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マスタリングエンジニアというプロフェッショナルな職業が存在するようにそこには奥の深い深い作業があるわけです。でも最近はデモ音源をクライアントに聞かせる段階からでも音圧、音量などの是非を問われることが多くなり、仮のマスタリング作業を自分で行なう人も多くなってきているようです。インディペンデントなエレクトロニックミュージックプロデューサーの場合(私が知った範囲のことですが)は、プリマスタリングも含め音楽プロデュースの一環と考える人も多く、マスタリングツールを駆使し追い込みをかける姿をみることも多くなってきました。

そのマスタリングソフトウェアの定番のひとつ、となりつつあるのがiZotope のOZONEというソフトウェアですが、このOZONEが先日バージョン6 をリリースしたばかりです。

 

 

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バウンスしたファイルをWebサイトにドラッグ&ドロップ、数分後にはマスタリングされたファイルをダウンロードすることができるというニューエイジなサービス LANDR

LANDRは MixGenius が立ち上げたオンライン・マスタリング・サービス。LANDRの無償のアカウントを持つとmp3/192 kbps のクオリティ曲数は無制限無償でマスタリングサービスを受けることができる。

(有料アカウント(月に$9〜$19)を持つと16 bit 441k WAVクオリティのマスタリングファイルを受け取ることができる。)

人によっては1曲何万円もかけて行う大事なプロセスであるマスタリング。マスタリングエンジニアは長い年月をかけて修行を積み、それ相応の機材環境、リスニング環境を持って行っているものだ。これを無償で行ってくれるサービスと聞くとあまり信用できるものには感じられない。

しかしものは試しだ。さっそく試してみた。

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iZotope Ozoneがバージョン5をリリース、マキシマイザー、EQ、マルチバンドダイナミクス、ステレオイメージング、ハーモニックエキサイター、リバーブ、ディザリングの8つのマスタリングツールからなるエフェクトプラグイン。解析された音が3D、2Dのスペクトログラフやラウドネスメーターなどにより表示されるだけでなく、いじった内容がどの程度効いているのかが瞬時にわかるビジュアルフィードバックが得られるというスゴさ。音的に何がおこっているのかを理解する助けとなります。そしてそのビジュアルのすごさは超マトリックスな世界。

特に筆者が気に入ってるものはEQ、ハーモニックエキサイター、ダイナミクス、リバーブのモジュールに搭載されているMID/SIDE Prosessingという機能。ステレオイメージの中域とサイドを別々にコントロールできるもので、例えば左右に広がった音だけにリバーブかけ、センターに置かれているキックやボーカルにはそのリバーブはかけない、、などといったことが可能になる。

iZotope トライアルバージョンあり

Tacsystem 日本代理