「対面的なコミュニケーション」というテーマ掲げ、新しい楽器の発明と音楽パフォーマンスのあり方を探求するJohn Richards主催のDirty Electronicsという集団。そんなDirty Electronicsの新しいシンセサイザーWhite Labelはデジタルとアナログのハイブリッド方式で、白色のサーキットにタッチコントローラ、プログラム可能なPCIチップ、ヘッドフォン・ラインアウトプットが取り付けられている。水銀電池が丸出しになっているあたりもいい意味でグロテスク。限定25ユニットの販売で価格は£49,95 残念ながらデモ音源はまだ見当たらない。

  • Analogue digital hybrid
  • Programmable PIC chip
  • White printed circuit board
  • Silver touch controls
  • Oscillator
  • Noise
  • Sequenced patterns
  • Battery powered – coin cell included (CR2032)
  • Line/headphone output (mini-jack)

 

また、Dirty Electronicsは先日までスペイン・バルセロナで開催されていたSonar音楽フェスティバルにおいてSonar 20周年を記念した限定製品の発表とワークショップを開催。こちらの方は20周年に合わせた20ステップのシーケンサーを内蔵、Sonarの文字がタッチコントローラになっていたよう。ダーティー!

 

Dirty Electronics

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Facebookより:MODE MACHINES DT200. We are re-releasing the clone of the Roland PG200 with our friends from Dtronics.

1983年にローランドがリリースした6ボイスポリフォニックシンセサイザーJX-3PとそのコントローラPG200(別売り)。ちょうどアナログシンセとデジタルシンセの過渡期の時代にあったもので、JX-3Pのデザインはツマミなしのボタンだらけで、今の時代のコントロールフィーリングとはちょっとかけ離れたものなわけです。そんなJX-3PのコントローラPG200をMode Machineがリメイク。

JX-3Pは今運が良ければ2〜3万円で手に入れることのできる穴場的シンセなので、これを手にしたならば是非試してみたいコントローラ。超ニッチ。

 

Mode Machine


David Cranmer氏制作の「ピラミッドシンセ」第2弾。ピラミッド型のボックスの中にはEight stage phaserWeird Sound Generatorが詰め込まれているそう。六角形のエレクトロルミネセンスも効果抜群。見ているだけでもどこかに連れて行かれそうなサイケデリックなシンセサイザー。

David Cranmer

 
 
 

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チェコ共和国のシンセメーカーStanduinoが設立2周年を記念してリリースした小型シンセサイザー π (Pi) リミテッドエディション。3つのランダマイザー・ノブを使いドローンサウンドやノイズサウンドを探求することのできるシンセサイザー、160€。MIDI In、クロックシーケンサーを使ってfrauAngelico(ドラムマシン)microGranny (グラニュラーサンプラー)と同期させるのも面白そう。下のビデオはそのStanduino トリニティ・デモンストレーションビデオ。

Standuino

 
 
 


 

ハードディスクで作ったシンセサイザーAnalog Hard Disc 2。ハードディスクによって音は様々だそうです。なんと表現したらいいのか分からない音がたまらないです。

組み立てキット(ハードディスクは含まず)は36€、組み立て済みは154.88€

Gijs

 

 


スウェーデンのシンセメーカーのElektronがリリースした4ボイスのアナログシンセサイザーAnalog Fourに1週間程さわる機会があったのでレポートしておこうと思います。時代はアナログシンセ。では、Elektronが言うところの「デジタルマインド・アナログソウル」とはどのようなものなのか?リリース前から大きな注目を集めていた製品です。

 

外観

AnalogFourの見た目は、同社のサンプラーマシンOktatrackと同じく黒のボディ。こだわりのあるデザインと頑丈そうな作りは好印象です。メインパネルにはたくさんのボタンと、エンコーダーノブが並んでいます。ノブの回し心地はとてもよく、「安さ」を感じる物とは違います。ディスプレイのサイズは今までの製品よりも小さくなってしまっている上に、ドットの低い文字は読みにくく、やや旧型のディスプレイに見えます。スイッチを押してみると、コンピューターキーボードをさわっているかのようなカチャカチャした音がします。

Analog fourの中心は「4ボイスのアナログシンセサイザー」と「4トラックのシーケンサー」。シーケンサーの各トラックは1ボイス分のシンセサイザーを使うことができます。つまり、通常の4ボイスのシンセサイザーと違って、MIDIキーボードからコードの演奏をすることはできないので注意が必要です。(二つのオシレーターのピッチを変えたり、サブオシレーターのピッチを変えることでコードサウンドを作ることはできます。ます。また、シーケンサーの各トラックに同じ音色を並べることで、コード演奏をさせることは可能になります。)
シーケンサートラックには「FXトラック」と「CVトラック」というスロットも用意されています。「FXトラック」はエフェクター(コーラス、ディレイ、リバーブ)のコントロール・設定をすることができ、Analog Four背面のインプットから入力したオーディオ信号にフィルターやエフェクターをかけることができます。

「CVトラック」はAnalog Fourの背面にある二つのCVアウトプットを通して外部CV機材をシーケンサーコントロールすることが可能になり、そんな機材を持っている人にとっては魅力的な機能となります。

また、AnalogFourのMIDI OUTからはDIN信号の送信が行われ、他のドラムマシンやシーケンサーとの同期がとれるようになっていますが、通常のMIDIコントロールをすることはできません。USBからはMIDI信号の送受信が行われるので、コンピューターソフトウェアとの同期に役立ちます。

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