ドイツ・フランクフルトで開催中のムジークメッセ2013。前々日から妙なにぎわいを見せていたコルグ新製品の噂は本当のことだったということが分かり、コルグに振り回されてしまったかのような第1日目。しかしNordlead 4のニューサウンドも美味。Novation のBass StationやLaunchPadも素晴らしい出来映え。90年代〜2000年初頭への回顧が感じられる傾向の中で、ドイツ・アナログスタッフは剛健。まずはムジークメッセ2013画像からどうぞ。

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およそ5年ぶりのメジャーアップグレードとなる Native Instruments のBattery 4 が先週リリースになったばかり。このBattery というソフトウェアが初めてリリースされたのはもう10年以上も前のことで、当時のバージョンには20キット(600MB)の音源しか付属していなかったことや、とても平坦だったインターフェイスを今見てみるとなんとも微笑ましい気持ちになります。

Batteryはエレクトロニック音楽の制作に特化したサンプル・リズムマシン・ソフトウェアで、同じ Native Instruments からリリースされている Maschine が「 リズムパターンを作ること」に焦点が当てられているのに対して、Batteryは一つ一つの「音源を細やかにエディットすること」に焦点が当てられています。今回のバージョンでは新しい70のキットの追加、バスシステムの追加、新たにデザインされたユーザーインターフェイス、新しいエフェクターの搭載など、大幅な改造がされたBatteryはよりパワフルに、より洗練されたソフトウェアに進化しています。

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ドイツのソフトウェアシンセメーカー U-he は4月10日から行われるムジークメッセにて、今年の夏に発売予定のソフトウェアシンセBazille 1.0 の発表を行うとのこと。上の画像は残念ながらレンダリング画像のようです。その他テープマシンエミュレーション Satin、コンプレッサー Presswerk、デジタルオシレーターモジュール(for Diva)、フィルターモジュール Uhbie (for Diva and ZebraHZ)、シーケンサー・アルペジエーターコンボ(for Diva)のお披露目も予定しているようです。U-heはソフトウェアシンセ Diva での MIPAソフトウェアインストゥルメント部門の受賞に向けて余念がないようです。

u-he

 

MIPAとは?

ムジークメッセでは、毎年、世界100以上の音楽雑誌の投票によって MIPA  (ムジークメッセ・インターナショナル・プレス・アワード)の選出を行っており、プロオーディオから楽器類に渡るおよそ40の部門に分けられている。ちなみに今年のノミネートは、、

 

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今回のNAMM2013で大きく目立ったのがアナログシンセサイザー。アナログオシレーターを使ったサウンドはデジタルで生成したサウンドよりも断然暖かみがあるもので、個人的にもそんな暖かい音が好みではあります。とはいっても音楽制作のあり方はこの数年の間に大きく変わりつつあり、一方ではデジタルによって生み出されるロボット的なサウンドが多くの人々に好まれ始めているのも一つの現象。

本日リリースになったAudio DamageのBitcomはそのデジタル路線を行く潔いプラグインエフェクター。16ステップのシーケンサーを使い入力するサウンドを切り刻み、内蔵するシンセサウンドを使いサイドチェーンをかけることのできるビットクラッシャー系エフェクター。

OS X Intel 10.6.0 or later, or Windows XP SP 2 or later; the installers include both 32- and 64-bit versions

Audio Damage

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Valhalla DSPによるValhalla Vintage Verbは1970年代1980年代のクラシック・ハードウェア・リバーブからインスピレーションを得て制作されたリバーブのプラグインソフトウェア。3つのモード[1970][1980][NOW]では、それぞれ帯域幅とサンプルレートが違い、その時代のリバーブのサウンドキャラクターがシュミレートされている。シンプルで扱いやすいインターフェイスはValhalla DSPのチャームポイント。$50 デモバージョンあり。

Valhalla DSP

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ドイツのソフトウェアシンセメーカーU-heからの嬉しいプレゼント、バーチャルアナログシンセプラグインPodolskiがフリーで配布されています。Podolskiは同社のFilterscapeVAの縮小版で、数年前にドイツの「Keyboard」マガジンの付録として付けられていたソフトウェア。新しいGUI、Howard Scarr氏によるプリセットが付け加えられ、Podolskiはフリーのプラグインソフトウェアとして現在ダウンロードが可能になっています。

すでに山ほどのバーチャルアナログシンセが世に出回っていますが、このPodolskiはサウンドの良さ、ウェーブフォームモーフィング、ショートクリックフィルターアタックを有したスペシャルなクオリティ。ぜひ試してみて。 U-he Podolski

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