コルグ共同開発によるlittle bits Synth Kit は新しい3種類のモジュールの追加を発表しました。追加されたモジュールはMIDIモジュール、CVモジュール、USBモジュールの3種類。

 

MIDIモジュール  Ableton Live、Pro ToolsなどのDAWソフトや、その他のMIDI対応機器でSynth Kitをコントロールすることができます。またlittleBitsコントロールボルテージを切り替えることで、littleBitsによるあなただけの MIDIコントローラーを創りだすことができます。

ミニジャック型のMIDI端子はインプットのみ。通常のMIDIケーブルを使うにはアダプターの用なものが必要になるのだろう。USB MIDIはインプット・アウトプットの両方。MIDIコントローラなどと接続することができるようになる。

CVモジュール  モジュラーシンセなどのアナログシンセサイザーとSynth Kitを接続してコントロールすることができます。

USB I/Oモジュール  Synth KitのサウンドをDAWソフトに直接録音したり、DAWからのオーディオをSynth Kitに取り込むことができるUSBオーディオインターフェースです。AbletonやPro Tools、Traktor、Max/MSPなどのソフトとSynth Kitを統合することができます。

価格、販売時期は未定。

 

 

little bits

 

 

 

 


4月にアメリカで行われたMoogfest でシンセサイザー組み立てのワークショップが開催され、そこに参加した人だけが手にすることができたMoog 組み立てキットWerkstatt。しかし、このキットが一般販売されることが決まったそうです。

Werkstattは 1×オシレーターのデスクトップ型アナログシンセサイザー。パッチングすることもできるセミモジュラータイプのシンセでもあります。

MIDIは付いていませんがCV付き。ここ最近はCV対応のコントローラがたくさんリリースされているので特に不自由することもないでしょう。

また、本体下には1×オクターブのスイッチ型鍵盤が付いていたり、シンセファンにとってドキドキするようなチャームがいっぱい。

しかも価格は329ドル!この価格でモーグサウンドを手にできることはなかなかありませんが、もちろん組み立ては自分でしなければなりません。

でももっとも残念なことはこのWerkstatt、アメリカのディーラーのみの取り扱いということです。今からアメリカに住んでいる友達に電話してみようかな。

 

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ArturiaのソフトウェアドラムマシンSPARKがアップデート、「SPARK2」がリリースされたばかり。さっそくこのソフトウェアを試しているところです。

SPARKは(NI MaschineやAKAI MPC Renaissance と同様)ハードウェアコントローラとソフトウェアが一体となった ’ハイブリッドドラムマシン’ という位置付けがされているドラムマシンです。ソフトウェアが主体なのでソフトウェアだけでも音は出るし音楽を作ることもできるわけですが、ハードウェアコントローラを接続して初めて「楽器として演奏ができるドラムマシン」になる、今どきのスタイルのドラムマシンです。

ソフトウェアの価格は$129 (6月30日までのスペシャル価格  Arturia 方式HPにて)(これまでのユーザーは無償アップデート可能)、やはりコントローラも必要だという人は コントローラとソフトウェアがパックになった SPARK LE (6月30日までのスペシャル価格 $199)をチェックしてみてください。

 

 

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2年前のNAMMショーで発表された Teenage Engineering のOplab。長ーいこと待たされましたがいよいよ本格出荷が開始されるようです。価格は€279。ジャパンフレンドリーなTeenage Engineering。全5編に渡るOplabの紹介ビデオでは鈴木ユリ氏が日本語(英語字幕付き)で解説を行っています。

 

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タブレットと音楽制作の相性は思った以上に素晴らしいものでした。今や数えきれないくらいの音楽アプリがリリースされ、楽器屋を覗いてみても関連機材を頻繁に目にします。特に、タブレットをDAWソフトウェアのリモートコントローラとして使うことや、外出先でもスマートフォンにメロディーやリズムパターンのデッサンを書き込むことができるようになったのも素晴らしいことです。数十年前では考えられなかった機能を数百円で手に入れられるということを考えてみても、これからの世代のミュージシャンはここがスタートポイントともなるのでしょう。

しかし現在のタブレットの欠点といえば平面なスクリーンに表示されるバーチャル鍵盤やバーチャルノブを操作しなくてはならないところ。指の大きさや、指使いの繊細さは個人差はあるものの、もっと直感的な操作をしたいというのが大概のミュージシャンの本音なのではないでしょうか。やはりそこで必要なのはタブレットやスマートフォンに対応するコントローラでしょう。

たとえばNative Instruments はTraktor DJ とそのコントローラKontrol Z1 、NovationはLaunchpad App/Launch Key AppとそのコントローラLaunchkeyをリリースしており、すでにこのブログでもレビューしているように、アプリとコントローラを合体させることで一つの立派な楽器として成り立つ素晴らしい完成度 と個人的には感じています。

(さて、前置きが長くなりましたが)今日、紹介したいのはmikrosonicというメーカーがリリースしたRD4 Grooveboxというアプリ。シンセ・ベース・ドラムマシン×2 これらの音源を組み合わせながら音楽を構築していくことができるアプリで、PropellerHeadのReBirthと似たようなアイデアのアプリです。インターフェイスがとてもシンプルなので操作も簡単。ちょっとさわり始めるとあっという間に時間が経ってしまいます。

このアプリの素晴らしいところはMIDIコントローラに対応しているというところで、Novation LaunchKey MINI には完全対応。iPadにLaunchKey Miniを接続し(カメラコネクションキット要)RD4を立ち上げると、設定などは一切なしで操作を始めることができます。

LaunchKey Miniのツマミを使ってミキサーフェーダーの操作やシンセパラメータを操作することができたり、 Launchkeyのパッドをステップシーケンサーとして使いドラムパターンやベースラインを作ることもでき、特にこのステップシーケンサーがかなり良いのです。RD4 の楽しさが倍増します。

下のYouTubeビデオでそのアクションを見てみて。

 

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http://www.flickr.com/photos/pulsewidth/3294796354/in/photostream/

 

現在コルグは1972年のシンセサイザーARP Odysseyを再開発中とのこと。ARP Instruments社共同創業者であるDavid Friend氏をアドバイザーに迎え、製品の発表は9月に予定されているとのことです。

MS-20 mini の売れ行きも好調のよう、このままコルグはクラシックシンセワールドを築いていくのでしょうか?

とはいえ、オリジナルOdysseyの現在の中古価格はおよそ25万円〜。サイズはやけに大きく、そのくせ鍵盤がなんだか薄いんです。でもベースサウンドにはホレボレしてしまいます。そんなこともあり、コルグ流 Odyssey Miniに期待しています。

KORG