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フランスのソフトウェア/ハードウェアメーカーArturiaはフィルタープラグイン「MiniFilter V」の無償ダウンロード・キャンペーンを実施しています。キャンペーンの終了は12月29日(日本時間23:59)

「MiniFilter V」はMini Moog 等で使われているラダー・フィルターがエミュレートされています。ラダー・フィルターをエミュレートしたソフトウェアやハードウェアは今となってはそう珍しいものではありませんが、およそ13年前にArturiaがまだ始動したばかりの頃に、Bob Moog御本人と共に取り組んだのがこのラダーフィルターのエミュレーションでした。その結晶とも言える「MiniFilter V」を今、無償でプレゼントしてもらえるのは、なんだか感慨深いものがあります。

「MiniFilter V」はただのフィルタープラグインというよりも、Moogerfoogers的な発想を持つ多機能なフィルタープラグインです。もっとも重要なフィルター部は24dB/Octスロープの特性持ち、ドライブ、波形付きのLFO、モジュレーションコントロール、パワフルなエンベロープフォロワーを装備しています。魅力的なのはインターフェイスの中心部にステップシーケンサーを備え、8ステップのツマミを回すことで、カットオフやLFOレート、エンファシスを操作できます。シーケンサーはホストとテンポ同期、または非同期も可能です。

下のビデオはArturiaによるオフィシャル・チュートリアルビデオです。

 

 

ダウンロードはこちらから。

 

 

 

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アメリカのDoppler Labsという会社が立ち上げたクラウドファンディングKickstarterプロジェクト「Active Listening System」。見た感じではただのワイヤレス・イヤフォンだが、これを使って音楽を聴いたり携帯電話でひととしゃべるというわけではない。耳に入ってくるすべての音の周波数にフィルターをかけるイヤフォンなのだ。

右左のイヤフォンにはそれぞれDSP(デジタルオーディオプロセッサー)が仕込まれており、これをスマートフォンのアプリからリモートコントロールすることができる。例えば、ボリュームを操作する。イコライザーをかけてみるなど。そうなれば高音、低音の調節が可能になる。

付属するアプリには様々な状況に応じたプリセットが用意されている。例えば、飛行機のなかで聞こえるジェット音を抑制するセッティング、オフィスの中で聞こえるうるさい無駄話を抑制するセッティング。逆に、クラブのような環境でもっと低音を強調してみたり、リバーブエフェクトを加えるようなこともできるそうなのだ。そうなれば自分の鼻歌にはいつもエコーをかけることができるのか?嫌いなひとの声はシャットアウトできるのか?

果たして効果の方はどのようなものなのだろうか?とてもきになる。

ACTIVE LISTENING SYSTEMは現在プロトタイプの段階で、今回のクラウドファンディングによってオーディオフィルタリングの強化を図りたいとのこと。出荷は今年12月が予定されており、$179の出資でこの未来型イヤフォンを手にすることができるかも!興味あるひとは下のビデオをどうぞ。

 

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バルト海に面するヨーロッパ北東部に位置するラトビア共和国。一度だけ訪れたことがあるのですが、とにかくめちゃ寒むです。それはさておき、ラトビアに拠点を置くErica Synths というメーカーがリリースしたデスクトップ型のフィルターエフェクターACIDBOX。この ACIDBOX は80年代のソビエトが生産したもっとも有名なシンセサイザーPolivoks のフィルター部をエミュレートしたものだそうです。ちなみに、、ソビエト時代のPolivoksとはこんなシンセサイザーだったようです。

赤いボタンをタップすることによってLFOの速度を調節することができたり、CVコントロールが可能とのこと。ごっついノブがいい感じです。下のデモンストレーションビデオではKORG MonotribeのサウンドがACIDBOXに通されフィルターがかけられています。AKAI MPCからはドラムサウンド、そしてMIDIクロック信号がMonotribe に送られ、MonotribeからLFO CV がACIDBOXに送られている様子です。

価格ユーロ222

 

 

Erica Synths

 

 

 

 

via Sequencer.de

 

 

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ドイツベルリンの新しいエフェクターメーカーであるKOMA Elektronik。今日はFT201 (アナログフィルター+10ステップシーケンサー)とBD101(アナログゲート+ディレイ)を試してみた報告をしようと思います。

FT201BD101、共にペダル式のエフェクターということで、本体左下には金属製のフットスイッチがついています。白のアルミケースに包まれた本体に、木製のサイドパネルが施してあるデザインはとてもクール。サイズ的にはMoogのMoogerfoogerシリーズを思い起こさせますが、こちらのエフェクターは共にフロントパネルに10個のパッチベイがあるので、ケーブルの接続を面倒に思うことなく行うことができるのが良いところです。そしてフロントパネル右下にあるのが、KOMAのチャームポイントとなりつつある赤外線コントローラ。コントローラの上に手をかざすと、その距離に応じてエフェクトの効果をコントロールすることができるもので、軽く遊んでみるとマジシャンにでもなったかのような気分、真面目に遊んでみると予測できないサウンドが飛び出して来るのに驚かされます。どちらもMIDIは装備されていないので、外部音源と同期を取る際にはCVを使った接続が必要になってきます。

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ドイツベルリンにベースを置くJomoxから今回発表されるのはアナログフィルタートラッカーMoonwindという幻想的な名前がついています。アナログフィルターにステップシーケンサー、そしてデジタルエフェクター、2LFO、エンベロープモジュレーション、MIDI端子を備えている模様。どの位の大きさなのでしょうか、まだ詳細は発表になっていませんがデモを聞くことができます。 Jomox

MoonWind ElektroMoon by Sonicyogi
MoonWind JazzaStrato by Sonicyogi
MoonWind NoiseMoon2 by Sonicyogi

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