確かにスマートフォンは便利なものですが、平らなスクリーンに文字をタイプするとなると押したのかどうかわかりずらく、ちょっとイライラすることが多いですよね。iPadを使った音楽用コントローラに関しても、ボタン操作やフェーダー操作となると、やや味気のない感触や、見ないと押せないという問題があります。

アメリカTactus Technologyによる変形スクリーン技術Tactus Layerは、平坦なタッチスクリーンの一部が必要に応じて膨らみ、物理ボタンになるというもの。そして必要がない時にはボタンは消え、平坦なスクリーンに戻るそうです。Tactusは液晶画面に被せる薄いシートのようなもので、厚さに関しては全く問題なく、ボタンの形や高さもカスタマイズ可能なのだそう。

もしこれがiPadやiPhoneで使えるようなことになったら、音楽コントローラとしてのiPadの使い道はこれまで以上に広がってくるのかもしれませんね。フィンガードラムのような激しいアクションにも耐えられるのかどうかどうかは分かりませんが、パッドを使った音楽演奏は今までよりははるかに心地よいものになるはず。ipadだけではなく、このような技術を使った新しい音楽インターフェイスが登場してくることも期待できそう。早く試してみたいです。製品化は2013年予定。

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Maschineに標準で付属する音源はおよそ6G分のもので、サンプルの数は18000以上。ダンスミュージック系のサウンドやドラム、パーカッションサウンドが中心となっていますが、ベース、リード、アコースティックドラム、ピアノ、ストリングス、ブラスなど、幅広いジャンルでも使えるインストゥルメントサウンドも用意されています。

バージョン1.6でのライブラリスペックは次のリンクの通り

どのサウンドもすでに磨きがかけられており、とてもクリアーで、前に出てくるサウンドは今の時代にもっともアピールするところでしょう。ダンスミュージックに不可欠な低音に関しても十分に気が配られており、たとえばTR-808や909のキックに関しては、本物と比べてもあまり引けをとらない位の厚みを感じることができます。それもそのはず、Loco DiceやTimo Maasなど有力現役アーティスも音源制作に参加しているようです。

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昨日発表されたMaschine mkⅡ ですが、ハードウェアの性能がより高まったということで早くさわってみたい気持ちが高まるばかりなのですが、今日はちょっと冷静になって現段階までのMaschineについての見解をまとめておこうと思います。

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もうすでに愛用している人もたくさんいるかと思いますが、このAudio Hijack Proはコンピューターの中でなっている音なら何でもサンプリングできてしまう超便利アプリケーション。たとえば DVDからだったり、YouTubeビデオだったり、スカイプの音声だったり、内蔵マイクを使った録音でもオッケイです。思いついたらすぐにサンプリングできてしまうのがいいところ。レコーディングフォーマットも大概のものがサポートされています。

セッティングは簡単。Audio HijackのAudio Inputでソースを選択するだけ。YouTubeビデオだったら使っているWebブラウザーを選択しましょう。あとはHijackボタンを押してスタンバイ、Recordingボタンで録音開始。

録音した素材はデフォルトではMusicフォルダー>Audio Hijackの中に入っています。Ableton Liveを使っているひとなら、このファイルをすぐにインポートしてエディット作業に入ることができますね。

フリーバージョンの場合は10分以上使うとリスタートが必要になります。ライセンスキーは$32。どちらにしてもこれは必需品でしょう。ダウンロードは下のリンクよりどうぞ。

Rouge Amoeba/ Audio Hijack Pro

 
 
 

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レコードを使わない次世代のDJスタイルを提案するパイオニアのCDJシリーズと、Native Instruments Traktorがまさかの技術統合。

Traktor最新バージョン2.5.1は、パイオニアCDJ  (2000/900/400) とUSB接続するだけで、CDJをDJコントローラとして扱うことができるようになり、CDJのディスプレーにはキューポイントや波形などの細かいトラック情報も表示されるようになるそうです。さらにパイオニアのDJミキサー(DJM-900 Nexus Mixer)との接続では、ミキサーをオーディオインターフェイスとして、そして4チャンネルのDJミキサーとしても使うことができるようにもなるとのことです。

CDJユーザーにとってのメリットは、TraktorのRemixDeck機能(F1やX1コントローラなど)、キューループ機能、エフェクターを使えるようになること。

TraktorとCDJのそれぞれのワークフローを損なうことのないスマートな統合。これらのやりとりにはMIDIではなくHIDというプロトコルが使用されており、このHIDはすでにTraktor S4コントローラーやF1コントローラに利用されているものなのですが、MIDI信号を使うよりもはるかに正確なコントロールを実現すると言われているものです。

クラブやバーでパイオニアの対応CDJがどれくらいのシェアを占めているのかにもよりますが、Traktorユーザーは、これまでとても厄介だった  ミキサーにライン接続をする作業  から解放されることになり、これからは遅い時間にクラブに行っても、多少酔っぱらっていてもすぐにプレーを始めることができるわけです。

この二つのブランドがこんなにもスンなりと統合してくれるなんて、本当に嬉しいアップデートです。

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ドイツベルリンの新しいエフェクターメーカーであるKOMA Elektronik。今日はFT201 (アナログフィルター+10ステップシーケンサー)とBD101(アナログゲート+ディレイ)を試してみた報告をしようと思います。

FT201BD101、共にペダル式のエフェクターということで、本体左下には金属製のフットスイッチがついています。白のアルミケースに包まれた本体に、木製のサイドパネルが施してあるデザインはとてもクール。サイズ的にはMoogのMoogerfoogerシリーズを思い起こさせますが、こちらのエフェクターは共にフロントパネルに10個のパッチベイがあるので、ケーブルの接続を面倒に思うことなく行うことができるのが良いところです。そしてフロントパネル右下にあるのが、KOMAのチャームポイントとなりつつある赤外線コントローラ。コントローラの上に手をかざすと、その距離に応じてエフェクトの効果をコントロールすることができるもので、軽く遊んでみるとマジシャンにでもなったかのような気分、真面目に遊んでみると予測できないサウンドが飛び出して来るのに驚かされます。どちらもMIDIは装備されていないので、外部音源と同期を取る際にはCVを使った接続が必要になってきます。

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