1982 年に登場したコルグのラックタイプのデジタルディレイSDD-3000 がペダルタイプのディレイSDD-3000 PEDAL として復活します。
SDD-3000 PEDAL
- 伝説のデジタルディレイ、SDD-3000 の全機能をペダルタイプに凝縮
- オリジナルのSDD-3000ディレイをはじめ、アナログディレイモデリング、幻想的なサウンドを生み出すKOSMIC、リバース、パンニング等、全8種類のディレイタイプを用意
- SDD-3000のサウンドを決定付けたプリアンプを忠実に再現
- アナログ回路のハードウェアは、電源電圧も含めて新たに見直し、スタジオ機器クラス高性能ICを惜しみなく採用
- フィードバックサウンドに変化を加えるフィルター回路を搭載
- ディレイタイムを変調させる5種類のモジュレーション波形を装備。2つのタイプの中間波形を作り出すこともでき、波形の微調整が可能
- フランジング、コーラス、ビブラート、ダブリング、ドップラー効果など特殊サウンドメイクも可能
- 1mscから最大4000msec のロングディレイまで、幅広いディレイタイムの設定が可能なSYNCモード搭載
- 全音符から32分音符までの11種類の音符でディレイタイムの設定が可能なSYNCモード搭載
- 全80プログラム(40バンク×2チャンネル)を保存可能 (プリセットプログラム40内蔵)
- マルチタップディレイ効果が得られるLRC機能 (センター、ライト、レフトとフィードバックを独立して設定することができる機能)
- MIDI端子を装備し、外部機器からのプログラムチェンジや、プログラムデータのバルクダンプが可能
- 残響音を残しながら切り替え可能なシームレスバイパス、シームレスプログラムチェンジ
- 信頼のトゥルーバイパス仕様 (プリアンプ回路を通したバイパスと全く影響を受けないバイパスの2種類モード)
- オプションのフットコントローラにより、エフェクトのパラメーターを複数同時に操作することが可能
- 2014年7月13日発売
- 価格¥50.000(税抜き)
10年以上前に友人の家でこのオリジナルマシンをちょっとさわらせてもらったことがあるのですが、デジタルらしからぬ荒々しさが(いい意味で)新鮮だったのを記憶しています。「コレを通すと音が太くなる!」という当時のローファイブームの一旦を担ったマシンの一つでもあります。
私の敬愛するWillam Orbit も今なおこのディレイマシンを崇拝している趣のコメントをFacebookに残しています。
新しいSDD-3000 は机の上に置いて操作することもできる大きさで(260W×170D×77H mm)、デジタルミュージシャンにとってはライブパフォーマンスで使うことを考えてもアリなのでは?リアルノブが付いているのはやはり魅力的です。
オリジナルマシンを踏襲したデザインもクール、当時のコルグのシンボルカラーであったダークブルーと黄色は今見てみると結構新鮮に見えます。

ドイツベルリンのソフトウェアメーカーSugarbytesが新しいソフトウェアEGOISTをリリースしました。これまでSugarbytesは数々のユニークなエフェクター、シンセサイザープラグインをリリースし、最近ではiPADアプリへの移植版ソフトウェアのリリースやDJアプリdjay2 へのエフェクタープラグインの提供をしています。
EGOISTはサンプルスライサー+ベースシンセ+ドラムマシン+エフェクターを合体させたグルーブインストゥルメント。オーディオファイルを16分割し、各スライスファイルにリバース・ピッチ・ディケイ・アタックなどのパラメーターを割り当てていきながら、様々な方法で再生。このサンプルスライサーにドラムマシンとベースシンセを加え、グルーブパターンを作っていくことができるものです。
さらに、Sugarbytesならではのユニークなエフェクター機能も搭載。7種類のエフェクター・バイパスをシーケンサー上でコントロールすることができ、シーケンスパターンにクールな味付けをすることができます。特にグラフィックインターフェイスは秀逸。
退屈なフレーズもあっというまにエキサイティングなフレーズに早変わり。
デモンストレーションビデオはこちらから。http://www.sugar-bytes.de/content/download/demo/index.php?lang=en
制限付きデモバージョンもあり。http://www.sugar-bytes.de/content/download/demo/index.php?lang=en
価格99ドル
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往年の名機コルグMS-10やM1 を 任天堂のゲームマシンに蘇らせたDetunesとコルグが再びタッグを結成!
新しくリリースしたDSN-12 はニンテンドー3DS 専用のソフトウェアで、12台分のシンセサイザーとシーケンサーを使い音楽作りを楽しむことができる。シンセサイザー部はコルグの1978年のアナログシンセMS-10がモチーフとなっている。シーケンスパターンは64個までの作りためることができ、これをつなぎ合わせながらDJ感覚で音楽を構成していくこともできる。
ニンテンドー3DSの上の画面にはオシロスコープ画面が3D表示され、音を目で確認しながら音作りをすることができるのもDSN-10の大きな特徴。
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レゴと音楽作りの相性はピッタリのようです。現在バルセロナで行われているSonar Music Festival Music Hack Day 2014 ではレゴを使ったフィジカルシーケンサーLego Techno 2.0 が注目を集めているようです。
Lego Techno 2.0 はレゴブロックの配置によってシーケンスパターンが作られ、透明のタイルのようなものを動かすとパターンを変えることができるようです。ウェブカメラによってこれらの動きが読み取られ、OSCとMIDI 信号が作られます。
MIDI信号はMaschineソフトウェアとArduinoに送られ、CVに変換した信号によってittle bits のシンセキットをならしているようです。また、OSCは別のコンピューターに送られ、ビジュアルを作っているようです。
Native Instruments のディベロッパーらによって制作されたナイスなハッキング。
⬇️のビデオはストックホルムで行われたMusic Hack Day の模様ですが、こちらのLego Technoはエフェクター操作も可能のようです。
フランジャーと言えば今となってはどのDAWソフトウェアにも付属している定番エフェクターのひとつ。「シュワシュワシュワー」とした(英語ではswooshという言葉を使うらしいのですが)、ジェット音のようなうねりを持つサウンドを作ることができるエフェクターです。 刺激的なサウンドをすぐにつくることができるので遊んで楽しいエフェクターではあるのですが、伝統的なサウンドが故にいざ使うとなるとちょっと勇気のいるエフェクターです。
そんな「シュワシュワ」だけでない、これまでと違ったフランジャーサウンドをつくることのできるプラグインエフェクター FLOW が Sinevibes よりリリースされたばかりです。
デモバージョンが用意されているので早速試してみました。デモバージョンでは数秒置きにノイズが入ります。また、残念ながらFLOW はマック AU プラグインのみの対応です。
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バルト海に面するヨーロッパ北東部に位置するラトビア共和国。一度だけ訪れたことがあるのですが、とにかくめちゃ寒むです。それはさておき、ラトビアに拠点を置くErica Synths というメーカーがリリースしたデスクトップ型のフィルターエフェクターACIDBOX。この ACIDBOX は80年代のソビエトが生産したもっとも有名なシンセサイザーPolivoks のフィルター部をエミュレートしたものだそうです。ちなみに、、ソビエト時代のPolivoksとはこんなシンセサイザーだったようです。
赤いボタンをタップすることによってLFOの速度を調節することができたり、CVコントロールが可能とのこと。ごっついノブがいい感じです。下のデモンストレーションビデオではKORG MonotribeのサウンドがACIDBOXに通されフィルターがかけられています。AKAI MPCからはドラムサウンド、そしてMIDIクロック信号がMonotribe に送られ、MonotribeからLFO CV がACIDBOXに送られている様子です。
価格ユーロ222
via Sequencer.de