こんな美しいニューシンセも今年のNAMMに出展されていたようです。Shear ElectronicsというメーカーのRelic-6というデスクトップ型のアナログシンセサイザーなのですが、下のビデオでインストラクションをしている若者が15歳の頃から開発を始めたものだそうです。Relic 6 の音源部はオーバーハイムによる1979年の名機OB-Xの回路を再現したアナログポリ。コントロールパネルの方はとても現代的で、大型のタッチセンサー付きノブや、本体中央のLEDライトのレベルメーターがナイス。本体右上にはモジュレーションマトリックス専用のセクションがあり、これはとても使いやすそう。
2 VCOs (Saw/Pulse) – PWM, Sync (hard/soft)
12 dB / Oct Filter
2x LFO
2x ADSR Envelope
デュアルレイヤー
シーケンサー
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スウェーデンのハードウェアメーカーElektronがドラムマシン&サンプラーDigitaktを発表しました。これまでのElektronデバイスよりもやや締まったコンパクトな筐体が印象的です。
オールデジタルの特性を生かした柔軟なサウンドエンジン、サンプリング機能、エフェクター、強力なシーケンサーを搭載。いわばミニコンピューターといった様相です。スイッチ類はバックライト付き、Oledスクリーンの搭載など、ライブでの使用も考慮した設計が行われています。発売は2017年春。価格は未定。650ドル!
- 8 インターナルオーディオトラック
- 8 MIDI 専用トラック
- 1 × マルチモードフィルター (各オーディオトラック)
- 1 × アサイン可能な LFO (各トラック)
- FXディレイ、リバーブ、センドFX
- サンプリング機能
- 64 MB サンプルメモリー
- 1 GB +ドライブストレージ
- 2 × ¼” 入力 & 2 × ¼” バランスアウト
- 1 × ハイスピードUSB 2.0ポート
- MIDI IN、OUT、THRU ポート
- Overbridge 対応
AppleのLogic Pro X のバージョン10.3がリリースされました。正規ユーザーはいつものようにApp Storeより無償アップデートをおこなえます。
Logic Pro X バージョン10.3は、昨年末に発売となった新型MacBook Pro上位モデルの特徴となるTouch Barに対応し、ここからプロジェクト全体を見渡すことができたり、ボリュームの調整、またはピアノ鍵盤を表示してソフトウェア音源を演奏するようなことができるようになります。
もう一つの目玉機能は、スイッチ一つでiOSバージョンのGarage Bandとデータを共有できるようになったことです。GarageBand側で新しいトラックを付け足した場合にはiCloudが同期し、スタジオに戻ったときにLogic Proで作業を続行できます。これまでのようにバウンスを何回もしたり、重たいファイルをメールで送信するような作業から解放されることになります。
また、これに合わせiOSバージョンのGarage Bandバージョン2.2もリリースされました。Alchemyを搭載!
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スウェーデンのシンセメーカーTeenage EngineeringはポケットサイズのシンセPocket Operatorの新シリーズPO-32 Tonicのリリースをアナウンスしました。Pocket Operator は一枚の基盤の上にスイッチやディスプレイを配置したミニシンセサイザーで、これまでドラムマシーン、ベース、リードシンセサイザー、ノイズ・パーカッションなど6種類のOperatorがリリースされてきましたが、特にそのユニークなサウンド、機能、ルックスで注目を集めています。
新機種となるPO-32 Tonicは16種類のサウンドを使ってパターンを打ち込むことができるドラムマシンです。目玉機能は同じくスウェーデンのソフトウェアメーカーsonic charge社のVST/AUソフトウェアmicrotonicとのリンク機能で、ソフトウェア内でサウンドのエディットを行うことができたり、内蔵マイクロフォンを経由してサウンドやパターン等のデータを転送できるようになることです。
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Bitwig Studioの大型アップグレードバージョン、Bitwig Studio 2が2017年2月28日にリリースされます。価格は$399/€379。アップグレード価格は$169/$159。2016年12月10日以降に購入したBitwig Studio 1 は無償アップデート可能となっています。
モジュレーション・パラダイス
Bitwigの特徴というとモジュレーションの自由度の高さにありますが、Btwig Studio 2はこのコンセプトが大幅に強化され、モジュレーションの自由度はさらに広がります。簡単に言うのなら、プラグイン(インストゥルメント、エフェクト、サードパーティ製)やシステム内のすべてのパラメーターに対してモジュレーションソースを付け加えることができるようになり、サウンドデザインの可能性が大きくアップします。Ableton LiveとMax for Liveのような関係といえばわかりやすいのかもしれませんが、Bitwig 2 の場合はすべてネイティブ環境で処理できることに大きなアドバンテージを持ち、操作はシンプルで、Maxほどのプログラミングスキルも必要としないとのこと。Ableton Liveとの差別化が大きく図られています。
モジュレーションソースとして24種類のモジュレーターを搭載。ビートシンクLFO、オーディオサイドチェーン、ステップシーケンサーやX-Yパッドを使ってパラメータをモジュレートするツールなど種類は様々です。これらをプラグインのモジュレーター・スロットにドラッグするだけで、デバイスをカスタマイズできるわけです。モジュラーシンセほど複雑ではないところが特徴と言えそうです。
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コルグは、名誉ある賞を数多く受賞してきた音楽制作ソフトGadget のMacバージョンのリリースを発表しました。Gadgetはガジェットと呼ばれる30個以上のシンセサイザーやドラムマシンを組み合わせ、エレクトロニック・ミュージックを制作できるソフトです。オリジナルのiPadバージョンは2014年にリリースされ、その後2016年にはiPhoneやiPad Proにも対応。今回のMacバージョンのリリースによってその活躍の場所はさらに広がります。
Gadget for Mac にはiOS バージョンに搭載されている30以上の全ガジェットを搭載、「Gadget Plug-in Collection」としてAU、VST、AAXフォーマットに対応します。また新規ガジェットが2種追加されますが、今の段階で明らかにされていることは「オーディオに対応した2つの新規ガジェット」、「16個のパッドを搭載した、強力なドラム・ガジェット」ということです。Gadget マックバージョンの詳細は、NAMM 2017日が開催される1月19日に発表されます。
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