ROLANDは1983年のドラムマシンTR-909のプラグインソフトウェアをリリースしました。本ソフトウェアはRoland Cloudバージョンとしてリリースされたもので、個別には販売されません。Roland Cloudは月額2265円(年間23100円)払うことによってROLANDのプラグインソフトウェアを通常のプラグインと同じように使えるようになるサブスクリプション方式のサービスで、現在カタログにはおよそ30のプラグインが用意されています。先月はTR-808のプラグインソフトウェアが追加されたばかりです。SH-101もある、SH-8もある、JD-1080もある、JUNOもJUPITERもある、かなりの充実度です。
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いよいよ来週木曜からドイツ・ベルリンにて電子楽器のスーパーイベントSuperbooth 17が開催されますが、地元ベルリンを代表するインストゥルメント・メーカーといえばまずはJomoxでしょうか。
Jomoxは1997年にアナログシンセサイザーに特化したメーカーとして設立。第一号機となったXBASE 09は数多くある909クローンの中でもピカイチの存在で、現在でもテクノクリエーターの間で根強い人気を誇っています。
そんなJomoxがこの夏リリースする新しいドラムマシンAlpha Baseは、この20年間に培ったノウハウを全て詰め込んだという同社のフラッグシップ・マシンです。大きな特徴は本物のアナログエンジンだけでなくサンプラーやFMシンセも搭載されていることです。サンプリングはSDカードからのデータの読み込みや専用入力端子からのレコーディングにも対応しています。シーケンサー、エフェクター、USB MIDIも搭載。
SuperBooth 17ではAKAIのMPC、Elektronの新しいデジタルドラムと比較するのが楽しいかもしれません。
下のビデオは昨日より公開されているAlpha Baseのパフォーマンスビデオです。まずはどんなサウンドかチェックしておきましょう。
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2014年に手のひらサイズのモジュラーシンセサイザーPatchblock をリリースしたMindflood Ltd.,が、今度はポータブルなドラムマシン、シンセ、アナログフィルター、ミキサー、スピーカーをセットにした Minijam Studio を発表、現在クラウドファンディングKickstarterにてキャンペーンを開始しています。
Minijam Studioは様々なデバイスを自由に組み合わせ、気軽にジャムセッションを楽しめるマシンです。KorgのVolcaシリーズと似たコンセプトを持っていますが、MinijamStudioのシンセとドラムマシンはデジタルなので、その分コストが抑えられているようです。とはいえ、パラメーターロックやスケール・アルペジエーターのようなモダンな機能を搭載していたり、シーケンス・パターンメモリー、12時間使用可能な充電バッテリーを内蔵しているなど、ミニだからと言って侮ることはできないナイスなスペックを持っています。
Minijam StudioはMIDI機能を備えていませんが、VolcaやTeenage EngineeringのPocket Operatorと同様の同期技術を備えているので、これらのデバイスとのテンポ同期が可能となり、仲良くジャムセッションを行えます。ポータブルギア派のミュージシャンにとっては嬉しいニューフェイスといったところでしょう。
Minijam Studioの価格は£130 (およそ18,000円)、デバイスに個別入手も可能で、tek.drum(ドラムマシン)、tek.waves(シンセ)tek.hub mixer(ミキサー)が各 £45 (およそ6,200円) 、 tek.filter(フィルター)が £40 (およそ5540円)となっています。良い価格ですね。
出荷開始予定は2017年9月。詳しくはKickstarterプロジェクトページよりどうぞ。
1月のNAMMショーではガラスケースに収められ、音も聞くことのできなかったElektronの新しいドラムマシンDigitaktですが、本日よりプリオーダーの受付が始まった模様です。出荷開始は5月。価格は769ユーロ/679ドルとなっています。(あれ?予定価格よりちょっと値上がりしたようですね。)
Digitaktは8ボイスのデジタルドラムマシン&サンプラーです。コンピュータと接続しVSTプラグインのように操作できるようになるOverbridgeにも対応。サンプラー機能に関する情報はまだほとんどありませんが、どのように機能操作するものなのか楽しみです。
現在Elektron公式HPではDigitaktを軽〜く試すことができるオンライン・インタラクティブ・デモが公開されています。試したい方はHPの下の方にスクロールすると見つけることができます。まずはプレイボタンを押してみましょう。Elektronの砲塔パラメーターロックも使用可能。マニュアルは右上のボタンから。
スウェーデンのハードウェアメーカーElektronがドラムマシン&サンプラーDigitaktを発表しました。これまでのElektronデバイスよりもやや締まったコンパクトな筐体が印象的です。
オールデジタルの特性を生かした柔軟なサウンドエンジン、サンプリング機能、エフェクター、強力なシーケンサーを搭載。いわばミニコンピューターといった様相です。スイッチ類はバックライト付き、Oledスクリーンの搭載など、ライブでの使用も考慮した設計が行われています。発売は2017年春。価格は未定。650ドル!
- 8 インターナルオーディオトラック
- 8 MIDI 専用トラック
- 1 × マルチモードフィルター (各オーディオトラック)
- 1 × アサイン可能な LFO (各トラック)
- FXディレイ、リバーブ、センドFX
- サンプリング機能
- 64 MB サンプルメモリー
- 1 GB +ドライブストレージ
- 2 × ¼” 入力 & 2 × ¼” バランスアウト
- 1 × ハイスピードUSB 2.0ポート
- MIDI IN、OUT、THRU ポート
- Overbridge 対応
スウェーデンのシンセメーカーTeenage EngineeringはポケットサイズのシンセPocket Operatorの新シリーズPO-32 Tonicのリリースをアナウンスしました。Pocket Operator は一枚の基盤の上にスイッチやディスプレイを配置したミニシンセサイザーで、これまでドラムマシーン、ベース、リードシンセサイザー、ノイズ・パーカッションなど6種類のOperatorがリリースされてきましたが、特にそのユニークなサウンド、機能、ルックスで注目を集めています。
新機種となるPO-32 Tonicは16種類のサウンドを使ってパターンを打ち込むことができるドラムマシンです。目玉機能は同じくスウェーデンのソフトウェアメーカーsonic charge社のVST/AUソフトウェアmicrotonicとのリンク機能で、ソフトウェア内でサウンドのエディットを行うことができたり、内蔵マイクロフォンを経由してサウンドやパターン等のデータを転送できるようになることです。
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