バウンスしたファイルをWebサイトにドラッグ&ドロップ、数分後にはマスタリングされたファイルをダウンロードすることができるというニューエイジなサービス LANDR

LANDRは MixGenius が立ち上げたオンライン・マスタリング・サービス。LANDRの無償のアカウントを持つとmp3/192 kbps のクオリティ曲数は無制限無償でマスタリングサービスを受けることができる。

(有料アカウント(月に$9〜$19)を持つと16 bit 441k WAVクオリティのマスタリングファイルを受け取ることができる。)

人によっては1曲何万円もかけて行う大事なプロセスであるマスタリング。マスタリングエンジニアは長い年月をかけて修行を積み、それ相応の機材環境、リスニング環境を持って行っているものだ。これを無償で行ってくれるサービスと聞くとあまり信用できるものには感じられない。

しかしものは試しだ。さっそく試してみた。

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イギリスの音楽サイトマガジン「Fact」の企画、アーティストが10分間で曲作りにチャレンジする「Against the Clock」。制限時間は10分・コンピュータースクリーンは白紙の状態からスタート・サンプルは事前に準備されたものでもオッケイ。今回のチャレンジャーはイギリスのテクノアーティストDauwd。

DauwdはAbleton Live と PUSH を使い、サンプル音源をループさせるところから作業を開始。Liveのアルペジエータープラグインを使っているようです。

大きなテクスチャーが完成したところにドラムトラック(MFBドラムマシン)と、Moog やKorg Poly6  を使ったシンセフレーズを重ねて行きます。

この「Against the Clock」という企画、アーティストがどのような方法で機材を使い、どのようにトラックを構築していくのかを見ることができ、とても参考になります。

 

 

FACT Against the clock

 

 

 

 


ブログ「Sonic Bloom」に紹介されていたAbleton Live の隠しコマンド「ディバイス表示」。これを使うと、Ableton Liveセッションビューの各トラックに、使用中のプラグインが表示されるようになり、プラグインへのアクセスを今までよりも楽に行うことが出来るようになります。

Live 8の頃から知る人ぞ知るコマンドではあるらしいのですが、知らなかった人は是非試してみて。

 

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先週発表になったAbleton Live バージョン9.0.3が急遽取り下げられ、昨日よりバージョン9.0.4のリリースが開始されました。たくさんのAUやVSTプラグインを使うプロジェクトをロードした際に問題が発生したようで、これはバージョン9.0.4によって解決したようです。

目立ったアップデート内容は、新しくDiscoスキンが採用されたことでしょうか。ダークグレーを基調とし、クリップが華やかに見えるディスコワールド?(画像上)たしかに、、ちょっとBitwigのカラーに似ているようです。

その他、新しい録音方法としで、録音ボタンを押すと同時にトランスポートが開始される機能が加えられています。環境設定Record/Warp/Launchの「録音でトランスポートを開始」にチェックを入れるとこの機能がアクティベートします。

コントローラPushの方にも変更が加えられています。詳しくはLive 9リリースノートをどうぞ。

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バネで振動を伝えるスプリングリバーブ。この「バネ臭さ」がエイフェックスツイン並みのクレイジーサウンドを作り出します。手袋をしている理由は小指を怪我しているからだそうですが、実はこれもいい効果を作っているのかも。チュートリアルはリンクよりどうぞ。

 


いっかい 「巨大スプリングリバーブ」

 

 

 

 


1984年に発売になったコルグのシンセサイザーDW-8000とそのラックマウントモデルEX-8000。DWGS (デジタル・ウェーブフォーム・ジェネレーター・システム) という音源にアナログVCFとVCAが合わさったデジタルとアナログのハイブリッドシンセ。2基のオシレーターにはサイン波やのこぎり波だけではなくクラリネット、ピアノ、オルガン、ブラス、サック、バイオリン、オルガン、サックス、ギター、ディストーションギター、ベース、デジタルベース、ベルなど全16の波形が用意されており、ローパスフィルターは発振もします。当時は画期的だったアフタータッチやイニシャルタッチやポリフォニックのポルタメント機能、64のプログラムメモリーやデジタルディレイも付いています。

欠点はとにかく操作が面倒なところで、音色のエディットをする際にはまずパラメーターの番号をリストで確認→ パラメーター番号を入力→ 設定値を入力 といったように一度に一つのパラメーターしか動かすことができず、ツマミを両手でグイングインと回すような今の時代の感覚からはほど遠いデザインです。1984年というMIDIの黎明期でもあったせいか、通常のMIDIコントローラを使ってフィルターの開け閉めの操作をするだけでもSysExを使わなければなりません。

ところが先日iOSカスタムコントローラアプリLemurのユーザーライブラリーでこのEX-8000(DW-8000)のテンプレートを発見。おかげでお蔵入りしていたEX-8000をiPadでコントロールすることが可能に。

Lemur ユーザーライブラリー、Bronc Comboによって作られたDW-8000(EX-8000)テンプレート。白黒のシンプルなインターフェイスではDW-8000(EX-8000)のパラメーターのほとんどをMIDIコントロールすることができ、これまでの厄介な操作から解放されるのはもちろん、この楽器の魅力を再発見することができます。

改めてEX-8000をいじってみて、80年臭さを感じてしまうところもあるのですが、暖かみのあるサウンドは今聴いても魅力的です。「名機コルグM1の一時代前のサウンド」というのも何となく理解できる表現だと思いますです。LFOの穏やかな波は超絶妙。 モジュレーションをかけることのできるディレイサウンドは美しく、低音も思った以上にしっかりしています。

Lemurによって息を吹き返し たかのような80年代マシンEX-8000、サウンドデモを作ったので聴いてみてください。Ableton LiveからMIDIノートを送信し、LemurでWifiコントロールしています。音はすべてEX-8000からです。

 

 


Korg Museum