として利用することを考え始め、当時彼が研究していた電話機に使われていたプログラムをそのまま音楽製作に利用できることに気がつき、MUSIC-Nというプログラムを開発した。そして1961年には世界で初めてコンピューターに歌を歌わせることに成功するのです。

その後もマンマシンインターフェイスの研究の第一人者として活躍しましたが残念ながら今年の春に亡くなっています。

Daisy, Daisy, give me your answer do

I’m half crazy all for the love of you

It won’t be a stylish marriage

I can’t afford a carriage

But you’ll look sweet upon the seat

Of a bicycle built for two.”