派生していくKorg Monotron。ついこの間はNasty Monoというフィードバックコントローラーを紹介したばかりですが、今日のシンセ系ニュース界隈ではMegatronというドッキング型拡張音源が話題になっています。Monotronをディバイスに差し込むとMIDIコントロール可能なベースシンセに変身。加えて、エンベロープ、パルス波、サブオシレーター、オーバードライブも付いているという完成度の高さ。しかし残念ながら売り物ではありません。詳しくはJacob Watters氏のサイトよりどうぞ。
以前にも紹介したPittsburgh Modular Foundationのイントロダクションビデオが公開されました。ビデオを見るかぎりこのFoundationは様々なタイプのサウンドが作れるようです。100%のアナログサウンドはもちろんのこと、サイズ、デザインも含め、新しい時代のモジュラーシンセ。
ケースの中に収められたモジュールの内容は次の通り。各モジュラーの詳しい内容は同社ホームページでチェックしてみてください。
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1980年に発売されたCASIOのVL-TONE。一部ではVL-1という名前でも呼ばれているらしいのですがその辺りの真相は謎。今でもカルト的人気を誇るこの小型マシン、ある国のテクノロジー博物館ではガラスケースに入れられ展示されているという扱いも受けているようです。チープな音源に計算機付きという今ではあまり思いつかないような突飛なアイデア、でもなんだか愛らしいルックス。ご存知Teenage engineering OP-1がこのマシンにインスパイアされてデザインされたというのも有名な話。
プリセット音源はバイオリン、ファンタジー(!)ピアノ、フルート、ギターが用意されていますが、もちろんそのような音には全く聞こえないのも今だから笑えることなのでしょう。プリセットリズムパターンにはマーチ、ワルツ、4ビート、スィング、サンバ、ルンバ、ビギンなどなどレトロ感漂いまくる10種類。Youtubeを検索するとこのリズムにインスパイアされたという世界中のアーティストの名前が羅列されます。代表各はドイツのバンドTrioによるDaDaDa。このマシンででしかありえない1曲になっていますね。
さらにシーケンサー付き。リアルタイム入力でもステップ入力もできますが音符100個分までのメモリーのみ。電池を交換したり、アダプターを外すと消えてしまいます。そして特に面白かったのがA.D.S.R.という機能。アナログシンセのアンプエンベロープジェネレーターがささやかに搭載されているのです。下の画像はマニュアルのコピー。
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デスクトップアナログシンセサイザーDoepfer Dark Energyの生産中止が発表され、ファンにとってはとてもショッキングな話題となったのは先月の話。Musikmesse 2012ではDark Energy Ⅱがプロトタイプとしてエントリー。フィルター部分が新装され、形、価格はほぼ同じままで、今年の夏のリリース予定が発表されています。下のビデオはDe:BugマガジンによるDieter Doepfer氏のインタビュー(ドイツ語)です。中盤そのサウンドをちょっと聞くことができます。
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