先月末から公開になった映画「バットマン・ダークナイト・ライジング」、前作「ダークナイト」と同様に Hans Zimmerが音楽を担当。壮大なオーケストラサウンドにシンセサイザーサウンドがミックスされた音楽は、架空の都市ゴッサムシティを怪しげに描いている。ヒーロー不在のストーリーと同様に、際立ったメロディーは控えられ、ダークでありながらとてもエモーショナルな印象を受ける音楽でもある。エンジニアのAlan Meyerson のインタビューによると、「実際映画では大小合わせた4000以上のトラックがミックスされ、ひとつの組曲のような仕上がりになっている」という超ハリウッド級のスケール。

このサウンドトラックのシンセサイザーパートに多く利用されたのがドイツベルリンのソフトウェアメーカーu-heによるZebra 2。ワイヤレスモジュールとよばれるシンセサイザーで、音作りの柔軟さと美しい音色はすでに多くの人に絶賛されている。

そして先日リリースされたThe Dark Zebraは、Hans ZimmerとサウンドデザイナーHaward Scarrによって作られたZebera 2 のサウンドパッチ集。「ダークナイト」「ダークナイト・ライジング」で使用された物を含めたおよそ400のパッチが収められており、ハリウッドレベルのサウンドデザインを目の前にできる絶好のチャンス。下のビデオはそのデモンストレーションビデオ。

 

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Bitspeakなどユニークなプラグインで有名なSonic Chargeが、新しいプラグインエフェクターPermut 8を8月13日からリリースするとのアナウンスがされています。インターフェイスを見るかぎりまだ不明な点が多いのですが、現在、公式ホームページでデモ音源を聞く事ができます。MIXノブを+にするとwetサウンド、−にするとdryサウンドになりますよ。

Sonic Charge

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雨の音や風の音は音楽と合わせるとドラマティックになるものです。(ちょっとベタかもしれませんが。)昔は効果音集を使ったり、アナログシンセのホワイトノイズなんかを使っていましたけど、最近ではこんなプラグインがあるんですね。風の音専門のAudioWindと雨の音専門のAudioRainです。パラメーターをいじることで、様々な雨模様や風模様を描くことができます。音効さんにとってはおそらく必須アイテムでしょう。音楽系の人にはどうなんでしょうかね??問題は値段。現在€149ですが通常価格は€245。2つをまとめたウェザーバンドルが€399。Mac /Windows/AU/VST/RAT デモ版あり。

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フランスのグルノーブルにあるソフトウェア会社XILS-labからリリースされたプラグインシンセサイザーOxium。アナログサウンドをメインとした、2オシレーター、2LFO、エンベロープ、フィルター、そしてアルペジエーターと4エフェクターを持つシンセ。特に強力なのはモジュレーション。パフォーマンスシンセサイザーと呼ばれているように、MIDIアサイン可能なノブがいくつも並び、外部コントローラーのノブを回しながら演奏すれば、自分だけのオリジナルサウンドを簡単に作ることができるモダン・シンセ。デモバージョンがあるので試してみて。通常価格€99、8月15日まで€69

XILS-lab

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サンプルプレーヤーUVI Workstationのソフト音源として発売になったUVI Darklight Ⅱx。1980年代のカリスマシンセ、フェアライトをモデリングしている。30年の時間を経てコンピュータソフトとしてよみがえったそのフェアライトサウンドはどのようなものなのだろうか。

このオールドスクールなインターフェイスにドキドキする人はきっとその年代の人なのでしょう。フェアライトでダブステップ?それは今の時代の人かも。個人的にはあの有名なオーケストラヒットの音を鳴らしてみたいです。

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Bucephalはプラグインエフェクター。2基のディレイをパラレルに使うことで、普通のディレイとは違ったグリッチ、ノイズ的な実験サウンドを作ることができる。2秒までのディレイレンジ、モジュレーション、LFO、エンベロープを使い、ちょっとした短いサウンドでもあっという間に世界は広がっていく。もっと派手に動かしたい時にはランダマイザー(RND)ボタンでパラメーターを自動的に変換させてみよう。

6月8日まで€10 通常価格€20 デモ版あり。

Inear Display

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