Denon DJは新しいシリーズPrimeを発表しました。このシリーズにはターンテーブル、メディアプレイヤー、ミキサー、DJ音楽管理ソフトウェア「Engine Prime」が含まれ、来週から開催される家電市NAMM 2017で公開されます。
その中でも最も目を引くのがCDJ のようなメディアプレイヤーSC5000ですが、特にすごいのはデュアルレイヤーという機能で、SC50001台で2つのトラックを同時に再生でき、さらにはレアパネルにRCAのアウト端子が2系統備わっています。ビートグリッドやトラックキーの分析を本体だけで行えるのもCDJ業界では初のことだそうです。また7インチのマルチタッチスクリーンを搭載し、トラックの検索、キューポイントのトリガー、ビートエフェクトをタッチ操作できるようになります。タッチスクリーンのクオリティがどの程度か気になるところです。また、ジョグホイールの真ん中には再生中トラックのアートワークが表示されます。
価格の方は $1,899。pioneerの上位機種CDJ-2000NXS2より300ドルほど低い価格設定です。
- 7-inch HD ディスプレイ 、マルチタッチジェスチャー可能
- 24-bit/96kHz デジタルオーディオアウトプット
- デュアルレイヤープレイバック、各オーディオアウト端子を装備
- 非圧縮オーディオフォーマットの再生(FLAC, ALAC, WAV)
- 8 マルチファンクション・トリガーパッド( キュー、ループ、スライス、ロール)
- 8-インチ頑丈なメタル製ジョグホイール、中央にはHD ディスプレイを搭載
- ジョグホイールの周りのRGBカラーのカスタマイズ可能
- (3) USB 、 (1) SDインプット、ともに音楽再生用
- LANアウト、4台までのプレイヤーとリンク可能
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Pioneer CDJのフラッグシップモデルがリニューアルされ、CDJ-2000NXS2としてデビューします。
特に音質の向上が大きくアピールされており、内蔵サウンドカードは96khzにまで対応、高品質オーディオフォーマットFLACの再生にも対応します。また、新しいCDJはタッチスクリーンを搭載、MIDIインプットに対応していることも大きな特徴です。
ここ数年のCDJ関連製品はCDの再生機能が省かれることも多くなってきましたが、CDJ-2000NXS2はCDやDVDの再生も可能です。対応するオーディオメディアは、iOSデバイス、アンドロイドデバイス、SDカード、コンピューター(Mac/Windows)オプティカルドライブ (CD, CD-R/RW, DVD±R/RW/R-DL)となっています。
DJが必要としているほとんどすべての機能を搭載しているといても過言ではない、そんな堂々としてスペックを誇るCDJ-2000NXS2は、2016年2月からの発売、価格は$2299となっています。
CDJ-2000NXS2の主な特徴
- 96kHz/24 bit サウンドカード内蔵、32-bit D/Aコンバーター(ハイエンドDJプレイヤーにふさわしいベストな音質)
- FLACとALACフォーマット対応
- フルカラーのタッチスクリーン(キーボードが表示されトラックの検索が可能、マルチカラーの波形、波形ズーム)
- 4つのホットキューボタン×2バンク
- MIDIコントロール、(DDJ-SP1コントローラから4台のCDJ-200NXS2の操作が可能に)
- フラクショナル・クオンタイズ (1/8、1/4、1/2のクオンタイズレベルの設定可能)
- Pro DJ link
- Beat Gridの機能向上
- フェーズメーターの表示性能向上
- rekordbox djのHIDコントロール対応
パイオニアが昨日発表した XDJ-1Rは、CDJ2台とミキサーが一体となったDJシステム。専用iOSアプリ「remotebox」と無線接続することによって、iPad/iPhone/iPod touchから選曲・エフェクターのタッチコントロール・XDJ-R1から離れた場所からでも遠隔操作を行うことができるのがこのXDJ-1Rの大きな特徴。
- 業界初、無線LAN接続されたiPad/iPhone/iPod touchを使って、DJプレイを楽しむことができる
- パイオニアのiOSアプリ「remotebox」(無償)を使うことで本体とダイレクトに無線LAN接続可能
- 2台のCDプレーヤー、USBポート、ミキサー(Beat Sync・Hot Cue・Sampler・Beat FX・Sound Color FX・クオンタイズ機能付き)を合体させたオールインワンDJシステム
- 再生可能ファイル:MP3、AAC、WAV、AIFF(CDによる再生はMP3、WAV、AIFFのみ可能)
- Atomix Products社Virtual DJ(コンピューターソフトウェア)に対応、XDJ-1Rをオーディオインターフェイスとして、MIDIコントローラーとして使用可能。Virtual DJリミティッドエディションのライセンスが付属
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レコードを使わない次世代のDJスタイルを提案するパイオニアのCDJシリーズと、Native Instruments Traktorがまさかの技術統合。
Traktor最新バージョン2.5.1は、パイオニアCDJ (2000/900/400) とUSB接続するだけで、CDJをDJコントローラとして扱うことができるようになり、CDJのディスプレーにはキューポイントや波形などの細かいトラック情報も表示されるようになるそうです。さらにパイオニアのDJミキサー(DJM-900 Nexus Mixer)との接続では、ミキサーをオーディオインターフェイスとして、そして4チャンネルのDJミキサーとしても使うことができるようにもなるとのことです。
CDJユーザーにとってのメリットは、TraktorのRemixDeck機能(F1やX1コントローラなど)、キューループ機能、エフェクターを使えるようになること。
TraktorとCDJのそれぞれのワークフローを損なうことのないスマートな統合。これらのやりとりにはMIDIではなくHIDというプロトコルが使用されており、このHIDはすでにTraktor S4コントローラーやF1コントローラに利用されているものなのですが、MIDI信号を使うよりもはるかに正確なコントロールを実現すると言われているものです。
クラブやバーでパイオニアの対応CDJがどれくらいのシェアを占めているのかにもよりますが、Traktorユーザーは、これまでとても厄介だった ミキサーにライン接続をする作業 から解放されることになり、これからは遅い時間にクラブに行っても、多少酔っぱらっていてもすぐにプレーを始めることができるわけです。
この二つのブランドがこんなにもスンなりと統合してくれるなんて、本当に嬉しいアップデートです。