ずっと前から試してみたかったFL STudio Mobileでのトラック作り。使用機材はiPadのみでどこまでできるのかがんばってみました。制限時間は2時間。FLを使うこと自体初めてのことだったので、けっこう慣れるまでに時間がかかってしまいお粗末な完成トラックになってしまいました、、(苦笑)。完成したトラックはいわゆるテックハウスとよばれるものなのでしょうか、、リズムが中心となり、大きなメロディーはいれませんでした。FLはやはりダンストラックの制作に焦点をあてているので音源的にはシンセサウンドがほとんど。上の画像は完成したトラックのアレンジ画面。
まずベースとなるリズムをDrum Kits(Synthetic Kit)を使ってパッド(画像上)で叩きました。やはりこの手のパッドが直感的にリズムを作る上では欠かせませんね。FL Studio Mobileには11のドラムキットが付属。
GarageBandと違いMIDIノートやリズムトラックの打ち込みをエディットできるのが利点。間違って弾いてしまった部分を修正したり、「この部分にシンバルを一発入れたい!」なんてことは楽にクリアーできます。
おそらくFL Studio Mobileの一番のセールスポイントかと思われるエフェクター。特にフィルターに関してはアクセロメーターが動作したり、フィルターを動かした内容をレコードすることができます。ここではメインのリズムにリバーブを多めに、そして曲の前後でフィルターを動かしています。
フィルターを動かした内容がアレンジ画面に波形として表示されますが、その内容を手動でエディットできないのは残念です。
アレンジ画面下に表示されるアレンジツール。アレンジ画面上で各トラックのボリュームとパンやエフェクターのオンオフを設定できるのはとても便利。しかしコピーペースト、インサートに関しては慣れるまでに時間がかかります(やはり画面が小さすぎる!!)。繰り返しフレーズを作るループ機能が付いていないのも残念。
曲中使用しているボンゴのループはLoopsのLoopMasters MJ Bongoを使用。FLには即戦力となるスライスされた42のリズムループが収録されています。
ループはすでにスライスされているのでテンポを変えてもある程度きれいに再生される上、部分的に再生位置を変えたり、パターンに変化を付けたりすることができます。
ベースパターンをHarmlessBenny Bassというプリセットを使いキーボード上から弾いてみました。このキーボード見た目は美しいのですが、ポジションを移動したり、鍵盤を拡大して見る際にその都度スイッチを入れなければならないのがやや面倒。ピッチベンド、モジュレーションなどが付いていないのもやや残念!!
エディット画面。クオンタイズの修正、ベロシティーの修正、レングスの調整などが出来る点がとても便利。
完成したトラックはWavファイルに。MIDIファイルも転送可能なのでFL Studio Mobileで大まかなトラックを作り、DAWソフトにエクスポートしていくこともできますね。
さて完成したトラックです。もっと時間をかければよかったんですが、今日はこんなところまで。
FL Stuio Mobile demo track by ikkuberlin
FL Studio Mobileについて PC版FLが本来持っている優秀なリズムループがわずか50程度しか納められていないのが残念。しかしわずか1300円!! 今後のバージョンアップでどういう方向に向いていくのかが楽しみです。希望としてはそれぞれのトラックのオートメーションを可能にしてもらいたいですね。
8月27日にこのブログでお伝えしたOpenMusicAppCollaborationManifestですが、このおかげで1ヶ月経たないうちに多くのアプリがVirtual CoreMIDIに対応するようになり、1台のiPadで同時にいくつかのアプリが使用できるようになりつつあります。ここに9月22日現在までのVirtualMIDI対応アプリのリストをあげておきましょう。(他にもまだあったら知らせてください!)
- NLog (MIDI Synth and Pro)
- SoundPrism Pro
- Polychord
- MoDrum
- BassLine
- Slide Control Fluid Synth
- Samplewiz
- Morphwiz
- StepPolyArp
- Genome
- Sunrizer
- Funkbox
さて今日発表になったシンセアプリSunrizerがヴァージョン1.3、そして先日発表されたばかりのシーケンサーアプリのGenome MIDI Sequencer1.0.1 これでGenome MIDIで作ったデータをSunrizerで演奏させることができるようになります。
まずはSunrizerから起動、UTILS>MIDI IN ChannelでMIDIチャンネルを選択。そして画面左上のAUDIO BKGボタンを押すことでセッティング完了。
Genome MIDI Sequencerのセッティング。MIDI設定>OUTPUTより、ここに起動されているVirtual Core MIDI対応アプリが自動的に表示されます。これでセッティングは完了。
OscilliciousからのSodasynth、本家のプラグインソフトはMac、Windows対応のVSTフォーマットのものなのですが、このSodasynthのライトヴァージョンはGoogleウェブブラウザーChromeのアプリとしてブラウザーからダイレクトに起動させることができます。Chromeをまだ使っていない人はまずChromeをダウンロード、それからこのアプリをダウンロードしてみてください。どちらもフリーです。画面にある鍵盤を押さえるか、キーボードに配置されたショートカットキーを押さえることで音が出せます。4小節分のオーバーダブレコーディングもできます。それにしてもChromeの動きは速いですね、、。ダウンロードはリンク先よりどうぞ。
Alexander Zolotovによって開発された二つのiOSアプリ、SpectrumGenとPixelWave。スペクトラムシンセサイザーと呼ばれるもので、ビデオではちょっと分かりにくいかと思われますが、画面上半分で波形を描き、下半分で音の周波数を描き音をクリエイトしていきます。
演奏、もしくは作ったサウンドを録音可能。WavファイルとしてiTunes経由で転送ができるのと、Copy to Paste対応のアプリケーションにそのサウンドファイルをコピーすることができます。
上の画像はSampleWizの音色選択画面。右上のCopy to Pasteボタンを押すと、先にコピーしたファイルが選択できるようになります。
ずっと前から挑戦してみたいと思っていたGarageBand for iPadでのトラック制作。使用機材はiPadのみでどこまでできるのかがんばってみました。コンピューター版GarageBandに比べたら制限だらけの機能なので、かゆい所に手が届かないような思いをしながらの制作時間2時間。トラックは懐かしい雰囲気の歌謡ポップ。ボーカルトラックの予定ですが今回はカラオケのみです。展開はイントロ、Aメロ、Bメロ(サビ)、間奏、Bメロ(サビ繰り返し)、エンディングという典型的なパターン。上の写真は完成したトラックのアレンジ画面。
コンピューターに比べて断然に狭いiPadのスクリーンでは、この(写真上)ソングセクションという機能を使ってそれぞれのセクションをアレンジしていきます。それぞれのセクションに集中して作業が出来るという点で、この機能は悪くないと感じました。
さすがにiPad上のキーボードで和音を弾くのは大変なので、自動的に和音を生成してくれるSmart Keyboardを使ってみました。和音は限られたものしか用意されていませんが普段手弾きでは出来ないこともできたりするのでプレーしていて楽しかったですね。(イントロで使用)
ギターフレーズも同様、SmartGuitarを使い和音を選択し、AutoPlayで自動的にギターアルペジオを演奏させています。ギターを演奏できない筆者にとってはありがたい機能。
リズムはトラックではApple Loopsのカントリー系のリズムサンプルを使ってみました。エフェクター類がもうちょっと充実するといいのですけどね。間奏部。気合いのエレピソロにチャレンジ。やはりGarageBandでMIDIエディットが出来ないのはどうかと思ってしまうところです。間違いを修正できなかったのでエコーを多めにしてごまかしています!!
さて完成したトラックです。もう少し手を入れたい箇所はいろいろあるのですが、どうでしょう? はやくメロディーをつけてあげたいですね。
Garageband demo trakc no1 by ikkuberlin
GarageBand for iPadについて 音楽作りを経験している人にとっては、シンプルな曲のデモを作ったりするのにとてもいいアプリだと感じました。むしろこのくらいシンプルな方が音楽的にはいいのではないでしょうか。しかしやはりMIDIのエディット機能はぜひ次のバージョンアップで搭載してもらいたいですね。それから欲をいえば、アレンジ画面にトラックのソロ、ミュートスイッチが付いていればより便利なんですけどね。
ここ数日iPad音楽アプリのアップデートが相次いでいますが、特に注目はヴァーチャルMIDI。このヴァーチャルMIDIに対応するアプリが増えたことにより、1台のiPadで複数のアプリを同時に使用することができるようになるのです。(iPad2以降の使用を推奨)
1、SoundPrismやPolychordといったコントロール系アプリからNLogSynやSunrizerなどのシンセ系アプリを演奏することができる。
2、MoDrumやMolten、FunkBoxなどのリズムマシン系アプリとNLogSynやSunrizerなどのシンセ系アプリのテンポ同期ができる。
これはまさにiPad音楽アプリの大躍進。いくつかYouTubeにその例がアップされているので紹介しておきます。
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