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イギリスのレコードレーベルPoly Kicksは、アーティストHaroon Mirzaによる2枚組のロックドグルーブ・レコードをリリースすることを発表しました。

ところで、ロックドグルーブってなに?

レコードの再生が終わると、レコード針はラベルの外側を永遠に回り続け、埃っぽいノイズを鳴らし続けます。それを聞き続けていると、リズムループに聞こえ、なんだか気持ちよくなったりすることが稀にあります。あの音のことをロックド・グルーブと言います。グルーブという単語は、「リズムのノリ」という意味で使うことが多いですが、辞書を調べてみると、「レコードの溝」っていう意味もあるんですね。つまり、「ロックされた溝(グルーブ)」という意味なのです。かつて、ビートルズも「サージェント・ペパーズ」のUK版LPレコードのB面に、ロックドグルーブを使った隠しトラックを収録し、多くの物議をかもしました。

Haroon Mirzaの場合は、ダンボールやガラス、ビニールテープを使い、自身で12インチのお皿を作ります。これをターンテーブルでプレイし、レコード針がビニールテープに引っかかりノイズを発します。Haroon Mirzaは様々なパターンのループとエフェクターをミックスし、タフなビートを作っていきます。

下のYoutubeビデオではロックドグルーブ製作過程が映されます。

 

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現在アメリカ・ラスベガスで開催されている家電見本市CES2015にて、ION AUDIOはBluetoothテクノロジーを使ったターンテーブルAir LP を発表しています。Air LPはケーブルの類を一切使うことなしに、レコード針から直接、Bluetoothスピーカーへのオーディオ・ストリームを可能にするものです。また、Air LPはオーディオインターフェイスを内蔵し、アナログレコードをデジタルファイルに変換し、USBポートを通じコンピューターにデータの転送を可能にします。Air LPにはAUXインプット端子も装備されており、CDプレイヤーやカセットデッキなども接続することによってデジタルファイルへの変換が可能にもなっているそうです。Air LPは価格$149、$179.99(Bluetoothスピーカー付属)、2015年3月の発売が予定されています。

Bluetoothスピーカーの人気上昇、そしてアナログレコードへの回帰、この二つのポイントを合体させたプラクティカルな製品といえそうです。ワイヤレスでレコードをプレイできるのは絶対便利ですよ。

 

ION Audio

via 9to5Mac