iOS 7 のリリースまであと少し。。すでに多くのアプリが iOS 7 対応アップデートバージョンをリリースしているようです。

でも、音楽アプリを使っている人はアップデートするまでもうちょっと待った方がよさそうです。AudioBus フォーラムによると、「iOS 7 Audio にはまだ様々なバグが存在し、音楽アプリを使う際にパフォーマンスの問題やクラッシュを招く可能性が多いそうです。まずは今のうちに音楽アプリのバックアップを取っておき、できるならばiOS 7.0.1+のリリースを待った方がいい」とのことです。

こちらの記事も気になる。iPad2 iPad3 も今の時点では無理しない方がよさそうです。

 

追記

Native Instruments Traktor DJ:現段階でのiOSでは問題が発生するとのことで、アップデートは控えるとの注意が記されています。

 

KORG iOS MS-20/iPolysix:iOS 7対応のアップデートバージョンをリリースしており、動作が確認済み。

 

Tagged with:
 

9月10日に行われるアップルの新作発表会では、iOSの新しいバージョンであるiOS7のリリースも予定されており、それにまつわるニュースも多くなってきています。iOS 7リリースは9月18日

iOS7にはInter-App-Audio という機能が実装され、アプリ間のオーディオストリーミングや、オーディオレンダリングの際のMIDI制御も可能になるという発表があります。

でも実際のところはサードパーティ製アプリであるAudioBusやJackがこのような機能をすでに実現しているわけで、アップルが同様の機能をオフィシャルで搭載することによって、AudioBusやJackを含め、音楽アプリがこの先どのように進化していくのか多いに注目したいところです

 

AudioBus

iOS7に対応するAudioBusのアップデート準備は整えられたようで、驚くようなものになることが期待できそうです。通常サードパーティのディベロッパーが手を触れることの出来ないSystem-levelの領域までに開発が及んでいるとのことです。

AudioBus ニューバージョンのキーワードは

  1. AudioBus Connection Preset
  2. Multi channel input device support
  3. ??

AudioBusについてのこれまでの記事はこちらからどうぞ。

 

Audio Copy

Audio Copy機能もiOS音楽アプリではすでに定番となっている機能です。ひとつのアプリで作ったサウンドを、コピー・ペーストするように、別のアプリにエクスポートすることができるクリップボードのような機能。

このAudio Copy機能もiOS7では大きくアップデートされることになり、開発のRetronymsによると、Audio Copy単体のアプリがリリースされるそうです。様々なアプリでコピーしたサウンドがこのアプリによってすべて認識され、ブラウズすることや試聴することも可能になるアプリとなっているようです。DropBoxやiTunesライブラリーとの同期も可能とのこと。

アップル新作発表会は9月10日午前10時・日本時間の11日午前2時から、カリフォルニア州クパチーノにあるApple本社で開かれます。

 

AudioBus

Retronyms Audio Copy

 

 

 

 

 

 

Tagged with:
 

今度はCrudebyteによるJACK が新たなiOSのスタンダードを作るかも、というニュース。AudioBusはアプリとアプリのオーディオ信号をバーチャルに接続することのできる技術だったわけですが、このJACKはアプリとアプリのAudio 接続だけでなくMIDIの接続や同期も可能にするもので、その接続方法はユーザーがモジュールをケーブルでつなげていくような自由度を持ち、データの共有や、DAWソフトウェアや外部機器との接続も可能にするという。残念ながら今の時点でこのJACKをサポートするアプリはごくわずかでその効果を体験することはほとんどできない。しかし、このシステムコードはすでに無償公開されており、興味のあるディベロッパーならば誰でもすぐに試すことができる準備が整えられている。今後のiOS音楽アプリのあり方を大きく左右する要チェックの事項。詳しくは公式ホームページよりどうぞ。

 

App StoreにてJack Audio Connection Kit フリー

  • Audio connections between apps and external devices¹.
  • MIDI connections between apps and external devices¹.
  • Record/Playback synchronization between apps.
  • Multi Core CPU support for high performance (parallelized internal audio graph).
  • Low Latency Performance (configurable, i.e. 2ms buffer sizes).
  • Arbitrary, custom data sharing among apps (allows easy extensions of the system).
  • Arbitrary amount of audio & MIDI ports per app, changeable at runtime.
  • Intuitive user interface that allows you to easily manage all audio and MIDI connections, environment settings, monitor current overall CPU usage and more …

Tagged with:
 

Apple GarageBandがバージョン1.4をリリース。なんとAudioBusに対応!Korgのアプリ、Animooog、Cubasis、PPG、Sunrizer,,,,などAudioBus対応のアプリのサウンドをGarageBandから直接再生録音できるようになりました。MIDIコントロールはまだできないようです。しかし、iOSアプリが一つにまとまる瞬間を見ているようでユーザーとしては単純に嬉しいです。

AudioBus は昨日よりSDKの一般公開始めました。本当にスタンダードになったAudioBusに乾杯!

App StoreにてAudioBus半額セール中

Garage band for iOS バージョン 1.4 の新機能

• Audiobus 対応の音楽AppをGarageBandから直接再生/録音できるようになりました*
• “グリッドに沿う”機能がオフにできるようになり、リージョンやノートの編集作業時により細かく精確にコントロールできるようになりました
• 他社製オーディオアクセサリをヘッドフォン/マイクロフォンジャックに接続している場合にフィードバックが発生する原因となる問題を修正しました

* iPhone 4S、iPod touch (第5世代)、iPad 2以降が必要です。Audiobusは別売です。

 

App StoreにてGarageBand for iOS ¥450

Tagged with:
 

先週アメリカで行われていたNAMM2013ではMS-20 Miniを発表し、世界中のシンセファンからの大注目を浴びたコルグ。過去のシンセサイザーの名機が今の時代のプラットフォームに生まれ変わることで、何か新しいものを発見できそうな未来を感じているのかもしれません。

さて、今日の話題はiOSアプリKorg iPolysix for iPad。こちらのほうは1981年に発売されたアナログポリフォニックシンセサイザーの名機をiPadで再現しており、昨年末から発売になり大ヒットを記録しているアプリ。Polysix2台分の音源に加えドラムマシンやシーケンサーも新開発され、大きく生まれ変わったPolysix。

iMS-20などのiOSアプリやKORG Legacy Collection、DS-10の開発を手がける グループのメンバー3名(福田さん、中島さん、井上さん)に開発にまつわるお話を伺いました。

 

i:今回iPolysixを作ることになった経緯を聞かせてください。

中島さん 開発リーダー:
以前にモノフォニックシンセiMS-20を出していますが、今回はポリフォニックシンセのアプリを出したら面白いんじゃないかなと思ったのが始まりです。MS-20とは違ったアナログポリフォニックの良さを全面に出せるもの、ということでPolysixを題材にしてみました。MS-20(1978年)のモノフォニックの時代からPolysix(1981年)のポリフォニックの時代に変わって行く時代にタイムスリップするイメージですね。

福田さん グループマネージャー:
去年、別のチームと一緒にReason用のPolysixを出したり、Google I/Oという開発者イベントでmiselu用のPolysixバージョンを展示したり、なにかとPolysixに関わることが多かった というのが大きいです。

 

 i:コルグさん的にはPolysixに特別大きな思入れがあったり?

福田:企画の段階からいつも自然とPolysixの話題がもちあがるんですよね。去年はPolysixに関わる流れがあり、僕らのチームはiOSがメインなんで、iOSでもPolysixを出さないわけにはいかないだろうって話になりまして、作るんだったら史上最強のPolysixを作ろうかってことになりました。

 i:Reason用、Google miselu用、そして今回のiOSバージョン、大きな違いはあるのですか?

中島:音質的にはコアの技術を使っていますのでどれも同じモノと言えます。構成的にはiPadだけで曲を作れるものをつくりたかったのでiPolysixにはシーケンサーを付けたり、またオリジナルにはない波形やハイパスフィルターパラメーターも追加しています。

 

福田:オリジナルのPolysixでキックの音を作ろうとするとけっこう難しかったりするものですから、そのあたりをアシストするような機能を加えて、iPolysixだけでどこまでのシンセサイズができるのかを目標にして作りました。

i:オリジナルのPolysixは完全再現できてるんですか?

中島:もちろんオリジナルにある主なパラメーターはすべて含まれているのでオリジナルに忠実です。
アナログモデリングCMT(Component Modeling Technology)というコルグの技術で、以前発売したKorg Legacy Collectionで使ったものと同じ技術をつかっていますね。

福田:音を忠実に再現するために真面目な計算をしているんで、とても正確にできてますよ!

 

i: 最近始めてオリジナルのPolysixをさわる機会があったんですけど、ほんとすばらしい楽器ですよね、、まだまだ聞いたことのないようなサウンドがつくれたり。

当時としては外観にもこだわっていてカッコいいですよね、木の枠がついていたりとか。

 

i:iPolysixではじめて搭載されたシーケンサーPolysiqですが、おもしろいですね。見た目からしてもかなりいい感じですよね。

中島:いやあ~ありがとうございます。ステップシーケンサーの良さと、ポリフォニック、その両方の良さが上手く合わさって楽しめるようになったかなと思ってます。

井上:シーケンサーの見た目というとどうしてもピアノロールになってしまいがちなところがあって、そこをどうずらしてあげると面白いかなと考えましたね。

 

福田:ここは時間かけましたね。ミキサーの部分はKMX-8という昔の機種をベースにしていますが、シーケンサーに関してはポリフォニックのアナログシーケンサーってあまり思いつかないところじゃないですか。ピアノロールとはちょっと違った昔のスイッチ感みたいものを出せるように試行錯誤しました。

i:レトロでいて、新しい感覚がいいですね。テクノ心をくすぐるものがありますよ。

福田:Polysixが発売されたのが1981年ですが、当時ポリフォニックシーケンサーを作ることになっていたら、これに近い形になっていたんじゃないかなあーなんて思ってますね。

 

i:Polyshare(Sound cloudを使った楽曲の公開)では大勢の人が曲をアップデートしていますね

福田:あれは一番お勧めの機能ですね。

i:リミックスコラボっていうのはどのような機能なんですか?

福田:サウンドクラウドにソングデータとオーディオデータを一緒に付けてソングデータ部分をダウンロードしてリミックできるような形にしてあるんです。iMS-20で世界で初めて搭載した機能です。

iPolysixではすべての音を1から作っていかなければなければならないのですが、よくこれだけのことができるなあと、驚くようなカッコイイ曲がたくさんあります。 また国旗を出したんですけど、スウェーデンの人がいっぱ いあげてるなあ、とか、思いもよらなかった所からアップされていたりとか、スゴい面白いですね。

Continue reading »


すっかり定着した感のあるAudio Busですが、昨日アップデートバージョン1.02がリリースになりました。今回のバージョンではユーザーが512と256のバッファーサイズを選択できるようになり、メインスクリーンのステイタスバーに選択したバッファーサイズが表示されるようになりました。ライブパフォーマンスのような演奏の場合には236を、また再生音にノイズが乗ってきてしまうようであれば512を選択することが勧められています。またiPad3、4、iPhone5では236が、それ以外のディバイスには512が初期設定がされています。

ipad2やiphone4はこの先どうなってしまうの?という不安は隠せませんが、ここは各ディベロッパーの方々にもっと頑張ってもらいたいところです。

バッファーサイズで忘れて行けないことは、その数値が低ければ低いほど、コンピューターからの素早いレスポンスが期待できるのでコントローラを使って演奏する際にはストレスが少なくすむわけですが、その分CPUに大きな負担をかけてしまいます。逆にDAWソフトウェアのように一度に多くのプロセッサーパワーを必要とするような場合には多くのバッファーサイズが必要になってくるので、状況に応じての設定が必要になってきます。

Audio Bus

Tagged with: