Sinevibes が新しいAUプラグインソフトウェアHologram をリリースしました。Hologram はインプットした音を全く別の音に作り変えてしまうエフェクターで、「シンセシス」と呼ばれている手法が使われています。たとえばドラムループにこのエフェクトかけてみると、リズムパターンは同じなのですが、思いもしなかったような不思議なシンセサウンドに作り変えられます。
インターフェイスには64バンドまでのスペクトラム・アナライザーが表示され、このバンド数を変えると音数が増えたり減ったりします。さらに2つのモジュレーション・セクション、各モジュレーションには8つのLFO波形やChaos、lagなどのパラメーターがあり、ちょっとした音階のあるパターンであったり、複雑怪奇なサウンドを作れたりもします。エフェクターのようでシンセサイザーのような不思議なエフェクター。
いつも通りの退屈なドラムパターンにこのようなエフェクターを使うときっと面白いはずです。サウンド的にはiOS アプリImpaktor に似ているかも。まずはデモ(数秒おきにノイズが入る)を試してみてください。
Hologramの価格は29ドル
ゴム製の柔らかい鍵盤と圧力センサーを使い、これまでのキーボードでは不可能だった繊細な表現力を持つ次世代のMIDI キーボード「Seaboard GRAND」 の新しいバージョン「Seaboard Rise」が発表になりました。
新しいSeaboardは、2オクターブのゴム製キーボードやトラックパッド、スライダーなど5種類のモジュレーションコントロール(ストライク・グライド・スライド・プレス・リフト)を備え、これまでよりもコンパクトなサイズになっています。また、BluetoothMIDIやチャージ式バッテリーが採用されたことにより、デザインの上でもよりスリム化が図られています。Seaboard GRANDの最も大きな問題だった価格(2.199ユーロ〜)が大きく緩和され、Seaboard Rise は799.99ユーロ。
「マルチディメンション式ポリフォニック・エクスプレッション・コントローラ」と呼ばれる新世代のMIDIキーボードがより身近なものとなりました。
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Electro-Faustus というメーカーが「メタリック・シュヴァルム・ジェネレーターBlackfly」というインストゥルメントをリリースしました。Blackfly(ブヨ、アブラムシ)というネーミングからして怪しげなサウンドが想像できます。本体右上にはSwarm(大群)ノブ。左上にはSwat(ハエたたき)という端子があります。
Blackflyの本体には4本のバネが備わり、かき鳴らしたり、引っかいたり、こすったりすることで様々なテクスチャーサウンドを作ります。バネを弾く強さによっても音色が変化します。
Swan Messiahによるデモンストレーションビデオは、Blackflyに接続したメタル製のスティックであちらこちらを叩いていきます。Moogerfooger MF 102やMF 104などのエフェクターも使われていることもありますが、サウンドはドローン。陰鬱なようで、静謐さも感じるインダストリアルな世界です。
価格149.95ユーロ