Pacemaker DJ for Apple Watch がアップルのスマートウォッチ第1号のDJアプリとなるようです。このアプリはiPadのDJアプリPacemakerと接続することによって、アップルウォッチをリモートコントロールとして使えるようになります。
Pacemaker は初心者の人でも気軽にDJミックスを楽しむことができるハウスパーティ系アプリで、なんといっても価格がフリーというのがすばらしいところです。そんなわけで、このアップルウォッチ・アプリPacemaker DJを一緒につかうことによって、これからの季節バーベキューをしながら曲をミックスしたり、トイレ最中でも曲を変えることができるようになり、先取りDJにとってはかなり要チェックなアイテムとなるのかもしれません。
とはいえ、Apple Watchは今まさに始まったばかりといった様子ですね。これから、もしかしたらこんなものとか、こんなものが登場したりするのかもしれません。
先週末アメリカ・マイアミで開催していたWMCにて、Native Instrumentsは STEMS という新しいオーディオ・フォーマットの発表を行いました。
STEMSは一つの曲を4つのパートに分離して再生することが可能になるもので、たとえば、ボーカルだけ・ベースだけ・リズムだけ・といったような指定したパートのみを再生できるようになるようです。もっと簡単に言ってしまえば、ボーカルだけをオフにしてカラオケトラックにしてしまうようなことができるフォーマットのようです。
技術的にはmp.4が使われ、ファイル名としては「xxxxxx.stems.mp4」という形になるそうです。iTunesのような通常のプレイヤーで再生した場合には通常の音楽として再生が行われるようですが、STEMSに対応したソフトウェアやハードウェアで再生を行った場合のみに4つのパートのステム再生が可能になるとのことです。(当然、TRAKTOR PROがその先頭を切るわけですが、今年の夏からのサポートが予定されているとのこと)
また、いくつかのダンス音楽レーベルはこのSTEMSフォーマットでのトラックリリースも予定しているようで、オンラインショップ(beatportやjuno records)での購入が可能になるとのこと。
同時にStem Creator Toolという無償のアプリの配布も予定されており、DJやクリエーター自身がこのSTEMフォーマットを作るも可能になるとのことです。(これまでAbleton Liveを使ってライブ演奏を行っていた人たちにとっても、要チェックかもしれませんね)
STEMSフォーマットの公開は6月が予定されています。
下のビデオはDJ tech Toolsによるイントロダクションビデオです。
iOSドラムマシンElastic Drumアップデートバージョンが間もなくリリースされます。Elastic DrumはiMaschineやiMPCのようなサンプルドラムマシンとは違い、ドラム・サウンドを一から作り出すことができるユニークなドラムシンセサイザーです。シーケンサー・セクションは特に柔軟で、シーケンス速度や再生範囲を各トラックごとに設定することができたり、パラメーターのオートメーションをレコーディングすることもでき、トリッキーなパターンもあっという間に作れてしまいます。MIDIイン、MIDIクロックにも対応しているので、midimuxやaudiomuxと一緒に使えばDAWソフトウェアとリンクし、エレクトロニック音楽制作のための必須ドラム音源となるのではないでしょうか。
これまでのバージョンでもiPadに対応していましたが、最新バージョンではiPadに最適化したレイアウトが採用され、操作は断然快適なものになっています。また、MIDIクロックアウトにも対応するようになり、Elastic Drumをマスターにすることもできるようになります。
Elastic Drumは最新バージョンのリリースに伴い価格がやや上がることがアナウンスされてますので、もしまだ試していない人は今のうちに購入しておくことをお勧めします。
Native Instruments のユーザーフォーラムでは、ごく稀にではあるのだがNIディベロッパーがユーザーからの質問に答える「On the Record」というスレッドがある。昨日、「Traktor On the Road」ではおよそ2年ぶりとなる書き込みが行われ、オフィシャル?アンオフィシャル?のようなアナウンスが行われた。http://www.native-instruments.com/forum/threads/questions-and-answers-fluky-ni-march-2015.235468/
個人的に注目したいニュースは2点。まず、Traktorの次のバージョンではパイオニアのCDJ-900NXSとXDJ-1000をサポートするとのこと。これによって、USBケーブルを使いコンピュータ(Traktor)とCDJを接続することによって、CDJをDJコントローラとして使うことができるようになる。
これまでにもCDJ最上機種へのサポートは行われてきたわけだが、HIDプロトコルを使うコーディングは私たちが思っているほど簡単な作業ではないらしく、それゆえに時間がかかってしまったようではあるが、ついにCDJ最新機種とTraktorを同時に使うことができるようになるという嬉しいニュースだ。
もう一つ、これはまだ詳細は全く明らかにされていないのだが、TraktorとMaschineの統合が実現するとのことだ。これまでにも同期信号を使い二つのソフトウェアを同時に走らせることは可能ではあったのだが、それを超える統合であることは確かだろう。どのような方法で?どのようなことができるようになるのか?大いに期待したい。二つのコントローラを同時に使った作業が可能になったりするのだろうか?
先日、ウェブブラウザーで作るアシッドハウスAsid Machine Betaを紹介したばかりなのだが、今度はHTML5 で作られたドラムマシンエミュレーターが登場した。ディベロッパーJamie Thomsonによって制作されたHTMP 5 ドラムマシンはウェブブラウザーChrome とFireFoxで動作するドラムマシンで、(Safariでは音が出ない模様)5種類のドラムキット(TR−808、TR-909、LinnDrum、Elektron Machine Drum、アコースティックドラム)を使い、16ステップのシーケンサーを使ったドラムパターンを作成することができる。各インストゥルメントにはピッチとボリュームノブが付き、808〜909的な気分を盛り立てるレイアウトが施されている。作ったパターンはWAVファイルとしてエクスポートすることもできる。SAVEボタンを押しておくと、次の機会のこのページを訪れた時のためにに同じパターンがセーブされている仕組みとなっている。音の方はかなりリアリティ迫るものに感じるのだが、皆さんはどう思うだろうか?あ、、、アクセント機能がついていない、、など細かい注文もいくつかあるのだが、それでもHTML5でここまで出来てしまうことに感激してしまうのだ。