先日米国シカゴで開催されたシンセ・コンヴェンションKnobcon にて、シンセメーカー・モーグは次の新製品はユーロラックモジュラーシンセMOTHER 32 となることを発表しました。Knobconのモーグ展示場にはMOTHER 32のプロトタイプが置かれてはいたそうなのですが、来場客は一切の写真やビデオを撮ることが禁じられていたとのことです。
Synthetopiaが公開しているスペック表によると、MOTHER 32 はデスクトップラックの中にユーロラックサイズのコンポーネントが複数収納されたシンセサイザーで、オーディオやCVやシーケンサー制御のためのパッチポイントが32箇所あるとのことです。
注目したいのはシーケンサーが内蔵していることです。シーケンサーは32ステップ、各ノートに対してパラメーター(レングス、アクセント、グライド)コントロール可能で、64までのシーケンスパターンをセーブ可能。
モジュラー界のモンスター、モーグがユーロラック界に参入! といっても正直なところあまり驚きはありませんが、モーグが身近な価格の製品をリリースしてくれるということが良い意味で驚きです。
詳細はまもなく発表。価格$599、10月1日販売開始。
NAMM 2015 にて、ドイツベルリンのシンセサイザーメーカーKOMA Elektronik はユーロラックモジュールPoltergeist を発表します。Poltergeisは4つまでのAudio/CVシグナルを4チャンネルまたはステレオ2チャンネルでのミックスを可能にするアナログミキサーのようです。各チャンネルにはソロ/ミュートボタン付き、CVシグナルを用いてパンニングを制御することも可能。AUXインプットを用いて外部オーディオシグナルをマスターVCAに送ることもできるようです。ビデオでは1:24あたりからデモンストレーション演奏が始まります。ポルターガイスト現象の前兆といった様子です。
KOMA ElektronikはNAMM2015 にて、さらにもう一つの “Ultimate Product” の発表を用意しているとのことです。詳細は追って報告します。
間もなくリリースされる JoMox のユーロラックドラムモジュール ModBase 09 & パーカッションモジュールMod.Brane 11 。まだ価格と発売日は発表になっていません。
MusikMesse 2013 でこのJoMox ドラムモジュールを見たんですが、音を聞いただけで速攻で惚れ込んでしまいました。さらに、昨日から公開になっているプレビュービデオでは2台のModBase 09と2台のMod.Brane 11が使われています。全く色気のないビデオではあるのですが、やはり惚れてしまいそうです。