いよいよAKAI MPC 復活の時が来たようです。本日AKAI ProfessionalはMPCの新機種は2種類を発表。10.1インチのマルチタッチスクリーン付きの大型機種 MPC Xと、7インチタッチスクリーンと充電式バッテリを備える中型機種 MPC Liveです。両機種ともにスタンドアローンモードとしてコンピュータなしで動作することが可能なのと、これまでと同じようにコンピューターとハードウェアを接続してハイブリッドタイプのマシンとして使うことができるのが特徴です。スタンドアローンマシンになって嬉しいことはライブにおいて煩わしいセッティングをしなくて済む事や、コンピュータをステージに持ち込まなくてもいいことでしょう。音楽制作の現場でもコンピュータで音楽を作りたくない人やスクリーンを見たくないという人も大勢います。ところが、全ての人がコンピュータを取っ払いたいと思っているわけではありません。コンピュータには様々なプラグインがインストールされているはずですし、大型のアレンジになった場合にはDAWを使ったほうがパワフルだったり、コンピュータのスクリーンを見て作業した方が便利と言えます。つまり新しいMPC はハードウェアインストゥルメントとしての資質と、コンピューターと連携するハイブリッドマシンとしての資質を備え、状況に応じで使い分けのできる新しいタイプのドラムマシン(サンプルグルーブマシン)と言えます。

 

 

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imgext (1)

AKAI Professional のMPCシリーズの新機種とみられる画像が流出しています。でも画像以外何の情報もありません。MPC Touchという名前から察して、おそらくタッチスクリーンが搭載されているのかもしれません。

またAKAIは以前からWindows 10を搭載のスタンドアローン型のMPCを開発していることを以前から発表していますが、もしかしたら、このMPC Touchがその噂のマシンなのかもしれません。画像をアップするとインプットとアウトプット端子を見ることもできます。そうなるとスタンドアローン型の可能性は高くなってきます。

派手すぎず地味すぎず、ガッチリとしたデザイン、スクリーンのサイズも程よく大きくて好感が持てます。問題は価格ですね。NI MASCHINEの脅威となるのでしょうか。

 

mpctouch

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akaimidimix

 

 

AKAI Proが発表したMidimixは$99.99のシンプルなMIDIコントローラだ。8つのフェーダーと1つのマスターフェーダー。各チャンネルには3つのノブ(イコライザー)と2つのボタン(ミュートまたはソロ、録音アームボタン)が付いている。基本的なミキサーのレイアウトなので迷うことなく操作することができることと、複雑なマッピングを必要としないところが良いところだ。ライブ最中には頼りになりそうだ。

このMidimix賢い部分は『SEND ALL』という機能だ。このボタンをひとつ押すだけで、Midimixののフェーダーの位置やノブの位置を一括してDAWソフトウェアに送信することができるのだ。

AKAI APC Miniと並べればベストマッチ。主要DAWソフトウェアにも対応しているので、Ableton Live以外でライブをしている人にもアピールするだろう。なんといってもポータブル(軽い!)、AKAIクオリティ(安心!)、そして価格が$99.99(行ける!)。発売は6月より開始される。

 

 

  • Midi mixer to control virtually any DAW
  • 8 individual line faders, 1 master fader
  • 24 knobs, arranged 3 per channel
  • 16 buttons arranged in 2 banks provide mute, solo and record arm functionality per channel
  • Sends all mixer settings to the DAW with a single button press
  • 1 to 1 mapping with Ableton Live (Ableton Live Lite included)

 

 

AKAI Professional

 

 

 


TimbreWolf_angle_1200x750_web

 

AKAI Professional は新しいアナログシンセサイザーTimbre Wolf とアナログドラムマシンTom Cat を発表しました。

Timbre Wolf  はAKAI Pro 製の25鍵盤を採用したアナログ4ボイスのポリフォニックシンセサイザー。4×モノシンセ・4ボイスユニゾンシンセ・4ポリフォニックとボイス設定を変えることができるようです。また、32ステップのシーケンサーも内蔵しており、各ボイスに対してシーケンスを使うことができるようです。見るからに使いやすそう、そしてこのサイズも魅力的です。価格$499

 

 

TomCat_angle_1200x750_web

 

AKAI Professional は昨年末にRhythm Wolf という同じサイズのアナログドラムマシンをリリースしたばかりですが、今度はシルバーと黄色を基調としたTom Cat という名前のアナログドラムマシンをリリースするようです。Tom Cat は5つのドラムインストゥルメント(キック・スネア・クラップ・ディスコタム!)を内蔵し、ノブを使いピッチ・エンベロープ・ボリュームを操作することができるようです。MPCタイプのパッドを叩きながら演奏するもよし、32ステップのシーケンサーを使ってパターンを作っていくこともできます。また、スウィング値を設定するノブ、テンポを設定するノブ、パターン選択のノブも付いています。面白いのは、”Maul” というサウンドをダーティーにするエフェクトも備わっているようです。たしかRhythm Wolf には”Howl”という狼にちなんだネーミングのエフェクトが付いていましたが、今回のテーマはトムキャット(雄猫)のようです。価格$199

Future Music MagazineによるNAMM2015ビデオがあがっているので、こちらの方でサウンドの方を確認してみてください。

 

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akaipro_Advance25_thumb

 

AKAI Professional は3種類のUSB MIDIキーボードコントローラ、Advance 25・Advance 49・Advance 61 のリリースをアナウンスしました。鍵盤のサイズは25鍵・49鍵・61鍵で、いずれもベロシティ+アフタータッチに対応しています。

Virtual Instrument Player (VIP) というソフトウェアを使うことによって、VSTiプラグインシンセサイザーをスタンドアローンシンセサイザーのようにコントロールすることができるようになるもので、面倒なMIDIマッピングをすることなしに音色管理やパラメーターのコントロールをすることができるようになるそうです。本体左上に装備されている4.3インチのフルカラーディスプレイからパラメーターの動きも目で見ながら把握することができ、プラグインインセサイザーのポテンシャルを十分に引き出せることのできるキーボードコントローラといえそうです。

付属するソフトウェアはVacuum Pro, Loom,・Hybrid 3・Xpand!2,・Velvet・ Transfuser (AIR Music Tech)・Eighty Eight Ensemble( SONiVOX)・TOOLROOM RECORDSによるアーティストサウンドパック。ニュマークコーポレーション傘下のメーカーによるソフトウェアが揃えられています。

Advance Keyboard にはMPCスタイルのパッドも装備され、ベロシティ+プレッシャーセンシティブに対応、パッドはカラフルに光るようです。また、アルペジエーター・タイムディヴィジョン・ノートリピート・タップテンポ機能も装備しています。このあたりはNI Maschine の影響といった感じです。

Native Instruments のKONTROL Keyboard と同じく、バーチャルインストゥルメントとの一体化を目的としているものなので両者を比較してみるのも楽しいかもしれません。AKAI Advance の有利な点はカラーディスプレイとMPCパッド。キーボードを演奏する者としてはこちらの方がいろいろな演奏を楽しめそうです。そしてVSTi プラグインとの統合がうまく行われているようなので、DAWソフトウェアとの連携もかなり円滑になるはずです。

まずはNAMM 2015 でのレポートを楽しみに待ってみたいと思います。キーボードやディスプレイのクオリティも気になるところです。

発売は2015年初旬、価格はおよそ¥$399.99(Advance 25) $499.99(Advance 49) $599.99(Advance 61)  となっています。いや−MIDIキーボードもかなりハイクオリティ、ハイプライスになってきましたね。

 

 

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rodgerlinn80
 

世界初のドラムマシンとなるリンドラムの開発、AKAIとの共同開発によるMPC60、 デイブスミス氏との共同開発にるアナログドラムマシンTempest、最近ではLinnstrumentというパフォーマンスコントローラをリリースしたばかりのロジャーリン氏。現在のシンセサイザー開発においてもっとも重要な人物の一人と言っても過言ではないでしょう。

1988年にリリースとなったMPC60 は、99トラック・99シーケンス、60,000音という膨大な(当時の広告では)データ容量を誇るシーケンサー部、サン プリングレイト40kHzのサンプリング・ドラムマシンが一体に、操作は320文字の大型LCDでスムーズに行え、ステップ編集も簡単。ドラムマシン部は 32音色プリセット、16音ポリ。メモリーは20ソング、MIDI OUTを4つ装備というモンスターぶり。価格は48万円だったそうです。

このMPC60 のトレーニングビデオが当時VHSビデオで流通していたらしいのですが、そこでロジャーリン氏自らがMPC60の機能を解説をしています。ちょっとNHK教育テレビ番組のようでもあるのですが、エピックなイントロダクションに続きロジャー氏が登場。MPC60がいかに斬新だったか、今見ても新鮮な驚きがあります。

 

 

ちなみにこちらは最近リリースしたばかりのLinnstrument を演奏するロジャー氏です。もしかしたらもの凄いユーモアのある方なのかと思ったりも。

 

 

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