プラグインソフトメーカーとして有名なOhm Forceより発表されたOhm Studio。インターネット上で世界中の登録ユーザーとリアルタイムに音楽作りを行うことができるDAWソフトウェアで、長い間待ちこがれていたこのソフトウェアのベータ版が昨日より一般無料公開されています。
DAWソフトウェア的にはLogicやCubaseの簡易版といったかんじで、MIDIシーケンスとオーディオレコーディングをもとに音楽を制作し、付属するプラグイン、もしくは自身が持つVSTプラグインを使用することもできる。付属するプラグインはOhm ForceのプラグインコレクションとG-forceのバーチャルシンセ。これだけでも相当楽しめることは間違いないでしょう。
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ご存知パフォーマンスサンプラーElektron OctatrackがOSバージョン1.2をリリース。多くの新機能の中でも目玉はThe Pickup MachineというLooper機能。思いついたフレーズをオーバーダビングすることができ、特にライブパフォーマンス重視のビートボクサーやギターリストにとっては嬉しい新機能。下のElektronデモンストレーションビデオでもある通り、フットMIDIコントローラーを使えばレコーディングがより楽に行える。あらかじめ作ったシーケンスデータとの同期も瞬時に行えたり、プレーバック最中のエフェクト操作も可能だ。感だけに頼って操作するのはやはり難しいものの、一度覚えればOctatrackがより愛らしくなることは間違いない。
と、操作に四苦八苦していたところに「SineWaveに乗せてって/Octatrack日誌」というブログを発見。とても丁寧な説明がされており日本人Octatrackユーザーにとっては救いの神のよう。
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以前iOSアプリLoopyのディベロッパーであるMichael Tyson氏にインタビューをした際に、Tyson氏が最後にふれていた新しいプロジェクトの話、AUDIOBUSの正式発表が先日行われました。
現在様々な種類の音楽アプリがリリースされていますが、いろいろなアプリを使い、iOSディバイスのみで楽曲を完成させるにはまだまだ制限が多いのが実際のところ。今回発表されたAudiobusによってその制限はやや緩和されることになりそうです。
Audiobusはアプリとアプリの間でリアルタイムなオーディオストリーミンングを可能にするもの。たとえば、外部MIDIキーボードを使いシンセアプリを演奏し、その演奏をレコーダーアプリにリアルタイムで録音をすることができたり、シンセアプリの演奏をギターアンプアプリに通したりするようなことが可能になるようです。
それだけではなく、Audiobusはマルチトラックレコーダーのように、複数のアプリで鳴っている音をミックスダウンすることもできるようになるようです。
まだ開発中ということで今の段階ではどのような動きをするのか実際に見ることはできません。
Audiobusサイトではこの機能のテクニカルに関する質問を受け付けています。iOSディベロッパーの方はぜひチェックしてみてください。
栄えある優勝はMarco Donnarumma氏によるXth Sense。マッスル(筋肉)サウンドの開拓を試みたというこのXth Senseは、2つのセンサーマイクを体に取り付け、体のジェスチャーによって音をコントロール、コンピューターで音声処理をしている作品。あまり新鮮なアイデアには思えないが、同じジェスチャー系の楽器でもKinectを使うよりも体の動きを使った力強い音楽表現ができるもののように伺える。会場で見ていたら圧倒されたに違いない。(ビデオ下)
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DS-10。まだiPhoneがこれほどまでになっていない頃の2008年、コルグがリリースした任天堂DS専用の音楽ツールソフト。パッチングアナログマシンKorg MS-10をシュミレートした本格的バーチャルアナログシンセ、シーケンサー、タッチコントロール、そして今で言うところのWist機能のようなワイヤレス通信による複数台でのプレーもサポート。古いものと新しいものが混じり合う瞬間に古くからの任天堂ファン+シンセファンは喜んだ。そして子供がマリオと遊ぶような感覚でシンセと向き合っている姿を目にするのは感動的なものがある。
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