traktor27

 

Native Instruments はDJソフトウェアTraktor Pro のバージョン2.7 をリリースしました。オーナーはNI Service Center App を使って無償ダウンロードすることがでます。

今回のアップデートは、間もなく販売が開始される同社のフラッグシップコントローラS8 への対応が計られている他に、iOSアプリTraktor DJ の人気機能であるFreeze Mode が新機能として搭載されています。Freeze ModeはMIDIコントローラへのマッピングも可能となっているので、S8を買う予定がない人でも、お気に入りのコントローラやコンピューターキーボードを使ってプレイ可能。設定はPreferencesのController Manager (上の画像)より行なうことができます。設定が完了したらFlux モードのスイッチをいれることもお忘れなく。

その他多くのバグ修正が行なわれています。

 

Native Instruments Traktor Forum


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スペインのハウスプロデューサーDR.KUCHO はゲームソフトウェア「Ghosts ‘N DJs」を開発中。主人公DR.KUCHO(ユーザー)がEDM 界の暴君なDJと戦っていくというストーリで、敵キャラクターとして登場するのはDevil Gueta、Steve Sushi、Paris Sheraton など、EDMについて多少知っている人ならば、このネーミングに笑うことができるでしょう。Devil Guetta の得意攻撃は「raising hands in the air」(DJプレイでおなじみの、あのアクションです)。Steve Sushi は空を飛びながらアジア製のキッチン用品を投げてくるそう。Paris Sheratonはほうきに乗って邪悪なキス攻撃(もしかしたらチワワ犬を投げる攻撃)をしかけてくるそうです。

音楽の方もDR.KUCHO によるオーケストラトラックが制作進行中。サウンドエフェクトは100%レトロな内容となっているそうです。

「Ghosts ‘N DJs」は現在クラウドファンディングKick Starterにて資金出資者を募集中。目標金額は$45,000が設定されています。出資者は$15でデジタルコピーをゲット、$25でデジタルコピー+ベータバージョンをゲット、$35でデジタルコピー+ベータバージョン+音楽CDをゲット、さらに$300以上で出資者がゲームキャラクターとして登場するなどの多くのオプションが用意されています。

ギャグ満載のレトロゲーム。クリスマスまでに間に合うと良いんですが。

 

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PPG-WaveMapper-2-for-Mac-And-PC-1

 

80年代の伝説のシンセサイザーPPG WAVE の開発で知られるWolfgang Palm 氏による、新しいプラグインシンセサイザーWave Mapper 2 がリリースになりました。Wave Mapperはウェーブテーブル方式と、「TSG」という新しい合成方式を搭載したシンセサイザーで、昨年iPadアプリとしてリリースされ、各レビュー等でも多くの好評を得て来ました。実際のところ、このディープで複雑なシンセサイザーの仕組みを理解するには大変な時間を要するのですが、Wave Mapping という革新的なUI によって、8個のパラメータアイコンをスワイプ操作し、マップに配置していくだけで簡単に様々なサウンドが作れる仕組みにもなっています。Mac/WindowsバージョンとしてリリースされたWave Mapper 2ではさらに多くの機能を加え、音色合成の可能性もさらに広げられています。サウンドは前衛的、いままで聞いたことのなかったような質感のサウンドも多数。価格$99、WaveMapper 2 と WaveGenerator 2 のバンドルセットは スペシャルプライス€149 で提供中(11/25まで)

 

 

 

  • 3 Audio Oscillators
  • Up to 16 resources assembled within a WaveMap
  • Audio engine with 4 synthesis modes, and variable wave blending quality.
  • 
3 Noise generators, for audio and modulations
  • Classic 24 dB Lowpass Filter, combined with an overdrive simulation.
  • Dual amplifier, for versatile control of 2 audio signals as well as panning.
  • 13 Envelopes, for control of pitch, waveform, filter, noise, gain, ringmod, and panning
  • 4 LFOs
  • Analysis of your own samples and conversion into wavetables and time-corrected samples.
  • Powerful Step Sequencer with playback arpeggiator
  • 
Delay/Reverb effect
  • 
Directly accessible context help for each module
  • Free configurable schematic keypad, with extremely expressive modulation possibilities.
  • Ribbon controller to bend the pitch to variable intervals
  • 4 Keyboard Modes, including mono and poly portamento.

 

Wolfgang Palm

 

 

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Presswerks

 

ドイツ・ベルリンのソフトウェアメーカーU-He は近日発売を予定しているコンプレッサー・プラグインPresswerk のパブリックベータバージョンを無償で公開しています。Presswerk はMac/Win両ホストアプリケーション上にて動作します。パブリックベータでは全機能を使うことが可能になっていますが、12月26日に使用期限が切れることとなっています。

音楽ソフトウェア業界では発売前のソフトウェアを一般に公開することは非常に稀なことですが、U-He は先日発売されたばかりのモジュラーシンセサイザーBazilleやバーチャルアナログシンセDIVA でも同様なパブリックベータ期間を設けてきました。使用方法や使用環境が異なるユーザーからの様々なフィードバックを得ることによって、より完璧な状態での製品販売を試みるU-he の姿勢にはとても好感を持つことができます。

Presswerkはコンプレッサー・コンストラクションキットと呼ばれるもので、複数のコンポーネントが組み合わされたコンプレッサーエフェクターです。ノーマルモードではかなり多くのパラメーターを操作することができますが、より操作を簡単にするために3種類のビュアーモード(optical leveling amplifier、FET compressor、 tube limiter)が用意されており、ここでは馴染みのあるUI での操作が可能になっています。

cleanモード、Analog モード、フィードバックモード、サイドチェーン、サチュレーション、m/sプロセッシングなど多くの機能を搭載したPresswerk、かなり研究しがいのあるコンプレッサーと言えるでしょう。

PresswerkのパブリックベータバージョンはKVRのU-He フォーラムよりダウンロード可能で、12月26日までの使用が可能になっています。つまり、今日からおよそ2ヶ月間、この素晴らしいコンプレッサーを無償で使うことができるわけです。完成バージョンは導入価格$89、通常価格$129 となる予定です。アクティベート方法は以下の通りです。

Temp serial no. (valid till just after x-mas):
Beta Tester (user name)
3GC8O-SLHM1-MYP6-0420-2NXM (serial)

 

 

U-he

 

 

 

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gplug

 

DSP Synthesizer からリリースされたdsp-Gplug は15のオシレーター+24dbローパスフィルター+フィルターレゾナンス付きのバーチャルアナログシンセサイザー。MIDIソケットの中に同社のシンセキットdsp-G1 が内蔵されています。最大5和音まで演奏できるパラフォニック仕様。MIDIケーブルを通して電源供給される仕組みになっています。MIDI CC を使って19のパラメーターをコントロールすることもできるそうです。

以前、ドイツのPloytec 社開発による πλ2 (ピーエルスクエアド)というシンセサイザーを試してみましたが、もしかしたらdsp-Gplugこそが世界最小のシンセサイザーといえるかも?価格は80ドルとなっています。

⬇️でデモサウンドを聞くことができます。ちょっとノイジーではありますが、割と個性的なサウンドかも。

 

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volcasample

 

かわいいVolca、たのしいVolca、間もなく発売開始となるコルグVolca シリーズのニューファミリー、サンプルシーケンサーVolca Sample。発売を前に、「Volca Sample イントロダクションビデオ」と専用iOSアプリ「Audio Pocketイントロダクションビデオ」2種類のオフィシャルビデオが公開されています。

「Volca Sample イントロダクションビデオ」では、一つのサンプルサウンド(エレクトリックピアノ)から、キック・ハイハット・ベース・リムショットの音を作り出し、シーケンスパターンを作っていく様子が紹介されています。

Volca Sample では11個のパラメーターノブ(START POINT、LENGTH、HI CUT、SPEED、EG INT、Pitch ATTACK、Pitch DECAY、AMP LEVEL、PAN、Amp ATTACK、AmpDECAY)を使ったサウンドエディットが可能、さらにはこれらのノブを動かした情報を記憶するモーションシーケンス機能が大きな特徴となっています。また、これらのパラメーターをMIDI CC を使うことによって外部シーケンサーからコントロールすることも可能となっています。

 


Volca Sample におよそ100個のサンプルサウンドが内蔵されていますが、自分の身の周りの音をサンプリングしたい場合にはiOSデバイスと専用アプリ「Audio Pocket」を使うことが必要になります。Android ユーザーはコルグ宛に嘆願書を書きましょう。

専用アプリ「Audio Pocket」のイントロダクションビデオでは可愛らしい子供の声がiPhone でサンプリングされ、サンプルデータをエディットしています。iOSデバイスのヘッドフォン端子とVolca のシンクイン端子を接続することでデータの転送が可能になっているようです。Volca Sample のサンプル容量は4MB(最大65秒)、サンプリング周波数は31.25kHz、16bitとなっています。

 

 

サンプル容量が4MB(最大65秒)と、今の時代らしくはないスペックではあるのですが、こんな制限があるからこそ、コンピューターに慣れきってしまった人はもう一度、工夫をこらして音作りをする楽しみを味わえるのではないでしょうか。初めてサンプラーを手にする人はモーションシーケンサーを使ってじゃんじゃん音を加工してみてください。他の人とは全く違う音を作ることのできるチャンスです。他のVolca ファミリーと並べてジャムセッションを行なえばさらに楽しいこと間違いなし。

 

KORG

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