ダンス系音楽のビッグアーティストDeadmau 5が公開した、Windowsタッチスクリーンを使った巨大MIDIコントローラ。iPadアプリのTouch OSCにもちょっと似ているようです。この大型コントローラはまだ開発途中のこと。ちなみに、Deadmau 5 は2012年8月にはこんなパフォーマンスも見せてくれています。
via Synthetopia
超小型ドラムマシンDam Drumのジェネレーション3が登場。Dam Drum 3は、4つのサウンドとループシーケンサーを内蔵し、なーんと今回はMIDIインプット端子まで付いているので、DAWソフトウェアからコントロールもできちゃいます。Dam Drum 3は限定リリースで、$110。えーもっと安くならないの?と思ってしまいますが、なんといってもハンドメイド。それに見た目も超キュート。11月26日からの発送開始です。
いよいよ11月1日に発売になるNative Instruments Maschine StudioとMaschine ソフトウェア2.0。
まずこのMaschineがどういうものかもう一度簡単に説明すると、Maschineはソフトウェアとハードウェアコントローラが一体になった「グルーブプロダクションツール」で、もっと簡単に言うと「サンプラー・ドラムマシン」といったところでしょうか。付属するサウンドライブラリーはドラムサウンドがメインではありますが、それ以外のサウンド(ベース、シンセ、サウンドエフェクトなど)も含まれ、特にダンス系の音楽制作に強い内容となっています。もちろんサンプラーとして使うこともできるので、お気に入りのレコードをサンプリングして、スライスして、演奏することも可能です。
Maschineはコンピューターソフトウェアがベースとなっており、スタンドアローン・AU・VSTプラグインとして起動でき、これまでのDAWソフトウェアを使ったワークフローを損なうことがないのが一つの魅力です。それと同時に、このハードウェアコントローラを使った操作がとても柔軟で、コンピューターを見ることなしでも操作できるパフォーマンス指向の強い楽器でもあります。
Maschine Studio
11月1日に発売されるMaschine Studioですが、まずこれは大型コントローラとソフトウェアの新バージョンMaschine 2.0がパックになっている製品。
数時間さわったのみの印象ですが、コントローラはこれまでのサイズよりも遥かに大きくなっており、思った以上に重さが軽いのに驚きました。パッドのクオリティはMaschine mk2と同じような印象で、光る色の種類も同じく16種類です。
特に目を引くのがカラーディスプレイで、iPhone のようなタッチディスプレイではないものの、プロジェクトの全体像が見渡せることができたり、Maschine2.0から搭載されることとなった「ミキサー機能」を表示させることができるのは一つのメリットです。NI KompleteやMaschine Expansion などの拡張音源もジャケットのようにカラー表示され、気分はかなり高揚します。(すべてのNI 製品はアップデートが必要)
Maschine mk2ユーザー個人として特に嫉妬するのは、本体右上にあるレベルメーターで、ここでアウトプット・インプットのレベル調整ができます。これまでのMaschineコントローラではレベルメーターを見ることはできず、コンピューター内の表示にたよってしまうところです。
その他、ボタン数もこれまでよりも多くなっているのでシフトキーを押すことなく操作することができたり、ジョグホイールをつかってキットやサンプルの読み込みができるのはやはり便利です。本当の意味で「コンピューターを見ることなく操作できるコントローラ」を意図して作られた製品のように感じます。
価格は¥104,800
Maschine 2.0
大きくバージョンアップしたMaschine ソフトウェア2.0。これまでのMaschineユーザーは有償アップデート($99)することができます。MASCHINEあるいはMASCHINE MIKROを2013年10月1日~11月1日の間に購入したユーザーは、無償でダウンロードすることが可能。
アップデート後、Maschine 2のフォルダーは新たに作られ、Maschine 1はそのままハードディスクに残ります。Maschine 2に使い慣れるまでの間はひとまずキープしておくのがいいでしょう。また、Maschine 1 で作ったプロジェクトファイルをMaschine 2で読み込むことも可能になっています。
これまでのコントローラ(1世代目+2世代目ともに)を使用することも可能で、Maschine 2の内容に合わせた表示方法になっています。また、機能が多くなっている分、シフトキーを使った新しい操作も覚えなければなりませんが、愛着のあるコントローラをそのまま利用できることで、ひとまず胸をなでおろしている次第です。
またMaschine 2.0のサウンドライブラリーも新たに付属し、およそ2220のサンプル、110のサウンドキットが追加されることになります。
加えて、付属するプラグインはNI Massive、Prism(パーカッションシンセ)、Solid Bus Comp compressor、Scarbee Mark I (エレクトリックピアノ)
ということで、今回は数回に分けて、「Maschine 2.0 ソフトウェアのこれまでとの違い」を見て行きたいと思います。
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ピンクや水色のキッチュなシンセサイザーをリリースしているCritter & Guitariですが、新製品Rhythm Scopeは音を出すシンセサイザーではなく、ビジュアルパターンを作るシンセサイザーです。オーディオ端子から入力した音(リズムパターンやアルペジエーターパターン)に合わせて自動的に映像を生成することができます。
Rhythm Scopeには16のエフェクトパターンが内蔵してあり、ノブを回すだけでストロボ・回転・ランダムピクセルなどのエフェクトを選択することができます。ゲイン・ノブを高めに設定するとオーディオ入力の感度が上がり、ビジュアルパターンは忙しく変化することになります。
テレビやプロジェクターと接続してライブパフォーマンスに使うのはもちろん、これを使ってトリッピーなチップチューンパーティを開いてみるのもおしゃれ。
- Enclosure: Anodized Aluminum, Wood (3.2″ x 2.2″ x 1.1″)
- ¼” Audio Input Jack
- RCA Composite Video output jack (NTSC only)
- 9VDC Power Adapter Included
- Shipping weight: 2 lbs.
- $165
これまでのモノアナログシンセと比べ、オシレーターセクションが複雑かつユニークな作りになっており、Ultra-Saw波形が採用。フィルター部にはMini BruteでもおなじみのSteiner Parker Filterが採用されています。その他、小型マトリックスパッチ、ステップシーケンサーなど。思った以上に小さなアナログモノシンセMicro Brute、正式発表は明日です。