来年の1月11日にドイツのハンブルクにコンサートホール、エルプフィルハーモニー・ハンブルクがオープンする。建築設計を担当するのはスイス人ヘルツォーク&ド・ムーロンで、ビルにはコンサートホールの他にホテルや高級アパートが併設される。また、かつてから存在する赤煉瓦の倉庫部分と新設したガラス張りの建築物の中間部には公共広場が設けられ、来場者や市民は地上37メートルの高さから360度のパノラマが楽しむことができ、ドイツ国内では既に大きな話題となっている。メインとなるコンサートホールは地上から50メートルの高さに位置し、2100人を収容する。音響設計には日本の永田音響設計が携わっている。1月11日のこけら落としにはこのホールを拠点にするNDRエルプフィルハーモニーオーケストラが演奏を行う。
現在、公式サイトにはドローンカメラによって撮影されたコンサートホールの内部映像「Slow and Motion」が公開されている。スマートフォンならばスクリーンをタッチ、ラップトップならばスペースキーを押すことでドローンの飛行速度を2段階に分けて見れるのが面白い。それに合わせて音楽もクラシックとロックに切り替わり、この豪華絢爛な建築と風景をバーチャルに体験できる。
エルプフィルハーモニー・ハンブルクのドローンツアーはこちらから
Native Instrumentsからのナイスなクリスマスプレゼント。Kinetic Treats は昔懐かしい子供用おもちゃのサンプルを使った音源で、3Dインターフェイス上の可愛らしい人形(バレリーナ)やブリキのおもちゃの動きに合わせ、サウンドパラメーターがモーフィングします。
Kinetic Treatsは3つのインストゥルメント(electric train set/music box/Xylo Polyphones)で構成され、Train setにはおもちゃ電車の音と踏切のベルの音が、music boxはオルゴールの音やおもちゃターンテーブルの音が、Xylo Polyphonesにはハーモニカや鉄琴木琴の音が含まれています。
鍵盤を一つ叩くだけでも十分に雰囲気が伝わる印象的なサウンドは、クリスマス極上ミステリーのサウンドトラックに最適です。サウンドデザインには、NIのKINETIC METALの製作に携わったJeremiah Savageが担当。どうりで音が良いわけです。
Kinetic Treatsは2017年1月4日までこちらで入手できます。
動作にはKONTAKT 5 とKONTAKT 5 Player(無償)が必要です。
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Radio Gardenは世界中にある数多くのラジオ局を発見しリスニングできるサイトだ。世界地図に表示される黄緑色のドットをクリックするとラジオ局を選択でき、大きなドットを選択すると幾つかのラジオ局から選択ができる。どの国でどのような音楽が流れ、どのような言語が喋られているのか、知らない国についてふと思いを馳せることができる。ヨーロッパやアメリカからは比較的耳馴染みのあるエレクトロニック音楽を耳にする一方、南アメリカ、アフリカ大陸からは独自のメロディを聞くことができる。
サイトの「ジングル」というセクションでは様々なラジオ局の古いジングル(日本でいうなら「文化放送」のジングル)を聴ける。「ヒストリー」というセクションでは、ラジオ史上において重要なスニペットを聞くことができる。「ストーリー」というセクションでは様々な人物によるラジオとの体験が語られる。
Radio GardenはオランダのインタラクティブデザインスタジオStudio Monikerと、ビジュアル専門機関Netherlands Institute for Sound and Visionによって開発が行われた。共通の経験を通じて世界中の人々を繋ぐことがこのプロジェクトの目的だという。
Native InstrumentsのMASCHINEがアップデートバージョン2.5.5をリリース。このアップデートでMASCHINEは同期テクノロジーAbleton Linkに対応し、他のLink対応DJ ソフトウェアや音楽制作ソフトウェアとワイヤレスで、簡単に信頼の置ける同期演奏を行えるようになります。例えばNIのTRAKTOR、Ableton Liveはもちろん、Serato DJ 、Max/MSP、数々のiOS音楽アプリとの同期が可能。必要なのはデバイスをローカルWifiネットワークに接続するだけ。あとはそれぞれのアプリのLinkスイッチを押すだけで同期が始まります。一つのアプリでテンポを変えれば、それに合わせて他のアプリのテンポも変わります。
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フランスのメーカーJouéがクラウドファンディングKickStarterにて新しいUSB・MIDIコントローラのキャンペーンを開始しています。今回お目見えしたJouéはレイアウトのスワップが可能なタッチセンサー付きコントローラで、キーボード、ドラムパッド、ギター系フレット、3Dコントロールなどのシリコン製パッドを様々なコンビネーションで置き替え、様々なタイプのタッチコントロールを可能にするものです。
また、ROLI SeaboardやLinnStrumentと同じく、ポリフォニックプロトコル MPE(Multidimensional Polyphonic Expression)にも対応するなど、表現力豊かな3Dコントローラとしても大きく名乗りを上げています。
クラスコンプライアント、iOSにも対応。
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11月1日はコルグの日。今日は続々とコルグの新製品が発表されます。
まずはiOSアプリ「ARP ODYSSEi」から。コルグは2015年に伝説のアナログシンセARP ODYSSYを復刻して大きな話題を集めましたが、今度はこのARP ODYSEYがiOSアプリ「ARP ODYSSEi」(小文字のiがポイントですね!)として再現され、本日11月1日から価格2.400円(11月30日までのセール価格)でリリースされます。
コルグ独自の電子回路モデリングテクノロジー(CMT)を用いてアナログのフィーリングとサウンドを精巧に再現したというARP ODYSSEi。復刻ODDYSSEYで追加された3世代のフィルターとDriveだけでなく、ポリフォニックの対応、エフェクト、XYパッド、和音演奏用ボイスアサインモードなど、iOSアプリならではの独自機能も搭載され、ハードウェアシンセではできない新しい表現方法が可能になります。またコルグの人気アプリ「Gadget」との連携が可能で、両アプリを購入しているユーザーは「Lexington」ガジェットとして制作に利用できます。ARP ODYSSYと言えば生産時期によってパネルデザインや音の特性が違うことでも有名ですが、コルグの「ARP ODYSSEi」はアプリ内でその他2種のバージョンデザインを別途購入することもできます。その際はフィルターの特性が生かされた50のプリセットも付属するとのこと。憧れのARPシンセをいつもポケットやカバンに入れておけるなんて夢のような話ですね。