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Ableton PUSH 2 のスクリーンにセッションビューを表示することができるようになるMax For LiveデバイスP2D-Sessionがリリースされました。このデバイスを使うとスクリーンには8×8のマトリックスが表示され、Ableton Live で操作中のクリップが表示されます。クリップ名(日本語もオッケイ)はもちろん、再生中のクリップのポジションもリアルタイムで表示されます。

P2D-Sessionの起動方法は簡単です。まずは、ダウンロードしたデバイスをオーディオトラックに挿入するとごくシンプルなインターフェイス(画像下)が表示され、これをActiveにします。あとはPUSH 2 のシフトキーとセレクトキーを同時に押すと、スクリーンにはディベロッパーSigabortのロゴが表示され、続けてセッションビューが表示されるようになります。

 

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どういうわけかこれまでのAbleton PUSH ではクリップ名を表示することができませんでしたが、P2D-Sessionによってこれが可能になります。コンピュータースクリーンに頼らずに操作ができるようになる、とっても使えるデバイスです。

P2D-Sessionの価格は£12。Sigabortのサイトより直接購入できます。

 

 

pushscreen

 

 

 

 

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push2

 

Ableton Live の新しいバージョン9.5と、専用コントローラPUSHの新しいバージョンPUSH 2がリリースされました。Live 9.5へのアップデートは無償、すでに配布開始となっています。PUSH 2 の販売も開始しています。基本価格は699ユーロとなってますが、PUSH 1 の下取りプログラムによって30%オフの価格で購入が可能です。下取りされたユニットは教育機関に無償提供されるとのことです。

PUSH 2

PUSH2 はこれまで共同開発を行っていたAKAIと袂を分かち、純粋なAbletonブランドのコントローラとなりました。サイズは初代よりもやや大きく、厚みはやや抑えられているようです。ディスプレイはカラーになり、波形やエフェクトレベル、ミキサーレベルを鮮明に表示します。64のパッドはリニューアルされ、演奏力の向上が試みられています。

PUSH 2はサンプラー機能のワークフローが取り入れられていることが大きな特徴です。カラーディスプレイにはオーディオ波形が表示され、コンピュータを見ることなしにリアルタイムでサンプリングやスライスができ、ステップシーケンサーやエフェクターを使いながら直ちにパターンの構築が可能になります。またこれまでは不可能だったVSTやAUプラグインの読み込み操作が可能になっています。

 

Live 9.5

PUSH 2 のサンプラーワークフロー搭載に伴い、Live 9.5 ではネイティブプラグインSimplerが大きくバージョンアップしています。インターフェイスを含め、ワープとスライス機能がリニューアルされ、アナログモデリングのフィルターを搭載しています。

Live 9.5 のいちばんのフレッシュな新機能は、Ableton LinkというWifiネットワークを使う同期機能が搭載されたことです。複数のLiveの同期をワイヤレスで行うことができ、ジャム演奏が可能になります。これまで問題が多いとされていた同期タイミングの問題をどう解決しているのでしょうか。設定はどのくらいシンプルなのでしょうか?(Linkはアップデートバージョンにて近日公開)また、iOSアプリとの同期演奏も可能になります。開発用プログラムが配布されることで、Linkに対応するアプリの開発が望まれています。現在までに対応が決まっているアプリとメーカーはAkai、KORG 、Elastic Drums、Loopyなど。

 

そのほかのLive9.5の新機能

  • 波形、メーター、配色など、インターフェイスの視覚性向上
  • ミキサーのレベルメーター(ピークとRMSを同時に表示)
  • アナログモデリングのフィルター(Simpler、Sampler、Operator、Auto Filterに使用)
  • 内臓サウンドライブラリーのアップデート(ドラムキット、アナログフィルターを使用したプリセット、ワンショット、オーディオクリップ)
  • Max Essential Pack (新しい3種類のシンセ Poli、Bass、Multiの追加)*Max for Live要

 

live9.5

 

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live9.55

 

 

Ableton 

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Ableton Liveは本日、アップデートバージョン9.2のリリースをしました。ユーザーは登録アカウントより無償でダウンロードすることができます。

バージョン9.2の新機能

  • レイテンシー補正 Max for Liveデバイスやサードパーティ製プラグインのレイテンシーが低下。オートメーションがレイテンシー補正に対応。
  • ワープ機能の向上 強拍検出機能は向上し、ワープ機能はより正確に。[Complex]モードおよび[Complex Pro]モードでのサウンドはよりパンチーに。サンプルの選択部分を指定の小節長さにワープすることが可能に(画像下)。
  • Tunerの追加   ギターを弾く人は嬉しいですね。
  • MAX 7 対応 Live SuiteバージョンはMAXの最新バージョンに対応。(おっと、これは要チェックじゃないですか−!)
  • PUSH  アフタータッチに対応 Liveの主要ライブラリ・サウンドの多くにアフタータッチ機能が追加。
  • PUSHのタッチストリップがモジュレーションホイールとして機能
  • PUSHの64パッドモード 64パッドすべてを使用してドラムをプレイ可能に。
  • そのほか数多くの機能向上やバグ修正など。

 

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Live9.2の新機能。サンプルの選択部分をそのままワープすることが可能に。

 

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PUSHの64個のパッドすべてを使用してドラムプレイすることが可能になった。

 

また、動画チュートリアルビデオやフィンガードラマーとして有名な Mad Zachが、コントローラPUSHの新機能(64パッドモード)をすぐに活用できる無償Rack「64Pad Lab」を公開しています。このRackには5つのDrum Rackが収録され、PUSHユーザーに限らず、Liveユーザーならば開いて使うことができます。Ableton 公式HPより無償ダウンドードできます。

またMad Zachによる解説ビデオも同時公開され、フィンガードラム・テクニックやライブパフォーマンスのためのLive 設定テクニックが紹介されます。同じ音色を様々なピッチでアサインし演奏する方法、LFOを使い音色を変えていく方法、サイドチェーンを効果的に使う方法など、Liveユーザーならば是非とも押さえておきたいテクニックです。(日本語字幕もつけてもらいたいですね。)

 

 Ableton 

 

 

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イギリスの音楽サイトマガジン「Fact」の企画、アーティストが10分間で曲作りにチャレンジする「Against the Clock」。制限時間は10分・コンピュータースクリーンは白紙の状態からスタート・サンプルは事前に準備されたものでもオッケイ。今回のチャレンジャーはイギリスのテクノアーティストDauwd。

DauwdはAbleton Live と PUSH を使い、サンプル音源をループさせるところから作業を開始。Liveのアルペジエータープラグインを使っているようです。

大きなテクスチャーが完成したところにドラムトラック(MFBドラムマシン)と、Moog やKorg Poly6  を使ったシンセフレーズを重ねて行きます。

この「Against the Clock」という企画、アーティストがどのような方法で機材を使い、どのようにトラックを構築していくのかを見ることができ、とても参考になります。

 

 

FACT Against the clock

 

 

 

 


Ableton Live公式トレーナーであるRishabh Rajanによって制作された「J-POP Culture」は彼のお気に入りのアーティストである中田ヤスタカの楽曲をマッシュアップ。制作にはAbleton Liveが使用され、ビデオではアコースティックギターをフューチャー、そしてAbletonコントローラPUSHとモーションコントローラLEAPを使った演奏が行われています。

使用されている中田氏の楽曲は17曲。え?17曲も使ってるんだと思わせる、とても統一感のあるクールな仕上がりになっています。使用楽曲は以下の通り。Rishabh Rajanさん、、どうやらかなりマニアックな人のようです。

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昨日見たJeremy EllisのMaschine Studio プロモーションビデオとは違い、Boombaptistのビデオはあくまでもジャムセッションです。Ableton コントローラ「Push」とiPadコントローラ「Touchable」を使ったテックなトラックに、甘く切ないボーカルが絡むあたりがとても印象的です。後半にはアルペジオフレーズが登場し、スイートな展開で終了します。こういうジャジーなAbleton ライブもしっとりしてていいですね。

 

 

 

 

 

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