ドイツのハードウェアシンセメーカーWaldorfは、ユーロラックモジュールを収納できるキーボードkb37を発表しました。本体斜めに傾いたフロントパネルには、100HPまでのモジュールを収納できるスペース(およそ50cm)が空いています。鍵盤部にはFATAR社製の37鍵のキーボードが採用されており、ベロシティとアフタータッチに対応しています。キーボード左横にはピッチベンドとモジュレーションホイールを装備しリアルタイムのコントロールが可能となります。フロントパネル左横に置かれているCVインターフェイスは、MIDIチャンネルのプログラムも可能となります。
ユーロラックモジュラーシステムは「音のプレイグラウンド」なんて言われるくらい、サウンドデザインの大きな可能性を持っています。ただ問題は、何かと複雑そうなところで、どうやって弾いたらいいのかわからない、なんて話もよく耳にします。その点、このkb37は、キーボードも付いているモジューラーケースなので、これまでの「取っつきにくさ」が幾分解消されるに違いありません。
また、通常のユーロラックケースとは違い、kb37ならアウトプットモジュールやMIDIモジュールのマウントも必要なくなります。ライブ用、持ち運び用として考えるのもかなりアリなのではないでしょうか。
気になる価格ですが、まだ発表はありません。
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来週からドイツ・フランクフルトで開催する MusikMesse 2015 に向け、様々な噂が飛び交い始めている今日この頃ですが、今のところ一番の注目はローランドがセミモジュラー、ユーロラック・タイプのシンセサイザーを発表するのではないか、ということでしょう。
しかし今日AIRA・HPに掲載された、いわゆるオフィシャルリーク画像から察するに、どうやらその噂は事実のようです。画像にはくっきりと、セミモジュラーらしきシンセサイザー、そして4つのユーロラックタイプのモジュラーが映され、「Start Patching」という見出しが付いています。
コミュニティサイトgearslutz等では日本のアナログ・シンセメーカーREONとのコラボレーションなのでは?という話や、System-100の復活劇を予想する人など、詳細に関する憶測はいまなお様々飛び交っていますが、どちらにしても世界的ブランドであるローランドの注目度の大きさに圧倒されるばかりです。
何はともあれ、来週の水曜日、まずはローランドのブースに直行してみようと思っています。
Tiptop AudioがリリースするToms 909はローランドのTR-909のLow tom/Mid tom/High tomサウンドを再現したユーロラック型のモジュール。オリジナルマシンよりもチューニング幅が大きく取られていたり、ボルテージコントロールが可能なことによって、キックサウンドのような低音からメタリックなパーカッションサウンドを作ることも可能になっている。
Toms 909は9つの三角波オシレーター+フィルター+VCA+エンベロープの回路によって構成され、合計で450以上の部品が使われているという。この巨大な回路がわずか16HP幅のユーロラックケースの中に収まり、それはまるで「アナログの宝石」とでも言えるのかも。
間もなくリリースされる JoMox のユーロラックドラムモジュール ModBase 09 & パーカッションモジュールMod.Brane 11 。まだ価格と発売日は発表になっていません。
MusikMesse 2013 でこのJoMox ドラムモジュールを見たんですが、音を聞いただけで速攻で惚れ込んでしまいました。さらに、昨日から公開になっているプレビュービデオでは2台のModBase 09と2台のMod.Brane 11が使われています。全く色気のないビデオではあるのですが、やはり惚れてしまいそうです。
Gieskesのユーロラック・モジュールVoicerec 1b。ボイスサンプラーのようなもので、録音はわずか6 秒程しかできないそうです。プラス、録音が始まる前に「ピっ」というビープ音が鳴るそうです。
おもちゃなの?おもちゃじゃないの?良く分かりませんが、こんなモジュールがあっても全くいいのではないでしょうか。ライブで使ったらもっといいかも。
via Wire to the ear