ニューアルバム「Syro」を発表して間もないAphex Twin が、未発表スタジオデモトラックおよそ30曲をSoundCloud にて公開しています。このデモトラックアルバムには、モジュラーシンセBuchlaやSerge Modular を使った「Syro」の初期バージョンとなるトラックも含まれています。
この他にも、ローランドSystem-700やヤマハQx/Txなどのビンテージ機材を使ったデモトラックも多数公開中。機材画像も同時にアップロードされています。
ブログ「noyzelab」には「Syro」制作にまつわるAphex Twin の貴重なインタビューが掲載されています。読み応えたっぷり。
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テクノアーティスト「マシュー・ディアー」とアメリカ大手電子機器メーカー「ゼネラル・エレクトリック」によるコラボレーション「Drop Science」。
ゼネラル・エレクトリックが有する飛行機や機関車のエンジン・タービン・医療機器など、世界でもっともパワフルな機械から発せられる数々の音がサンプリング編集され、マシューディアーの手によって一つのテクノ音楽に再構築されている。
トラックで使われているサンプルのいくつか⬇️
そして完成したトラックがこちら⬇️
サッカーのワールドカップブラジル大会もたけなわ。8日午後5時(日本時間9日午前5時)からの準決勝ではドイツとブラジルの対戦が決まり、私の住むドイツベルリンではいま、町中あちらこちらでドイツの国旗を見かけます。普段サッカーを見ることのない私でもこの時期だけは格別。とはいってもテレビ中継を見ていても音楽に耳が行ってしまうのはいつものことで、今更ながらではあるのですがフランスの国歌はビートルズの「All you needs love」のイントロで使われているフレーズであることに気がついたり、選手入場の際のドラマティックな曲のアレンジは屋敷豪太氏が担当していることを知ったり、音楽豆知識が増えたりもしてます。
屋敷豪太氏のすばらしい仕事はそれだけではありません。ブラジル代表のネイマール選手の応援歌『Neymar Jr. Chant』のプロデュースはさすがの出来映え。
この応援歌では「ネイマール選手のベストシーン」からフェイント、ドリブル、キックなどの音がサンプリングされビートが構築されています。パナソニック演出によるビデオではスパイク型のテーブルに10台のターンテーブルが設置され、DJ TAKAKIによる華麗なDJミックスシーンを見ることができます。
ネイマール選手の有名なプレイの(テンポの)ほとんどはBPM133.33 という分析もされ、このテンポに合わせたトラックが作られているというのも流石。BPM133.33 は最も人間が乗りやすい、盛り上がるリズムともいわれているそうです。サッカーを見る上でのひとつのヒントにもなりそうです。
Panasonic Neymar Jr. スペシャルコンテンツでは『Neymar Jr. Chant』で使われている10個のサンプリングサウンドをスタッド型のプレイヤーで聞くこともできます。
残念なのはネイマール選手の準決勝戦欠場。この応援歌をW杯で聞くことはできなさそうです。
1994年にAphex Twin (Caustic Window名義)によって制作され、未発表のままに終ったアルバム。この未発表アルバムがクラウドファンディング「Kickstarter」に登場したのは今年の4月のこと。
ことの発端は、エレクトロニック音楽の代表格ともいわれるAphex Twin の未発表アルバム(テストプレス盤)をAphex Twin を含む4人が所有しているという事実が明らかになったことだった。その後音楽掲示板サイトWATMM を通じ多くの議論が重ねられた後に、アルバムの権利を持つRephlex RecordsとAphex Twin からこのアルバムのデジタル配信をする合意を取るに至った。
KickStarterでは「このテストプレス盤を購入するための資金集め」を目的として行なわれ、出資者に対してはこのアルバムのデジタルコピーを配布するという内容のキャンペーンが行なわれた。
目標金額 $9,300 を大きく上回る$67,000 の資金を集めKickstarterは終了。
現在このテストプレス盤はe-bayオークションにかけられており、オークションの収益は3分割され、Aphex Twin、チャリティー、そしてKickstater出資者への払い戻しが予定されている。
デジタル時代における文化運動ともいえるような象徴的なニュース。
そして私たちにとってもっと喜ばしいことは現在このアルバムをYouTubeで聞くことができることだ。
Jack Conteのミュージックビデオ「Pedal」を見て、80年代ハービーハンコックの「Rock It」を思い出しました。当時はあのビデオを見て薄気味悪い印象を持ったものですが、時代は2013年。ヘクサポッドロボットはなぜもっとNovation Launchpadと絡み合わないのかと思ったりも。しかし、たくさんのエフェクターも登場、テック心を揺さぶる痛快ロボティックビデオ。
前作、Launchpadと大型テレビを使った「 Daft Punk Skrillex Remix」のビデオは、先月4月の公開ながらすでに200万ビューを超える大ヒット。こちらも見応えあり。
ニューテック・ハイパッションな Jack Conte氏は現在クラウドファンディング「Patreon」で次回ビデオ作品のための投資者を募集中。
via Synthetopia
リサーチと開発におよそ6年間の時間を費やして完成したBeardymanの新しいライブ・プロダクション・システム Beardytron_5000 mkII 。
ルーパーやエフェクターを利用しながら、すべてリアルタイムで、ゼロから音楽を作り上げていくことのできるこのシステムには、iPad3台、コンピューター、NI Maschine、MIDIキーボードが組み込まれている。開発にはソフトウェアメーカーDMG AudioとSugar Bytesが関わっているということで相当な気合いが伺える。
下のビデオでiPadの画面が見えない理由は、後にリリース予定のアプリが隠されているかだそう。Wifiプロトコルを利用したノンリニア・オーディオ・エンジンがコアになるアプリ。本当の意味で「コンピューターを演奏する」新しいライブスタイルに期待したい。
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