特に気に入っているのは、フィードバック機能。たとえばAbletonLiveで動かしたフェーダーの動きがTouchableのフェーダー画面にも反映されたり、トラックの名前を変更したとすると、その変更した名前がTouchableにも表示されたり、操作した内容が視覚的にどちらからでもすべて把握できるという点が、いままでのような一方通行だったハードウェアコントローラではできなかったことです。
そんなTouchableのバージョン1.3の新機能はさらにAbletonLiveの機能をワイヤレスコントロールできるようになっています。http://touch-able.com/Site/Features.html
メインミキサー:各トラックのボリューム、パン、センドがフェーダーとして表示される
クロスフェーダー:各トラックをAかBに振り分ける事でDJミキサーのようなクロスフェーダー操作ができる
AutoFilter:中央の黄色い円を動かす事でフィルター操作ができる。ほかにPingPongDelayとImpulseをコントロールできるようになった
ビートジャンプとループジャンプ:クリップ内のループの長さや再生範囲を素早く操作することができる
セッティング:一新されたセッティング画面ではより細かいセッティンッグができるようになっただけではなく、Wifi接続が以前よりも楽に行えるようになっています
ドラムパッドがベロシティに対応するなど、かつてのようなクリップを操作していくだけのコントローラーではなく、’演奏する’という側面をよりフォーカスし始めているように感じられるバージョン1.3。さらに4台のiPadを同時に使用できるという大胆な発想が現実化。下のビデオは先日ベルリンで行われたTouchableのワークショップでのデモンストレーション。まるでコックピットを操るかのような豪華なセッティングですね。
App Storeにて¥2,200
もうすぐ発売され始める噂のドラムマシーンTempest。今年の始めに発表されてからすでに9ヶ月、、、なかなか市場に現れないのもさすがドラムマシンの大御所といったところですが、最近になりYouTubeに様々なトライアルのビデオがアップされ始めその全貌が見え始めています。そのワイルドなサウンドは一つのボイスにつき5つのエンベロープを持つという豪華な作り、そしてマシン左に置かれている2本のFXスライダーが意味することはやはり演奏できるドラムマシーンであるということなのでしょう。値段が値段だけに($1999)皆が買えるものではありませんが、見ているだけでもそのサウンドといいドラムマシンの遊び方などなどの十分な刺激を受けることができます。
プラグインシンセで有名なCamle AudioからリリースされたiOSシンセアプリAlchemy Synth Mobile。フリーバージョンには25のプリセット音源、レジスターするとさらに25のプリセット音源がダウンロード可能。プロバージョン(19.99$)では本家のコンピュータープラグインソフトAlchemyもしくはフリーバージョンのAlchemy Playerをパッドからリモートコントロールすることが可能。音は全体的にスペーシーで品のあるサウンド。中央にあるリミックスパッドをさわり動かすことで音をモーフィング、気持ちのいい音を探り出せるのがいい感じです。付属する25のリズム音源に合わせて鍵盤を押さえるだけでなんとなく今時のエレクトロ音楽になってしまうのです。
CopyPaste機能対応なのでAlchemyのループプレーヤーを使って録音したフレーズを他のアプリにエクスポートすることができます。
録音が終了したら、Copyボタンを押します。たとえばGarage Bandにエクスポートするとします。
上の画像はGarage Band。Audio Recorderのアレンジウィンドでペースト機能が動作。Alchemyで作った音を貼付けることができます。
新しいソフトメーカーTwisted Toolsはその斬新なインターフェイスとワイルドなサウンドで注目を集めています。すべてのソフトはNativeInstrumentのReaktor上で作動するというこだわり方も魅力の一つ。そんなTwisted Toolsからの新しいソフトRolodecksは6つのエフェクターからなるリアルタイム•セミモジュラー•マルチエフェクター。
DJをする際に、同じ調(キー)の曲を同時にプレーしたり、曲のキーがお互いフィットする曲をつなげ合わせることでスムーズなミックスを作るテクニックがありますが、かつては曲を聞きながらその曲がどののキーで作られているのか自分で探さなければいけなかったのですが、このbeaTunesは自動的にキーを検出し、プレーリストを作ることができるPCDJ泣かせのソフトウェア。
同じキーではなくても、このCircle of fifth(五度圏)という理屈を使えば曲と曲のハーモニーをキレイに保つことができるのです。例えばプレー中の曲がCメジャーだとすると上の図で示す右隣のGメジャー、または円の内側Aマイナーの曲ともフィットするということを意味しています。あくまでもミックスの参考として試してみてください。
beaTunes 14日間使用できるトライアルバージョンあり。
WistはBlueToothを使った同期再生テクノロジー。2台のiPad/iPhoneでWist対応のアプリの同期再生を可能にします。上の画像はコルグによって発表されたWist対応アプリ一覧。先日、iPadとiPad2で試してみたのですが完璧な同期がとれるというわけではなく、どちらかが微妙に遅れてしまったり、時々通信が途切れてしまったりすることこが多々あったんですよね。とはいっても2台で、友達と演奏するのは非常に楽しいものです。もしくは今後、3台、4台のiPadでシンクなんてのも面白いかもしれないですね。
追記 2011年9月26日 本日KorgのiPadアプリがバージョンアップ。Wist機能の安定性が向上とのこと。